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ネバダ・スミス「Nevada Smith」 [マックィーンンを楽しもう!]

☆ネバダ・スミス「Nevada Smith」
(1966年制作、ヘンリー・ハサウェイ監督、脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ、撮影:ルシアン・バラード、音楽:アルフレッド・ニューマン
スティーブ・マックィーン、ブライアン・キース、カール・マルデン、アーサー・ケネディ、マーティン・ランドー、スザンヌ・プレシェット、ラフ・バローネ、パット・ヒンケル、ジャネット・マーゴリン)
   

36歳のマックィーンが、16歳の少年役から演じた異色のアドベンチャー・ウェスタンで、両親を殺された少年が、殺した3人に復讐を遂げる物語、少年がさまざまなことを学び、成長していく姿も描いている。

ラフ・バローネ、ブライアン・キースが、人生の指南役を演じ、カール・マルデン、アーサー・ケネディ、マーティン・ランドーが3人の悪党に扮している。
西部劇ではあるが、途中囚人キャンプにいるボードリー(アーサー・ケネディ)を追って自ら銀行強盗で捕まり囚人キャンプまで、追いかけ、復讐を遂げる場面などは「パピヨン:Papillon」を連想させる様な湿地帯の収容所生活を描き、見どころ満載である。

キャンプには、夜の慰め役の女性までいるという設定だが、ここでマックィーンの相手役となりマックィーンの脱出を助け、復讐のために犠牲になるのは、スザンヌ・プレシェットで、黒髪と大きな瞳で注目を浴びた女優である。
復讐のため、多くの人達の協力を得ながら、時には女性を騙し、自らの復讐のために人を傷つけたり、死に至らしめるなど復讐の無意味さに気付いていく。

インディアンに救われたり、悪人にリンチで殺されそうなところを神父に助けられ危うく一命を取りとめるが、神父ラフ・バローネから渡された聖書を初めて手にし、神父に諭され心変わりしてゆく“心の軌跡”を描く作品ともなっている。

マックス・サンド少年が、ネバダ・スミスと名前を変え、逞しく成長し復讐のチャンスを得て、2人を倒し3人目のカール・マルデン一味の仲間となり、追い詰めるが、復讐の無意味さと醜さに気付き自ら銃を捨てる場面で、エンドマークとなる。

1960年代ハリウッドのスーパースターだったスティーブ・マックィーンが、「シンシナティ・キッド」に続いて主演した出世作で、この年は「砲艦サンパプロ:The Sand Pebbles」にも主演、
2年後「華麗なる賭け:The Thomas CrownAffair」「ブリット:Bullitt」に主演するなど絶頂期を迎えていた。

監督は、ヘンリー・ハサウェイで、ダイナミックな作風が特色の監督で、西部劇や冒険活劇、戦争、サスペンス映画と幅広く活躍した名匠である。
ジョン・ウェン主演の「エルダー兄弟:The Sons of Katie Elder」「勇気ある追跡:True Grit」マリリン・モンロー主演「ナイアガラ:Niagara」他にも「ベンガルの槍騎兵:Lives of a Bengal Lancer」「悪の花園:Garden of Evil」「ロンメル軍団を叩け:Raid on Rommel」「砂漠の鬼将軍:The Desert Fox」等々大作、名作を沢山手懸けた名匠である。
今作品も、しっかりと構成されていて冒険活劇風の西部劇となっている。

“毎日が映画日和” 80点

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シンシナティ・キッド「The Cincinnati Kid」 [マックィーンンを楽しもう!]

☆シンシナティ・キッド「The Cincinnati Kid」
(1965年制作 ノーマン・ジェイソン監督、脚本:リング・ラードナー・ジュニア、テリー・サザーン、撮影:フィリップ・ラスロップ、音楽:ラロ・シフリン、原作:リチャード・ジェサップ  スティーブ・マックイーン、
エドワード・G・ロビンソン、カール・マルデン、アン・マーグレット、チューズディ・ウェルド、ジョーン・ブロンデル、ジャック・ウェストン、リップ・トーン、ジェフ・コーリー、キャブ・キャロウェイ)

大好きなスティーブ・マックイーンの出世作で、スタッドポーカーが得意の若手ギャンブラーを演じている。
ノーマン・ジェイソンとはこの作品の3年後、名作「華麗なる賭け」(マックイーンのセンスの良さとノーマン・ジェイソンの感性の豊かさを感じさせる“粋でおしゃれな犯罪映画の最高峰”として君臨する映画である)を発表する。ノーマン・ジェイソン監督も1962年監督デビューし、この作品は4作目となる。
    
名ギャンブラー、ザ・マンことランシー(エドワード・G・ロビンソン)に、若いギャンブラーエリック(マックィーン)が挑むものの、最後の最後に敗れてしまう映画。
世代交代は簡単ではないし、そんなに甘いものではないと教えている。

ポーカーを題材とした映画のため、ほとんどは室内撮影だが、女性との恋の行方や、カール・マルデンとの確執やアン・マーグレットとの関係なども描かれる。ベテラン俳優がそれぞれ持ち味を発揮し、緊張感ある傑作となっている。

チューズディ―・ウィルドが、エリックを待ち続ける女性像を上手く演じている。アン・マーグレットは、ギャンブラーの長老格シューターの妻を演じていて、妖艶な魅力を見せる。「華麗なる賭け」にも出演するジャック・ウェンストンが、ポーカー仲間の一人を演じている。(汗苦しい役柄は天下一品)

エドワード・G・ロビンソンが、老ギャンブラーの役で名演技を見せる、1930年代から50年代にかけて犯罪物など多くの映画で主演を務め、60年代以降は重厚な幅広い演技で、さまざまな映画に出演し脇を固めている。
カール・マルデンも幅広い役柄を演ずる俳優で、この映画でも一癖ある役柄を演じている。数々の映画で活躍し、アカデミー協会会長も努めた息の長い名優である。(97歳で死亡)

マックイーンは、シャープで精悍な魅力を存分に発揮し、彼の静かな淡々とした演技スタイルが確立された映画ではないだろうか。この映画のあと「ネバダスミス」に出演し、マックイーンの全盛時代へ入って行く。
ポーカーの駆け引きが十二分に楽しめる映画。

“毎日が映画日和”85点

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パピヨン「Papillon」 [マックィーンンを楽しもう!]

☆パピヨン「Papillon」
(1973年製作 フランクリン・J・シャフナー監督、脚本:ダルトン・トランボ、ロレンツォ・センブル・ジュニア、撮影:フレッド・J・コーネカンプ
音楽:ジェリー・ゴールド・スミス 製作:ロベール・ドルフマン、デヴイッ
ト・リッチモンド、  スティーブ・マックゥイーン、ダスティン・ホフマン
ウッドロー・バーフリー、ロバート・デマン)

アンリ・シャリエールが、自らの体験を元に発表した1969年の小説「パピヨン」をベースに、「パットン大戦車軍団」のフランクリン・J・シャフナーが監督した骨太の堂々たる大作である。2大スターを配し、実績のあるスタッフを集め大ヒットした映画。

小説と映画では、登場人物の描き方や事実とは違う脚色が為されている。
フランス領南米ギニアの刑務所を舞台に、過酷な強制労働や劣悪な環境の中で
何度も脱走を試みる不屈の精神を持つ主人公パピヨンが、親友ドガと育む友情や、不思議な縁で結ばれる刑務所の仲間たちとの交流、助けられた部族との不思議な出会いなどが重厚感ある迫力の映像の中で綴られる。
     
ロケも過酷なものだったと思うが、セットも見事。
作曲賞以外、アカデミー賞にはノミネートされていないのだが、作品賞や監督賞、主演男優賞など十分ノミネートされても可笑しくない映画である。

マックィーンが、映画人生の中でも多分これほど力を入れた映画はないのではないかと思うほどの熱演で、ドガ役ダスティン・ホフマンとの演技合戦も楽しい。最初見たとき(今回で5回目)冒頭、フランスの街中を船に乗り込むため行進する囚人たちの姿を見た瞬間、この映画は見応え十分の傑作に違いないと確信した。

重厚な色彩、カメラアングル、囚人達が歩いてくるその構図などが、これkらの展開に期待を抱かせ、わくわくさせる。老け役があまり似合わない(イメージが湧かない)マックイーンだが、ドガを救うため看守を倒し川に飛び込むシーンなどの躍動はさすがと唸らせる。この人は、動きのあるシーンで本領を発揮する。

若かりし頃(といっても50歳で亡くなった)の映画「大脱走」「荒野の七人」
も良いが、「ブリット」「華麗なる賭け」「砲艦サンパブロ」そして「パピヨン」が代表作だろう。その他にも名作は多々あるが(「ネバダ・スミス」「シンシナティ・キッド」「ゲッタ・ウェイ」「タワーリング・インフェルノ」「マンハッタン物語」「ハンター」「トム・ホーン」他)通常は、あまり大げさな演技はしない彼の俳優人生の中でも演技をしていることが肌で感じられるという映画ではないだろうか。

実写による、このようなスケール大きな作品は、最近は全く見られなくなったのが、残念。

“毎日が映画日和” 100点(マックィーンの熱演!シャフナー監督の演出に満点!)

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