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瀬戸内少年野球団 [夏目雅子の魅力全開]

☆瀬戸内少年野球
(1984年制作、篠田正浩監督、脚本:田村孟、撮影:宮川一夫、音楽:池辺晋一郎、主題歌:in the mood 原作:阿久悠
 夏目雅子、郷ひろみ、岩下志麻、渡辺謙、大滝秀治、佐倉しおり、伊丹十三
沢竜二、山内佳哉、大森嘉之、ちあきなおみ、内藤武敏、河原崎次郎、桑山正一、島田紳助、津村隆)
   
瀬戸内海に浮かぶ淡路島を舞台に、終戦後の少年達と1人の少女を描いている。
原作は、阿久悠で、夏目雅子の遺作となった映画
ほぼ出ずっぱりの夏目雅子が、美しい。この透明感ある綺麗さは、なかなか見られるものではない。絶世の美女といっても過言ではないだろう。

淡路島の小学生たちを追いかけながら、退役軍人(伊丹十三)が、同級生の武女(むめ)佐倉しおりを連れて島で暮らすことから、さまざまなエピソードが綴られる。戦後の雑然とした世界は、都会の様な雰囲気ではなく、島国ではそれほど誇張することなく描かれている。

死んだと思っていた夫が片足となって帰ってくるが、その前に弟と一緒になれと義親から迫られ、拒んでいたが、一度だけ過ちを犯してしまう妻役を、夏目雅子が演じている。小学校の先生役で、こんな先生はどこにもいないだろうと思いながらも、一挙手一投足から目が離せない。

戦争犯罪で裁かれる伊丹十三が、出演場面は少ないものの、印象に残る存在感を見せる。娘役佐倉しおりも都会的な雰囲気を醸しだし、手足の長さ、どこか寂しげな眼が印象的だった。
映画を引っ張る2人の子役級長役山内圭哉、バラケツ役大森義之が、個性豊かで楽しい。はっちゃけで行動的なバラケツは、波乱万丈な人生を歩むだろうと思わせ、級長は思いを胸に秘めしっかりとした人生を歩んで行くだろうと祖思わせる。級長と武女の淡い恋心が可愛い

岩下志麻が、劇団の座長とくっついたり離れたりのエピソード、バラケツの兄貴の闇商売の挙句首をくくって死ぬエピソード、夫が亡くなったと思い弟の思いに負けてしまう妻のエピソード、提督がシンガポールで死刑となるお話、米軍と野球試合をするエピソードなど、篠田監督は、淡々と綴っているのが良い。
あっさり、さっぱりとしたタッチで、変にじめじめしないで扇情的にならないのが良かった。

郷ひろみが、片足を失う夫役で、清々しい役柄ながら、夏目雅子とのバランスが
もうひとつしっくりこなかったのが、残念。
宮川一夫の撮影で、港町の風情が良く出ていたし、ロケーションもきれいで、瀬戸内海の穏やかさが、画面から伝わってくる。
阿久悠原作の小説の映画化で、戦後の子供達の想い出を綴る映画で、篠田監督は、
他にも「少年時代」「瀬戸内ムーンセレナーデ」とノスタルジックな作品を得意としており、代表作ともなっている。

“毎日が映画日和” 80点

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