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アウトレイジ ビヨンド [キタノワールド全開!]

☆アウトレイジ ビヨンド
(2012年制作、北野武監督・脚本、音楽:鈴木慶一、撮影:柳島克己
北野武、西田敏行、小日向文世、加瀬亮、中野英雄、三浦友和、神山繁、塩見三省、中尾彬、白竜、名高達男、光石研、高橋克典、桐谷健太、荒井浩文、松重豊、金田時男)
   
2010年スマッシュヒットの「アウトレイジ」の続編で、とにかく面白い。
裏切りの連続と画面の構図の面白さ、出演者の個性豊かな演技を引き出す監督の手腕も見事で、脚本も担当する北野武監督の才能が光る。

前作において関東一円で勢力を振るう山王会を追われた大友が、刑務所に服役していて、いろいろ因縁のある元舎弟木村とタッグを組み、山王会を解散に追い込むが、代わりに関西を拠点に日本制圧を目論む花菱会が勢力を伸ばし、山王会は傘下に入ることとなる。今作はその経緯を描いいている。
銃撃シーンや殺害シーンに独特の感性が溢れ、キタノワールドが展開する。

北野監督は、多分フランスのフィルム・ノワールを沢山観ているように感じるのだがどうだろうか。画像の色調が薄いブルーで覆われたクールなタッチで初期の作品では、ジャン=ピエール・メルヴィル監督やアンリ・ドカエ撮影監督の影響を受けている。

銃撃音が、国際標準で日本の映画の様な渇いた音ではなく、音響効果としては北野監督の方が、本物らしく聞きやすい。
配役が絶妙で、まずは高橋克典が、一切セリフの無い殺し屋を演じていてすこぶるカッコ良い。(北野監督とはテレビドラマ「点と線」で共演)

前作では、椎名桔平が抜群の存在感を示していたが、今作では、西田敏行ともう一人殺し屋役の田中哲司が目立っていた。西田敏行としては珍しいヤクザ役で、体型と言いしゃべり方といい役作りが上手い。多分相当楽しんで出演したに違いない。

小日向文世は前作より出番も多く、準主役としてほとんど出ずっぱりの活躍で、飄々とした演技で楽しませてくれる。東映任侠映画や「仁義なき戦い」などの実録路線とも全く違う感覚のヤクザ世界を描いていて、多くの映画をみて研究していることが伺われる。

この作品の続編があるのかどうかは解らないが、新作「龍三と七人の子分たち」も楽しみなのだが、「アウトレイジⅢ」の制作開始のニュースを聞きたいものである。

“毎日が映画日和” 85点


アウトレイジ [キタノワールド全開!]

☆アウトレイジ
(2010年制作 北野武監督:脚本、音楽:鈴木慶一、撮影:柳島克己
ビートたけし、椎名桔平、小日向文世、三浦友和、北村総一郎、石橋蓮司、
國村隼、加瀬亮、杉本哲太、中野英雄、板谷由夏)
    
久しぶりに誕生した面白いヤクザ映画。
出演者が、個性を発揮してすこぶる面白い映画に仕上がっている。

銃撃シーン、殺戮シーンなどが頻繁に画面に描かれるので、凄惨なイメージがするものの、ストーリーは裏切りに次ぐ裏切りというか、会長の口車に乗せられて下っ端ヤクザが殺し合いを重ねる。

大友組の頭は、ビートたけしで、一本気な古いタイプのヤクザを演じ、独特の風貌、独特の演技の間、相変わらず存在感抜群である。
若頭加藤を演ずる三浦友和が、会長(北村総一郎)に徹底的にコケにされるが、最後はうち殺し、会長にとって代わる役で、いい味を出している。いぶし銀の風格が出始めてきた。これからが楽しみである。

この映画で、光っているのは、大友の子分水野役の椎名桔平で、画面を浚う活躍を見せ、助演賞をあげたいぐらいである。雰囲気がいい、顔が良い、もっともっと多くの作品で活躍して欲しい俳優である。
誰を信用していいかわからないという映画で、北野武監督のこだわりが随所に散りばめられ、最後まで緊張感が続く、力作映画となっている。

石橋蓮司、小日向文世、加瀬亮、中野英雄他、実力派俳優が脇を固め、隙の無い配役となっている。題材が題材だけに、大ヒット作とはいかなかったが、面白い映画だということは解ってくれたようで、8億円前後の興行収入となった。
(2012年続編が制作され、倍以上の興行収入となった。)

北野武監督のアイデア満載の映画で、暴力描写に独特の世界観があり、迫力もある。日本映画としては、珍しく銃撃戦の音が本物っぽい。
こんなやくざ映画を作れるのは、北野監督ぐらいではないか。

”毎日が映画日和“ 85点

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