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ジェヴォ―ダンの獣「Le pacte des loups」 [独特の世界観が面白い!]

☆ジェヴォーダンの獣「Le pacte des loups」
(2001年製作、クリストフ・ガンズ監督、脚本:クリストフ・ガンズ、ステファーヌ・カベル、音楽:ジョセフ・ロドゥカ、撮影:ダン・ローステン
サミュエル・ル・ビアン、エミリー・ドゥケンヌ、ヴァンサン・カッセル、
モニカ・ベルッチ、ジャック・ぺラン、ジェレミー・レニエ、マーク・ダカスコス、ジャン・ヤンヌ、ジャン=フランソワ・ステヴナン)
   
1764年から1767年に亘り、フランス、ラングドック=ルシヨン地方のジェヴォーダンで、118人を殺害、性別不明者12名が殺害された野獣の秘密とその陰でうごめく陰謀に迫るフレンチ・アクション・ミステリーである。

映画は、トマ(ジャック・ぺラン)が、若き頃の自分が遭遇した不思議な事件を回想する形式で始まる。
原題は「秘密結社」という意味で、映画を見ていくにつれてその意味が解ってくる。当時のフランスは、時代の転換期を迎えつつあり、啓蒙指導に傾倒するルイ15世に対し、宗教的に対立する地方貴族たちの不満が描かれている。
この事件の背景を探るべくフランス王ルイ15世は王室博物学者のフロンサック(サミュエル・ビアン)を調査のため現地へ派遣する。

フロンサックは、新大陸で出会った義兄弟の原住民モホーク族のマニ(マーク・ダカスコス)を連れ、ジェヴォーダン地方に赴き貴族のトマの協力を得、調査を進めるが、、、、、。
さまざまなエピソードが詰め込まれた独特の雰囲気を持った映画で、ミステリアスなムードが味わえるフレンス作品となっている。

秘密結社にありがちな、恐怖心を煽るおどろおどろしい世界が描かれるが、ジェヴォーダンの獣騒動には、政治権力を狙う地方貴族の陰謀があった。組織の首謀者の一人ジャン・フランソワ(ヴァンサン・カッセル)が、アフリカ大陸から連れてきた動物(正体不明)が、野獣の正体と知れる。

戦いの途中、謎の女性シルヴィア(モニカ・ベルッチ)に命を救われたり、マニが命を奪われたり、フランソワが愛するマリアンヌ(エミリケ・デュケンヌ)が、兄フランソワに襲われたりと見応えあるエピソードが、綴られていく。

アクションにも工夫を凝らし、マニはクンフーの達人のインディアンとして描かれ、すこぶるカッコ良い。マニを演ずるマーク・ダマスカスはテレビを中心に活躍する俳優で、日系の血も入る混血時でその風貌を生かし、アジア系の映画出演も多い。

主演の俳優はほとんど知らないし、監督も良く知らないが、18世紀のフランスジェヴォーダン地方の実話を題材としたフィクションは、見応え十分の作品で面白かった。
死んだと思っていたマリアンヌが生きかえり、フランソワと船で旅立つ場面でエンディングとなるが、マニの故郷、新大陸へ向かったのだろう。
ジェヴォーダンの獣事件の真相は、現在も未解決のままとなっている。

“毎日が映画日和” 85点




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地中海式人生のレシピ「DIETA MEDITERRANEA1」 [独特の世界観が面白い!]

☆地中海式人生のレシピ「DIETA MEDITERRANEA1」
(2009年製作 ホアキン・オリストレル監督、脚本:ヨランダ・ガルシア・セラーノ、ホアキン・オリストレル、撮影:アルベルト・パスカル、音楽:ジョセフ・マス、サルバドーレ・ニエブラ
オリビア・モリーナ、パコ・レオン、アルフォンソ・バッサべ、カルメン・バラゲ、ロベルト・アルバレス、へネス・カステヨン)
     
コメントしづらい映画で、こういう人生があっても不思議ではないと思わせられるが、2人の男性と1名の女性が共同生活というと、フランソワ・トリフォー「突然炎のごとく:Jules et Jim」を思い浮かべるが、50年以上経過した現代の映画は、深刻ではなく明るいコメディタッチで描かれる。

レストランの家庭で育ち、勉強が嫌でシェフになりたいと願うソフィアが、ソフィア一筋の幼馴染トニ、自由奔放なフランソワと一緒に、シェフとして成功する物語。
シェフのソフィア、サービス担当のフランク、経理・管理担当のトニという役割で、一旦フランソワは離れていくが、3人共バランスが崩れ、再び3人一緒の生活に戻るというもの。

2人の男性と愛し合い、2人の子供を産んで3人が一緒に住んでいくという、欧米諸国や日本等では考えられない生活スタイルもあるよと、この映画は訴えている。勿論、自由に生きていいし、選択するのは本人経ちだから、周りはとやかくいうことはないだろう。

スペイン映画ということで、監督はじめスタッフ、キャストはほとんど馴染みが無く、知らない。
料理を、もっと沢山観たかったし、もう少し落ち着いた映画にすると見やすかったように思う。
こんな人生もあるよ という感じ。

“毎日が映画日和” 50点


タグ:理解不能
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愛の嵐「II Portiere di note」 [独特の世界観が面白い!]

☆愛の嵐「II Portiere di note」
(1973年製作 リリア―ナ・カヴァーニ監督、脚本:リリア―ナ・カヴァーニ、イタロ・モスカーティ、撮影:アルフィーオ・コンティーニ、音楽:ダニエレ・パリス   ダーク・ボガード、シャーロット・ランプリング、フィリップ・ルロワ)
     
観たかった映画の1本。
1957年のウィーンを舞台に、ナチス親衛隊の将校が、ユダヤ人収容所で弄んだ女性と再び出会うことで、理屈では割り切れない性倒錯の世界に溺れ、最後は二人とも殺されてしまうという独特の世界観を描いた映画。
レンタルDVDの画質が悪く残念だったが、ホテル建物や内部、室内の美術や衣装、街の風情などが時代を感じさせ雰囲気が良く出ている。

ナチス時代の回想シーンが衝撃的なのだが、頽廃的なムードや性倒錯を連想させ、独特の世界へ誘う。
指揮者の妻(ルチア)を演じるシャーロット・ランプリング(当時27歳)が身体全体で倒錯の世界へ溺れていく女性を演じ、身体を張った演技。回想シーンで上半身裸となって歌うシーンは、映画全体を代表するシーンとして語り継がれる名場面ではないだろうか。

オーストリアには、戦時中人口の10%近いナチ党員がいたとのことで、戦後も身分を隠しひっそり潜んでいた党員が多かったとのこと。現在も元ナチ党員は極右政党オーストリア自由党を組織し、国会に議席を持つ勢力として現存し、ナチスの精神は、ドイツよりもオーストリアで勢力を維持しているとのこと。

身分発覚を恐れる元党員たちの追及と脅迫の中で、最後は撃たれて二人とも死んでゆくが、この愛の姿を理解することは難しい。身分も地位も捨てて官能の世界に溺れることが出来るのは、ある意味幸せなのかもしれない。
ダーク・ボガードは、ヴィスコンティ映画(「ベニスに死す」「地獄に落ちた勇者ども」)で有名だが、アクション、サスペンス物の主演も数多い。

監督はオペラの演出家としても知られるリリア―ナ・カヴァーニで、性倒錯の世界を描いて
独特の世界観を見せてくれる。

”毎日が映画日和“ 70点

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ゴースト・ドッグ「Ghost Dog :The Way of the Samurai」 [独特の世界観が面白い!]

ゴースト・ドッグ「Ghost Dog:The Way of the Samurai」
(1999年制作 ジム・ジャームッシュ監督 脚本:ジム・ジャームッシュ
撮影:ロビー・ミューラー 音楽:RZA    
フォレスト・ウィテカー ジョン・トーメイ、クリフ・ゴーマン、ヘンリー・シルヴァ、イザーク・ド・バンコレ)
     
肥前国佐賀鍋島藩藩士、山本常朝の武士としての心得を「武士道」という用語で説明した言葉を田代陣基が筆録した記録「葉隠」の言葉を随所に引用した映画で、武士道に心酔する殺し屋をフォレスト・ウィテカーが熱演。

連絡も伝書鳩だけという昔の日本の通信手段を模倣するという徹底振りで、
ジム・ジャームッシュがこだわりを見せている。

命を救われた恩義があるマフィアの幹部ル―イに忠義を尽くすゴースト・ドッグは。依頼された仕事をこなすが、依頼主ヴァ―ゴの指示で右腕のフランクから命を狙われることになる。飼っていた大量の鳩を殺された復讐に、フランクやヴァ―ゴを始末したゴースト・ドッグは、ル―イに抵抗せずに殺され忠義を尽くすというストーリー。

不思議なムードの映画で、大柄の黒人フォレスト・ウィテカーが武士道に心酔する殺し屋を思いれたっぷりに演じている。愛用の拳銃を刀の様に扱ったり、随所に葉隠の言葉を引用したりとジム・ジャームッシュは、武士道に興味があるらしい。映画としては、凄腕の殺し屋とマフィアとの戦いという図式で、味付けがちょっと変わっていて、派手さもスケール感もないが、独特のムードが楽しめる映画となっている。

“毎日が映画日和” 65点

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