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愛人/ラ・マン「L'Amant」 [頽廃とエロティシズムが満載!]

☆愛人/ラ・マン「L‘Amant」
(1992年製作 ジャン・ジャック・アノー監督、脚本:ジェラール・ブラッシュ、ジャン・ジャック・アノー、撮影:ロベール・フレス、音楽:ガブリエル・ヤレド、原作:マルグリット・デュラス
ジェーン・マーチ、レオン・カーフェイ、フレデリック・マイニンガ‐、ジャンヌ・モロー)
         
1920年代フランス領インドシナ(ベトナム)に暮らすフランス人少女が、裕福な中国人青年の愛人となった恋の物語を、ジャン・ジャック・アノー監督が官能的に詩情豊かに描いた作品。

メコン川やベトナムの風景を美しくとらえたカメラが素晴らしい。メコン川を吹く風の音、川の流れの音、海の音、波の音、海を行き交う船の汽笛や客船の汽笛、逢引の部屋の前を通る現地の人々の声、街の喧騒が、見事な効果音となっている。これほど自然な音を取り入れた映画も珍しいのではないだろうか。

実家のある田舎とサイゴンの寄宿舎へ通うとき乗る渡し舟を遠望するショットが素晴らしい。何度か出てくるが、構図が素晴らしいのと南アジアの風景、雰囲気が良くでている場面である。

ストーリーは、ジャンヌ・モローの回想で綴られるが、ラスト近く作家となった主人公を映し出すことで、彼女にとっては少女時代に経験した奇妙な淡い恋心にも似た想い出ということで終わっている。

描写は過激だが、決していやらしく無く、アノー監督がかなり気を使って撮影したことが伝わってくる。
アノー監督は、十分な調査と研究を重ねた上で思うように映画作りを進める、映像作家である。
「薔薇の名前:IL Nome Della Rosa」でも感じたが、映像に深みを感じる。

今回は現地ロケもふんだんに取り入れ、エキゾチックな魅力が映画全体を覆っている。
夕焼けがきれいでこの映画全体の雰囲気を象徴しているようだ。この監督の語り口、タッチが好みである。 

“毎日が映画日和” 80点 

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