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荒野の用心棒「AFistful of Dollars」 [マカロニ・ウェスタンの傑作]

☆荒野の用心棒「A Fistful of Dollars」
(1964年製作、セルジオ・レオーネ監督、脚本:ヴィクトル・アンドレス・カテナ、ハイメ・コマス・ギル、セルジオ・レオ―ネ、音楽:エンニオ・モリコーネ、撮影:マッシモ・ダラマーノ、原作:黒澤明、菊島隆三
クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ボロンテ、マリアンネ・コッホ、
ホセ・カルヴァ、ヨゼフ・エッガー、)
   
クリント・イーストウッド、セルジオ・レオーネ監督、音楽監督:エンニオ・モリコーネの3人が、世界的な成功を納めるきっかけとなった映画で、黒澤明監督+三船敏郎の「用心棒:1961年」を非公式リメイクした作品。

ヨーロッパマーケットを意識して制作されたイタリア製西部劇(マカロニ・ウェスタン)ブームのきっかけを作った映画でもある。
この作品がイタリアはじめヨーロッパでヒットしたことで、上記の3人による、
「夕陽のガンマン:For a Few Dollars More:ブログNo500」「続・夕陽のガンマン:The Good The Bad and The Ugly」が続いて製作され、俗に「ドル箱三部作」と呼ばれている。

この作品は、後に東宝と法廷闘争となり、和解金10万ドル、世界興行収入の15%を支払うことで決着している。
クリント・イーストウッドは、当時「ローハイド」に出演していて、契約上アメリカでの映画出演には制限があったので、出演依頼があった際には、ヨーロッパで制作され、イタリア・スペインへ行けるということで、気楽に引き受けたのこと。イーストウッドの人生が大きく変化するきっかけとなった作品でもある。

映画のおおまかなストーリーはほとんど同じように描かれていて、黒澤明の「用心棒」を観たレオーネは、早速映画化を決め、撮影担当者達と映画のセリフや場面設定などを細かく記録したとのこと。
スペインのアルメリア地方にオープンセットを作り、撮影している。

クリント・イーストウッド演ずるジョーの衣裳は、クリントがさまざまな案を提案、ジーンズや羊側のベスト、帽子や常に加える煙草などを、アメリカから持ち込んだとのこと、ポンチョをスペインで入手したらしい、眉間にシワを作る独特の表情と細める目が、印象的で三船敏郎とはまた違う存在感を発揮してみせた。

出演者の表情を極端にアップで撮影する手法は、この映画から多用されていて、レオーネのアップと極端に引いたカメラでの撮影は、その後代名詞となった。
作品自体は、敵対する組織が対立し、無法状態となっているニューメキシコ州のサン・ミゲルの町、親子3人の不幸な状況、敵対組織の力関係、酒場の親父、棺桶屋なども同じようなキャラクターで描かれる。

多少異なる場面があるものの、原案(黒沢明+菊島隆三)を脚本化しているので、「用心棒」のイタリア版模倣作品となった。
この映画は、イタリアはじめヨーロッパで大ヒット、アメリカでも4年後に公開され、ヒットしている。

エンニオ・モリコーネのトランペットを使った印象的なメイン・テーマや場面に適した挿入音楽が、場面を盛りあげモリコーネは、その後世界中でオファーを受ける売れっ子として多くの名曲を作りあげた。

アメリカ製の西部劇とは違う、壮絶なガンファイト、残虐なシーンなどが、クリント・イーストウドの風貌も映画の雰囲気に合ったことが、ヒットの要因で、一躍レオーネの価値を高める作品となった。
“毎日が映画日和” 85点


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