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エメラルド・フォレスト「The Emerald Forest」 [環境破壊をテーマにしたサスペンス]

☆エメラルド・フォレスト「The Emerald Forest」
(1984年製作、ジョン・ブアマン監督、脚本:ロスボ・パレンバーグ、撮影:フィリップ・ルースロ、音楽:ジュニア・オムリッチ、ブライアン・ガスコーン
パワーズ・ブ-ス、チャーリー・ブアマン、メグ・フォスター、ジラ・バエス
エスティ・チャンドラー、ピーター・マリンカー、エドゥアルド・コンデ)
   
力のこもった力作で、アマゾンに住む幻の原住民(インディオ)一族に浚われた白人の子供の運命を描いた作品である。
成長した青年トミーを演ずるのは、監督ジョン・ブアマンの息子チャーリー・ブアマンで、実話をヒントにした物語。

アマゾンでロケされており、自然と一緒に生活するインディオ達の生態が興味深い。400万人居住していたというインディオが、制作当時12万人まで減少していたとラストでテロップに流される。

森林開発が環境を破壊し、アマゾンで暮らすインディオ達に影響を与え、森での生活から街への生活へと変わって行く。それが良いのか、悪いのかは別にして自然と生きる人達の生活を、壊してゆく開発がいいはずはないと、ジョン・ブアマンは訴える。(1992年ジョン・マクティアナン監督「ザ・スタンド」もテーマは同じで、アマゾン森林開発の環境破壊を描いている)

子供を浚われる父親にパワーズ・ブ-ス、母親にメグ・フォスターがキャスティングされ、父親役パワース・ブースが活躍する。
10年間子供を探し続け、戦闘族に追われる最中に、ようやくわが子トミーに会い、彼の部落で命を救われ、連れて帰りたいと申し出るが、本人にその気が無く、父親は失意の中で文明社会へ帰される。
“戦闘族”は白人の手先となり、部族の娘たちを浚うため、“消える部族”を
襲い、娘たちを売春宿へ売り飛ばす。
部族の存続のため、娘たちを取り返しに向かうが、機関銃等で応戦する戦闘族に仲間が殺され、育ての親である酋長も撃たれて亡くなってしまう。

父親の助けを得て、再度奪還するべく敵と戦い無事奪還に成功、森へ帰って行く。アマゾン川に築かれた堤防が、雨乞いによる大雨で決壊するというラストシーンは、ジョン・ブアマンの“自然には勝てない”という強烈なメッセージを感じる。

全編アマゾンでロケされたという映像が綺麗で神秘的な雰囲気が良く出ていた。打楽器を上手く生かした音楽も、アマゾンに住むインディオには、良く合っていたと思う。

ジョン・ブアマン監督は、「殺しの分け前ポイント・ブランク:Point Blank」「太平洋の地獄:Hell in the Pacific:三船敏郎主演」「脱出:Deliverance」「エクスカリバー:Excalibur」等骨太の作風で知られるアイルランドを拠点とする監督である。

ストーリーに、安易な展開も見受けられるが、非日常の空間を描いた力の入った作品に仕上っている。
“毎日が映画日和” 75点


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