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ザ・コンテンダー「The Contender」 [ポリティカルサスペンスの傑作!]

☆ザ・コンテンダー「The Contender」
(2000年製作 ロッド・ルーリー監督・脚本、音楽:ラリー・グループ、撮影:デニス・マロニー、製作総指揮:ゲイリー・オールドマン
ジェフ・ブリッジス、ジョアン・アレン、ゲイリー・オールドマン、クリスチャン・スレーター、サム・エリオット、ウィリアム・ピーターセン、ソウル・ルビネック、ロビン・トーマス、マリエル・ヘミングエイ、キャスリン・モリス)
     
非常にアメリカ的な政治サスペンスドラマの傑作である。
副大統領指名に関する手続きに反対の大物政治家(下院司法委員会での聴聞会議長ラニヨン)と大統領との闘いを描いている。

学生時代の乱交疑惑や、政治姿勢や資質に関する疑惑や堕胎に関する考え方など、容赦なく私生活や政治信条まで追及される。
乱交疑惑は、噂の域を出ていないのだが売春容疑まで出てくる凄まじさで、議長のさまざまな扇動的画策が行われ凄い。ラニヨン議長は、川に落ちた女性ドライバーを助けようとしたことで、人気の高いハサウェイ知事を推薦する立場で、(後にこれが命取りとなるのだが)女性の副大統領などもっての他という女性差別を憚らない人間でもある。

一切釈明も弁明もしないレイン・ハンソン議員(ジョアン・アレン)に、高潔さとは何か、信念とは何かを教えられる。擁護するジャクソン大統領(ジェフ・ブリッジス)の政治的駆け引きの巧妙さが、見る側のストレスを発散させてくれるのだが、ジェフ・ブリッジスが、いかにもアメリカ人好みの大統領を解りやすく演じてくれる。知事を候補にしない理由は、最後近く明かされるのだが、大統領は周りの推薦にも一切耳を貸さない。(人命救助が、やらせだったことが、調査の結果暴露されているのだ)

セックススキャンダルは、ねつ造であり、根拠のないものだということを大統領は本人から直接聞くが(投書もある)本人は公の場でそれを語ることは無い、“私生活、過去の問題は、あくまでもプライベートの事とし、政治信条や国への忠誠とは何ら関係なく、人物の判断基準には関係ないと語る下りは、この映画のテーマで、身震いがする素晴らしい演説場面である。

サスペンス映画としても1級品で、脚本が良く練られ、緊張感も程よく、国民の見る目という意味合いがあると思われる若い議員役にクリスチャン・スレ―ターが配され好演。ジョアン・アレンが、熱演でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされ、ゲイリー・オールドマンは、ラニソン議長をいかにも憎々しげに演じ、秀逸である。

監督・脚本のロッド・ルーリーは、「ラスト・キャッスル」「ザ・チャンプ 伝説のファイター」「ザ・クリミナル合衆国の陰謀」など信念と孤高の精神をテーマとした映画が得意で、見応えのある映画を作る。次回作が楽しみである。

“毎日が映画日和” 90点

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