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ハリウッド製史劇全盛時の作品 ブログトップ

十字軍(セシル・B・デミル監督)「The Crusandes」 [ハリウッド製史劇全盛時の作品]

☆十字軍「The Crusades」
(1935年制作、セシル・B・デミル監督、脚本:ハロルド・ラム、ウォルデマ―・ヤング、ダドリー・ニコルズ、撮影:ビクター・ミルナー、ルドルフ・G・コップ、
ロレッタ・ヤング、ヘンリー・ウィルコクソン、アイアン・キース、C・オーブリー・スミス、キャサリン・デミル、ジョセフ・シルドクラウト)
   
名作再発見映画の1本!!
80年前の映画だが、そのスペクタクルシーンは圧巻で、戦闘シーンなどは、昨今の映画と比較しても引けを取らない迫力。

名作が目白押しの監督セシル・B・デミル監督作品で、十字軍の聖地エルサレム奪回の物語を英国王リチャード、サラディン王、、ベレンガリア王妃を中心に描いた歴史大作である。
王妃が「神は一人、呼び名など何でも良い、どうして戦うのか、どうして平和に解決できないのか?」となげかける。この言葉は、今でも通用する言葉で
この映画制作時から、世界は何も進展していないことを感じる。

十字軍遠征には、多くの国々の君主と兵士が合流し、マルセイユから船で聖地へ向かうのだが、食糧難のため師子王リチャードは、ナヴァ―ル王の娘ベレンガリア妃と結婚することになる。フランス国王フィリップは、妹と結婚させようと企んでいるが、リチャードは、ベレンガリアを一目見たときから愛し始めることになる。物語の重要な伏線となる2人の愛情がこの物語のテーマの一つとも言える。

サラディン王と和平を結び、宗教に関係なく誰でも聖地へ詣でることができるということ、信仰する神の呼び名は違えど神は一つであるというこの教えを世界中の指導者たちはもう一度知るべきだし、この映画を世界の指導者たちには是非見てほしい。訴える力が凄く伝わってくる映画である。

セシル・B・デミル監督には、「平原児:The Plainsman」「大平原:Union Pacific
「北西騎馬警官隊:North West Mounted Police」「征服されざる人々:Unconqueered」「サムソンとデリラ:Samson and Delilah」「地上最大のショウ:The Greatest Show on Earth」「十戒:The Commandments」等1930年代~1950年代にかけて大作、名作を監督した黄金期のハリウッドを代表する巨匠である。
映画の良心を感じる作品で、これまた必見の映画である。

“毎日が映画日和” 85点


タグ:見応え十分
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スパルタカス「Spartacus」 [ハリウッド製史劇全盛時の作品]

☆スパルタカス「Spartacus」
(1960年製作 スタンリーキューブリック監督、脚本:ダルトン・トランボ、音楽:アレックス・ノース、撮影:ラッセル・メティ 原作:ハワード・ファスト     カーク・ダグラス、ローレンス・オリヴィエ、ジーン・シモンズ、チャールズ・ロートン、ピーター・ユスティノフ、ジャン・ギャビン、
トニー・カーティス、ハーバート・ロム、ウッディ・ストロード、ジョン・アイアランド、ジョン・ドール)
     
3時間越えの大作で、以前観たときと印象が全く違った作品。
単なる史劇アクションと思っていたが、自由を求める奴隷たちを描くことで、
現代でも十分通用するテーマを持った映画となっている。

制作も兼ねこの映画に並々ならぬ力を注いだ、カーク・ダグラスの熱演が光る。
圧力や脅し、自由を奪われて暮らすということが、人間の尊厳を奪い人権を抑圧するということを、力強く訴えている。

スパルタカスの叛乱は失敗するのだが、ラスト処刑されて磔となったスパルタカスに、ヴァリニア(ジーン・シモンズ)が、生まれた子供を掲げて“この子は自由よ”と訴える場面にこの映画の大きなテーマがある。

今から55年前に、1,200万ドルを投じて制作されたスケールの大きな映画で、アンソニー・マン監督と衝突したカーク・ダグラスが、スタンリー・キューブリック監督に変更した、いわくつきの映画で、スタンリー・キューブリックの出世作でもある。(「突撃:Paths of Glory」で、ダグラスはとコンビを組んでいた)

ロ-レンス・オリビエ、チャールズ・ロートン、ピーター・ユスティノフ、トニー・カーティス等々芸達者な出演陣で、顔ぶれを観ているだけでも楽しめる映画。ジーン・シモンズは、スパルタカスの子供を産む重要な役柄を演じ、その美貌を堪能できる。ロンドン出身で、映画出演時は31歳と女性として磨きの掛かる年代で、存在感をみせている。

VFXやSFX全盛時代の今と違い、大規模なセットや大げさな衣裳等が目立つが、オーソドックスな当時の映画製作のスタイルが、堪能出来る作品で、そのスケール感を純粋に楽しめば良い作品である。
懐かしささえ感じる臭いを放っている作品である。

“毎日が映画日和” 85点

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