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悪の法則(リドリー・スコット監督)「The Counselor」 [人間の深淵を鋭くえぐるリドリー・スコットの異色作]

☆悪の法則「The Counselor」
(2013年公開 リドリー・スコット監督 脚本:コーマック・マッカーシー、音楽:ダニエル・ベンバートン、撮影:ダリウス・ウォルスキー
マイケル・ファスベンダー、ペネロペ・クルス、キャメロン・ディアス、ハビエル・バルデム、ブラッド・ピット、ロージー・ぺレス、ナタリー・ドーマー)
     
見始めて前半途中で見るのを3回止めた映画で、リドリー・スコットの映画としては、つまらないなあと思っていたのだが、じっくり腰を据えてみてみると、なかなか面白い映画で”不条理の世界“を主人公のカウンセラーを通じて見せてくれる。

さまざまな警告が為されているにも関わらず、気が付かず、金のために裏の世界の仕事に関わろうとする弁護士が、自分の意思とは関係なくいつの間にか逃れられない世界へ入り込んでいく。
欲望への警告、覚悟への警告、自らの行為には常に責任がありその結果は甘んじて受け入れる覚悟が必要なのだと教えている。

前半、主人公のカウンセラーとライナー(バルデム)、主人公とウエストリー、主人公と宝石商、カウンセラーとローラ、ローラとマルキナの会話に、その覚悟や欲望への警告などが散りばめられている。

豪華でカッコ良い車や最先端のファッション、セレブな生活の裏に潜む、悪への警鐘に気付かずに、気づいた時にはもはや抜け出せなくなっているという怖さ。自分とは全く関係ないところで、意思決定がなされ、その影響下に置かれ、何事にも代償が伴うということを知らされる怖さ。
メキシコの有力者役のヘフェが、電話でカウンセラーに”選択したら結果は受け入れるしかない”と諭す場面に、この映画のテーマがあるように思われる。

キャメロン・ディアスが、麻薬を奪う悪い女を熱演し(儲け役である)、ファッショナブルな衣装に身を包み大胆な演技を披露する。ブラッド・ピット、バビエル・バルデム、ペネロペ・クルスなどの豪華俳優が共演。
はずれの無い監督リドリー・スコットの難解だが、スタイリッシュで骨太の映画。

メキシコ組織の麻薬を奪おうとするマルキナとメキシコ組織が絡み、複雑な様相を見せるのだが、マルキナの企みを、カウンセラーとライナーの仕業と思い込んだメキシコ組織がライナーを殺し麻薬を奪い返す、組織に奪いかえされたマルキナ(キャメロン・ディアス)は、ウェストリー(ブラッド・ピット)の資産に目をつけ、ブロンド女に罠を仕掛けさせ奪った挙句殺してしまう。

麻薬組織に、カウンセラーの恋人ローラ(ペネロペ・クルス)も殺され、途方に暮れるカウンセラーが結局どうなったかは描かれていない。
ストーリーは要約すると以上なのだが、数回見ないと細部までは理解できないだろう。本音を言えば、もっと解り易い映画にしてほしかったのだが、、、、。

“毎日が映画日和” 80点

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