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ヘラクレス「Hercules」 [歴史的人物を描いた独創的な作品]

☆ヘラクレス(ドウェイン・ジョンソン)「Hercules」
(2014年製作、ブレッド・ラトナー監督、脚本:ライオン・J・コンダル
エヴァン・スピリオトボウロス、音楽:フェルナンド・ベラスケス、撮影:ダンテ・スピノッティ
ドウェイン・ジョンソン、イアン・マクシェーン、ルーファス・シーウェル、
ジョン・ハート、ジョセフ・ファインズ、リース・リッチ―、アクセル・へにー、イングリッド・ポルゾ・ベルダル、トピアス・サンテルマン)
     
ギリシャ神話の半神半人の怪力で最強の英雄、ヘラクレスを題材とした作品で、
ジャッキー・チェンの「ラッシュアワー」シリーズや「レッド・ドラゴン:Red
Dragon」や「ダイヤモンド・イン・パラダイス:After The Sunset」等のサス
ペンス作品で知られるブレット・ラトナーが監督している。

ギリシャ神話全知全能の神ゼウスとアルクメーネーとの間に生まれたヘラクレ
スの12の功業を前半にダイジェストで描き、(ネメアーの獅子との戦い、エリ
ュマントスの猪やレルネ―のヒュドラ―との戦いなど)ダイナミックなCGを
見せてくれる。

後半は、トラキアの王女ユージニアの言葉に騙され、コテュス王(ジョン・ハ
―ト)の策略で反乱軍を鎮圧して欲しいと雇われ、レーソス率いる反乱軍との
戦いを中心に描かれていく。
勿論、ヘラクレスが負けることはなく、反乱軍を鎮圧した後に、コテュス王と
アテネのエウリュステウス王に騙されたことに気付き、2人の王を殺し、ラト
キアを農民や市民に開放する。
全編CG満載の作品で、2億3千万ドル以上の興行収益を挙げ、ヒットした。

エウリュステウス王は、ヘラクレスの妻と3人の子供を殺害した張本人であり
(この辺はギリシャ神話とは違っている)
妻と子供たちを殺した番犬ケルベロスを格闘の末、倒す場面も描かれている。
2014年は、何故かヘラクレスの映画化が相次ぎ、他にも「ダイ・ハード2」
や「クリフハンガー」の大ヒット作品を監督したレニー・ハーリンが、「ザ・ヘ
ラクレス:The Legend of Hercules」を発表している。

ドウェイン・ジョンソンは、力持ちで英雄という役柄にはぴったりで、獅子の
皮を頭にかぶりなかなかカッコ良い。プロレスで鍛えた肉体は、男として惚れ
惚れするような逞しさである。今や大スターの貫禄十分で、出演作品が注目さ
れる俳優となった。

他には、イギリスの名優達が脇を固め、ジョン・ハートがコテュス王を、イアン・マクシェーンが、ヘラクレスの仲間の預言者アムビアラオスを演じ、舞台俳優としても知られるジョセフ・ファインズが、ヘラクレスを裏切るエウリュステウス王を演じている。

中学生の頃、3本立てが中心の古い映画館青森スバル座(今は無い)で観た、1950年代後半に製作されたイタリア映画「ヘラクレス」「ヘラクレスの逆襲」のゆったりズム的タッチが懐かしい。
主演は、ボディビルダー出身のスティーブ・リーブスで、共演していたイタリアの名花シルヴァ・コシナの妖艶な容姿に憧れたことを思い出す。

約60年前とは違いエキサイト度合いやテンションMAX的タッチの現代の作風は、そのビジュアル的な価値観も全くと言っていいほど違うが、「ロード・オブ・ザ・リング」に代表される作品等でCGを見慣れた昨今は、さほど驚かなくなった。

ヒットする作品が求められる今の映画製作に於いては、CGはある意味、不可欠ともなっているが、コストを考えると諸刃の件でリスクが高いことも事実だろう。

スティーブ・リーブスの「ヘラクレス」シリーズや「ポンペイ最後の日」等を安価なDVDで発売してくれる会社はどこかないですか?

“毎日が映画日和” 65点



タグ:CG満載!!
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スタンリーグラード「Enemy at the Gate」 [歴史的人物を描いた独創的な作品]

☆スタンリーグラード「Enemy at the Gate」
(2000年制作、ジャン=ジャック・アノー監督、脚本:ジャン=ジャック・アノー、アラン・ゴダール、音楽:ジェームズ・ホーナー、撮影:ロベール・フレース、原作:ウィリアム・クレイグ
ジュード・ロウ、レイチェル・ワイズ、ジョセフ・ファインズ、ボブ・ホスキンス、エド・ハリス、ロン・バールマン)
   

「スタンリーグラード攻防戦」を、ジャン=ジャック・アノー監督が、壮大なスケールで描いた大作である。
第2次世界大戦でソビエト連邦の狙撃兵として活躍したヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)を主人公に、ドイツ軍の狙撃の名手ケーニッヒ少佐(エド・ハリス)との対決をメインとし、ソビエトの政治将校ダニロフ(ジョセフ・ファインズ)や恋人となるターニャ(レイチェル・ワイズ)との関係を織り交ぜながら、4人の俳優ががっぷり4つに組んだ演技合戦を見せてくれる戦争映画大作である。

前作「セブン・イヤーズ・イン・チベット:Seven Years inTibet」から3年後に制作されたジャン=ジャック・アノー監督作品で、アノー監督は、3~5年毎に作品を発表する作品数の少ない監督だが、入念なリサーチに基ずく本格派の映画を制作する監督で、手抜きが無く見応えある作品を発表する。今回も史実とフィクションを織り交ぜながら、ソビエトの英雄となった兵士を取り上げている。

味方の志気をあげるために、多少演出された人物像のような印象もあるが、多くのドイツ兵や将校を殺害したことは史実として間違いない。残念ながらドイツ軍の狙撃の名手、ケーニッヒ少佐は実在ではなく、ソビエト連邦側が作り挙げた実在しない人物の様だ。ケーニッヒ少佐を演じた、エド・ハリスが名演技を見せ、ダニロフ役のジョセフ・ファインズの屈折した演技も見事である。

ターニャ役のレイチェル・ワイズが美しい。「ハンナプトラThe Mummy 」シリーズの大ヒットで世界的な知名度を得たが、もともとは、重厚なドラマのヒロインやアクション物のヒロイン、ラブ・コメディもこなす実力派女優である。ケガで傷つくが生き延び、最後は病院で、探しに来てくれた愛するヴァシリと再会する場面でエンド・マークとなる。ヴァシリ役のジュード・ロウは、名作への出演も実績としては十分で、若手の有望株である。これからも楽しみな俳優である。

見応え十分の作品で、冒頭の戦闘シーン、ラスト近くの爆撃シーンなどは、さすがの迫力で、ジャン=ジャック・アノー監督の力量が冴えわたる。構成力、演出力何れをとっても超1級の出来映え。次回作が楽しみである。
フルシチョフを演ずる、ボブ・ホスキンスの演技力も十分魅力である。

“毎日が映画日和” 85点


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大いなる勇者「Jeremiah Jonson] [歴史的人物を描いた独創的な作品]

☆大いなる勇者「Jeremiah Jonson」
(1972年制作、シドニー・ポラック監督、脚本:ジョン・ミリアス、エドワード・アンハルト、撮影:デューク・キャラハン、音楽:ジョン・ルベンスタイン、ティム・マッキンタイア―、原作:レイモンド・ソープ、ロバート。バンカー
ロバート・レッドフォード、ウィル・ギア、ステファン・ギーラッシュ、テル・ボルトン)
   
監督シドニー・ポラックとロバート・レッドフォードは、7本の作品でコンビを組んでいる。
その中には「追憶:The Way We Were:1973年」「コンドル:Three Days of the Condor:1975年」「愛と哀しみの果て:Out of Africa1985年」等の名作もある。(「雨のニューオーリンズ」「出逢い」「ハバナ」)

この作品は、コンビとしては2作目で、ユタ州の雄大な自然を背景に、都会を捨て山で暮らす猟師となる若者の物語である。
何故、都会を捨て山に入るのかなどは、全く触れられずベテラン猟師ベア・クロウ(ウィル・ギア)との出会いや山暮らしの知恵を授かりながら、山での厳しい生活に少しずつ慣れ、逞しくなっていく姿を追いかける。インディアンとの遭遇、思いもかけないインディアンの酋長の娘スワンとの結婚生活、インディアンに殺された入植者の子供キャレブを引き取り、3人一緒に幸せな生活を営むのだが、人間社会と関わったことから、クロウ族の襲撃に会い、スワンとキャレブは殺される。

彼の復讐が始まり、クロウ族との果てしない戦いが始まった。果てしない戦いで生き残るジョンソンに、クロウ族も尊敬の念を抱くという物語。
自然とうまく付き合いながら生きていくこと、地域の人間との関わり方など、厳しい自然環境の中で綴られる。

映画のオープニングで、双胴船の様なカヌーが船着き場に到着する場面、遠方から俯瞰で捉えたシーンは、当時の雰囲気が良く出ている。四季折々の風景が、美しい映画でもある。
雪山のシーンで、川に飛び込み魚を捕まえるシーン、レッドフォードが自ら川に入り撮影している。出演当時35歳、「明日に向かって撃て:Buctch Cassidy and the sundance Kid」の3年後の作品で、主演作を連発している頃の作品で、充実しているのが、画面を通して伝わってくる。

シドニー・ポラック監督は、「ひとりぼっちの青春:They Shoot Horses、D’ont They?」「追憶:The Way We were」「トッツィー:Tootsie」「愛と哀しみの果て:Out of Africa」「スクープ 悪意の不在:Absence of Malice」などの名作のほか、我らが高倉健主演「ザ・ヤクザ:The Yakuza」「サブリナ:Sabrina」等の珍品もある監督。
製作者としても知られ、出演者としても多くの話題作に出演している。

“毎日が映画日和” 85点


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曹操暗殺 三国志外伝 [歴史的人物を描いた独創的な作品]

☆曹操暗殺 三国志外伝
(2012年製作、チャオ・リンシャン監督、脚本:ワン・ピン、ワン・ハイリン、撮影:チャオ・シャオテン)
チョウ・ユンファ、リウ・イーフェイ、玉木宏、アレックス・スー、伊能静、チウ・シンジー、チー・チェン)    
   
「三国志」の登場人物で、悪役のイメージがつきまとう曹操の暗殺や、曹操と息子の確執、曹操と献帝の争いを描いた中国史劇。
曹操暗殺を謀ろうとする男女2人の儚い愛を描いた映画でもある。
曹操演ずる(チョウ・ユンファ)が貫録有り過ぎて、他の出演者を圧倒してしまい、チョウ・ユンファ独壇場の映画となっている。

ストーリー展開が、スムーズではなくわかりづらいシーンが多く、もう少し編集作業を整理していたら、もっとわかり易かったのではないだろうか。
曹操が居城とする「銅雀台」に入り込み簡単に曹操の傍らで仕える霊雎(リウ・イーフェイ)、出入り自由の恋人穆順(玉木宏)などの設定は、安易すぎるし、映画用に脚色しているとは言いながら、雑な演出と感じてしまう。
ラスト、亡くなった恋人を追うように、崖から馬ごと身を投げるシーンは、もう一つ感情が高ぶることもなく、あきらかに演出の失敗である。

また、曹操が、その場面に立ち会い、嘆き悲しむのも理解できない。
全体的に、辻褄が合うことはなく、過剰なアクションの演出や大げさな演技を見せるに終始する。
一種の、ファンタジー史劇を観ていると思えば、納得もできるが、あまりにも荒唐無稽な話過ぎる。

「三国志演義」の曹操暗殺計画を題材とした映画ということだが、西暦200年代の物語で、後漢末の魏帝として君臨した曹操を英雄視する、CGだらけの映画となっている。
もう少し、構成がしっかりとした映画を製作してほしかった。中国史劇には、このようなCG満載映画が多いが、中国の観客が好むのだろうか。

”毎日が映画日和” 50点


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