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グローリー「Glory」 [人種差別と人間の尊厳を描いた秀作]

グローリー「Glory」
(1989年製作、エドワード・ズウィック監督、脚本:ケヴィン・ジャール
音楽ジェームズ・ホーナー、撮影:フレディ・フランシス
マシュー・ブロデリック、デンゼル・ワシントン、モーガン・フリーマン、ケイリ-・エルウィス、クリフ・デ・ヤング、レイモンド・サン・ジャック)
         
アメリカ南北戦争において、北軍内に実際に作られた初めての黒人部隊マサチューセッツ第54連隊の指揮官の人生と部隊の結束を描いた大作。

白人大佐ショーが、黒人の人種差別は憎むべきことと自ら黒人部隊の指揮官として、厳しく兵たちを鍛え上げるが、その成果を果たす機会もなく、肉体労働に駆り出されてばかり、兵たちからの要望もあり、実戦で戦う場を得て実績をあげ、最後は名誉あるワグナー要塞攻略作戦で先陣を切り、部隊の半数を失い自らも命を失うという物語を感動的に描く。

エドワード・ズウィック監督の力作で、力のこもった映画となっている。「ラストサムライ」でも感じたが、この監督は戦闘シーンの演出に迫力がある。
脚本がしっかり練られていることもあると思うが、映画の構成がしっかりしていて、手堅い演出でおかしな場面がない。

モーガン・フリーマンやデンゼル・ワシントンが、兵士役で出演し、売り出す前ながら熱演。見事、デンゼル・ワシントンがアカデミー賞助演男優賞を受賞。
なかなか部隊になじめない黒人兵をデンゼル・ワシントンが、演じている。
モーガン・フリーマンとデンゼル・ワシントンが、共演する映画は、他にあるだろうか。
貴重な映画といえるだろう。
難を言えば、マシュー・ブロデリックが、ちょっと貫録不足か。東部の良家の出身ということで、見た目が、多少ひ弱な感じを望んだキャスティングなのかもしれない。
しかし、今から150年前のアメリカの事実を描いていると考えると、人類の進歩は凄いと思わせる反面、精神的にはそんなに進歩していないようにも感じる。しかし、アメリカが一つになるきっかけの戦争だったのだろうが、人種差別がまだ残る現実が、戦いは終わっていないことを教えている。

“毎日が映画日和” 85点

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