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ピーター・ハイアムズ監督の佳作 ブログトップ

ヤング・ブラッド「The Musketeer」 [ピーター・ハイアムズ監督の佳作]

☆ヤング・ブラッド「The Musketeer」
(2001年制作、ピーター・ハイアムズ監督、脚本:ジーン・クインターノ
音楽:デヴィット・アーノルド、撮影:ピーター・ハイアムズ
原作:アレクサンドル・デュマ
ジャスティン・チェンバース、ティム・ロス、カトリーヌ・ドヌーブ、スティブン・レイ、ミーナ・スーヴァリ、ジャン・ピエール・カスタルディ)
    
ピーター・ハイアムズ監督が、三銃士を題材に作りあげた冒険アクション活劇である。
今回は、アトス、ボルトス、アラミスの3人の活躍がメインではなく、若きダルタニアンが、従者のブランシュと共に、両親を殺害しフランスをわが手にしようと企むフェブル(ティム・ロス)の陰謀を阻む物語となっている。

ジャスティン・チェンバースをダルタニアンに抜擢、はつらつとした動きを見せ、香港から招聘したアクション監督シャン・シン・シンの斬新なアイデアとワイヤー・アクションが、ピーター・ハイズムズ監督の意向にぴったり合い、かつてないアクション満載の「三銃士」映画が出来上がった。

ルイ13世の時代、枢機卿リシュリュー(スティーブン・レイ)の命を受け、政権の転覆を謀ろうと画策するフェブルは、とうとう王様と王妃を拉致し、城に立て籠もりイギリスのバッキンガム公を呼び寄せ、3人共殺害しようと画策するのだが、企みを知ったダルタニアンの呼びかけに応じた銃士隊が、共に戦い救出するという物語。

香港から呼び寄せたアクション監督、シャン・シン・シンのアクロバティックな剣劇シーンがふんだんに楽しめる。特に、馬車を追っかけてくるフェブルの軍勢と戦うシーン、塔でのロープを使ってのシーン、梯子を使っての格闘シーン等は、スピード感に溢れ見応えがある。
カトリーヌ・ドヌーブが、王妃に扮し、ピストルを撃つシーンがあるなど楽しんで出演していたのではないだろうか。

ティム・ロスは悪役が良く似合う。ブランシェ役ジャン・ピエール・カスタルディが、ほのぼのとした雰囲気を出していて、場を和ませる儲け役を演じれば、原作には出てこないフランチェスカ役ミーナ・スヴァ―リが、なかなか可愛い。

ピーター・ハイアムズ監督も、従来とは違う「三銃士」映画を作りたいということで、アクションを充実させるため、東洋的な要素と西洋的な要素を組み合わせたとその狙いを語っている。
ピーター・ハイアムズ監督らしく、スピード感に溢れ、テンポも良く楽しんで見れる良質な娯楽作品に仕上がっている。

“毎日が映画日和” 75点



ダウト~偽りの代償~「Beyond a Reasonable Doubt」 [ピーター・ハイアムズ監督の佳作]

☆ダウト~偽りの代償~「Beyond aReasonable Doubt」
(2009年制作、ピーター・ハイアムズ監督・脚本・撮影、音楽:デヴィット・シャイア、
ジェシー・メトカーフ、アンバー・タンブリン、マイケル・ダグラス、ジョエル・デヴィット・ムーア、オーランド・ジョーンズ、ローレンス・ベロン)
    
面白映画再発見の1本!!
捻りに捻った法廷サスペンスで、ピーター・ハイアムズ監督が、脚本、撮影も担当している。
日本では未公開で、DVD発売のみである。

敏腕検事で知られるマーク・ハンター(マイケル・ダグラス)は、勝訴を重ね時期知事候補と噂されているが、切り札の証拠としてDNA鑑定を利用し、犯人の特定に繫げていた。
疑問を抱いたジャーナリスト・ニコラス(ジェシー・メトカーフ)が、証拠は偽装と確信し、自ら犯人として娼婦殺人の容疑者となり、逮捕される。

同僚のフィンリーに、隠しカメラで検事のねつ造を暴くためにしたことだったのだが、検事の協力者マーチャント警部補に、嗅ぎ付けられ、逆に証拠隠滅を図られ、マーチャント警部補に追いかけられたフィンリーも、自動車事故で死んでしまう。絶対絶命の危機を救ったのは、検事補エラ(アンバー・タンブリン)で、投獄されているニコラスの無実を晴らそうと危険を顧みず、核心に迫って行く。

マーチャントに殺されそうになるところを、ベン刑事に救われ、ハンター検事のねつ造が公になり、ハンターは失脚する。
これで、一件落着かと思われたところで、ニコラスが評価されたドキュメンタリー番組に出演した女性は薬物依存で亡くなったと検事補エラは聞かされていたが、実は生きていて、殺された娼婦とドキュメンタリー番組の女性が、指のタㇳウが同じことに気が付く。

殺された女性に、ニコラスがやらせ番組だったことをばらすと脅されていたことで、彼女を殺し、ハンター検事のねつ造暴露と殺人嫌疑を晴らすことで、二度と審理されないことを狙った計画的な犯行だったことに気が付いたエラは、警察に通報するのだった。

凝ったストーリーで、とても面白い作品なのだが、主演の2人に魅力が無いのが致命傷か。
マイケル・ダグラスは、どちらかというと助演に徹し、それも悪役という役どころ。
主演の2人にもっと観客動員力があったら、ヒットした映画だったに違いない。ピーター・ハイアムズ監督の力量が存分に発揮された作品である。

“毎日が映画日和” 80点

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