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トゥモロー・ワールド「Children of Men [近未来を描くリアルな世界観]

☆トゥモロー・ワールド「Children of Men」
(2006年制作、アルフォンソ・キュアロン監督、脚本:ティモシー・J・セクストン、アルフォンソ・キュアロン、音楽:ジョン・タヴナー、撮影:エマニュエル・ルベツキ、原作:P・D・ジェイムズ「人類の子供たち」
クライヴ・オーエン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン、キウィテル・イジョフォー、クレア=ホープ・アシティー、パム・フェリス、
   
全編が、独特の映像表現で覆われた近未来を描いた力作。
メキシコ出身の映画製作者、監督アルフォンソ・キュアロン渾身の作品である。。
世界から子供がいなくなり、18年間子供が生まれないという世界、世界中が内戦やテロにさらされ、世界は疲弊していた。

英国は政府が軍部の圧力で辛うじて秩序を保っているものの、不法移民の処理に困っていた、環境省勤務の主人公セオ(クライブ・オーエン)が、コーヒーショップで、爆破テロに会う場面、まるで本当に爆発が起こっているような映像技術で驚かされる。

翌朝、テオは反政府勢力FISHの首領ジュリアン(ジュリアン・ムーア)に拉致され、通行証明書を入手するよう依頼される。目的は、移民の少女キーを〝ヒューマン・プロジェクト“という組織に引き渡す為だった。

拒否するものの、結局はジュリアンに協力し、通行証明書を入手するが、一緒に通行することが条件で、テオも同行することとなる。移民の少女は、妊娠しており、将来の人類の希望として守ろうとするためだった。

FISH内部の問題で、ジュリアンは仲間に殺され、テオはFISHの隠れ家から脱出し、友人のジャスパー(マイケル・ケイン)を訪ねる。
ジャスパーの協力を得て逃げだし、移民収容所でキーは女の子を出産する。
子供の誕生を知った政府軍や移民たちは、まるで神を崇める様な慈しみの眼で赤ん坊を眺める姿が印象的。

反政府勢力と政府軍の戦闘の最中、反政府軍の銃弾を浴びたテオは、小舟でキーを“トゥモロウ号”まで送り届けて息絶える。
殺伐とした雰囲気、暗くて陰鬱な雰囲気、スタッフが狙った映像表現は十分達成されていて、CGを駆使した映像は、長年コンビを組む撮影監督エマニュエル・ルベツキや、編集技術等のスタッフの賜物で、映画はスタッフのチーム・ワークも大切だということが良くわかる。

このチーム(全員同じではないが)は、2013年「ゼロ・グラビティ:Gravity」で、アカデミー賞監督賞、撮影賞、編集賞、視覚効果賞他7部門で受賞する。
緊張感漂う画面の連続で、多少疲れるが満足度の高い作品だった。
“映画はみんな面白い”☆☆☆☆

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