So-net無料ブログ作成
座頭市映画の集大成 ブログトップ

座頭市(勝新太郎 最終作) [座頭市映画の集大成]

☆座頭市(1989年)
(1989年製作 勝新太郎監督、脚本:勝新太郎、中村努、市山達巳、中岡京平、撮影:長沼六男、音楽:渡辺敬之、原作:子母沢寛
勝新太郎、樋口可南子、蟹江敬三、内田裕也、陣内孝則 三木のり平、緒方拳、片岡鶴太郎、多々良純、川谷拓三、梅津栄、江幡高志、安岡力也、ジョー山中
奥村雄大)
     
勝新太郎座頭市の集大成ともいえる映画で、勝新太郎の溢れる才能とサービス精神が満載の映画。さまざまな困難を乗り越えて制作されたいわくつきの作品で、話題も豊富でヒットした映画である。

斬りまくり、殺しまくる座頭市の凄さが際だっているが、内田裕也の殺戮シーンはちょっとやり過ぎの感すらする。
豪華な配役も見応え十分で、勝新時代劇の常連蟹江敬三も出演している。緒方拳が凄腕の剣客役で助演すれば、樋口可南子(出演時31歳)が菩薩のおはんという女親分を演じていて艶っぽく、すこぶるカッコ良い。風呂場での座頭市との濡れ場は(恐らく座頭市自らラブシーンを演ずるというのは)初めてではないだろうか。

ストーリーは、いつものパターンだが勝新太郎は、高倉健との共演作「無宿」
でもそうだが、情感溢れるシーンが得意の様に思える。
映画の申し子のような俳優だけに、天性のセンスが生かされていて、シーンを繫ぎ合わせているだけのようなのだが、見事に作品として成り立っている。
荒れる海辺の知人の家(三木のり平)のシーンや風呂場での濡れ場のシーン、子供たちと過ごすさまざまなシーンなど、極めつけはラストの緒方拳との一騎打ちなど、モノトーンっぽい画調で描かれ勝新太郎という人はロマンチストなのだということが、良く分る。

映画勝新の座頭市は、大映で26作品+本作、そしてテレビでは、全100話が製作されている。全ては観ていないが、是非全作品を再見したい。
勝新太郎の息子(奥村雄大)が、ヤクザの親分五右衛門役を演ずるが、滑舌がはっきりしないこともあるが、役不足で凄味がない。ここはベテラン俳優で座頭市に貫録負けしない俳優が演ずるべきだったのではないか。
陣内孝則や内田裕也が、熱演していて内田裕也の存在感は意外な驚き、多々良純や江幡高志なども好演。

ラストの立ち回りのセットは、かなり大掛かりで見応えも十分、成功作といっていい。この映画の8年後に勝新太郎は亡くなるのだが、奔放な性格で損をした天才肌の名優であろう。「兵隊やくざ」「悪名」シリーズそして、この座頭市シリーズと日本の映画界に一時代を築いた俳優でもある。

“毎日が映画日和” 90点(樋口可南子に10点おまけ)

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
座頭市映画の集大成 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。