So-net無料ブログ作成
検索選択
マカロニ・ウェスタンの傑作! ブログトップ

続・荒野の用心棒「Django」 [マカロニ・ウェスタンの傑作!]

☆続・荒野の用心棒(セルジオ・コルブッチ監督+フランコ・ネロ)「Django」
(1966年製作、セルジオ・コルブッチ監督、脚本:フランコ・ロゼッティ、ホセ・G・マエッツ、ピエロ・ヴィヴァレッリ、撮影:アンジェロ・ノビ、音楽:ルイス・エンリケ・バカロフ
フランコ・ネロ、ロレダナ・ヌシアック、ホセ・ポダロ、アンジェル・アルバレス、エドゥアルド・ファヤルド)
    
イタリア・マカロニウェスタンの生んだ破天荒な作品の1本で、棺桶を引きづって歩く、主人公ジャンゴキャラクターが、秀逸で凄く面白い。

主題歌もヒットし、ジャンゴのイメージが強烈に印象に残る作品である。
主演のフランコ・ネロは、この映画のヒットで認められその後、アメリカ初め多くの作品に出演するようになる、俗に言う出世作となった。

邦題「続・荒野の用心棒」は、クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」とは、全く関係なく日本の映画会社が付けた題名である。
売らんがために節操がないのは、仕方ないことだろうが、もう少し節度を持ってほしいものである。まあ、50年前のことでなので、今更蒸し返しても仕方のないことだが、、、、。

セルジオ・コルブッチ監督は、実はマカロニウェスタンを最初に映画化した監督で、1963年「グランド・キャニオンの虐殺」という西部劇を監督している。「荒野の用心棒」より1年早い映画化だった。(西ドイツ製の西部劇:ポテトウェスタンは、それより早く製作されているらしい)

この作品で、知名度の高まったコルブッチ監督は、その後もマカロニ・ウエスタンを製作し続け、バート・レイノルズ、テリー・サヴァラス、タイ・ハ―ディン、ジャック・パランス、イーライ・ウォラック等のハリウッドスターを監督作品で出演させている。

「続・荒野の用心棒」と並んで異色なのは、「殺しが静かにやって来る:The Great Silence」で、ジャン=ルイ・トランティニアンを主演に、言葉の話せないという主人公を描いた作品で、コルブッチ監督の特色が良く出ている作品である。
(荒唐無稽な設定、残虐シーンが多く、主人公のキャラクターが非常に濃い)

メキシコの反政府勢力のボス、ロドリゲス将軍や、町を牛耳るジャクソン一味なども非常に、キャラの濃い悪役たちである。
機関銃を棺桶から出し、40名にも及ぶ、ジャクソン一味を殺しまくるシーンは、何ともあり得ない場面で、ここまでくると拍手喝采である。

ジャクソンを殺すのが目的でこの町にやって来たと思われるが、その理由は最後まで明かされない。ただ、愛する人を失ったことと、両手を潰されても尚、ジャクソン一味を撃ち殺す墓場のシーンでは、愛する人の十字架の前で拳銃を撃ち、拳銃を十字架に掛けたまま、エンディングとなる事で、復讐を果たしたと考えるべきなのだろう。

町の道路はぬかるみ、服は泥まみれ、顔は髭面と非常に見苦しいし、その泥の中で娼婦たちが取っ組み合いの喧嘩をする場面など、敢えてそういう設定にしている当たりが、コルブッチ監督の狙いなのだろう、ファンの間では人気の高いカルト的な作品である。

赤覆面をする一味は、実はエキストラの数が不足し、顔を隠すことで一人の人間に2役させるための苦肉の策だったらしい。何でもありのマカロニウェスタンらしい裏話である。

“毎日が映画日和” 75点


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
マカロニ・ウェスタンの傑作! ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。