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謎の要人悠々逃亡!「Very Important Person」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆謎の要人悠悠逃亡!「Very Important Person」
(1960年制作、ケン・アナキン監督、脚本:ジャック・デイヴィス、ヘンリー・ブライス、撮影:アーネスト・スチュワード、音楽:レグ・オーウェン
ジェームズ・ロヴァートソン・ジャスティス、スタンリー・バクスター、レスリー・フィリップス、エリック・サイクス)
  
脱走映画の名作と言えば、
古くは「大いなる幻影」「第十七哺亮収容所」「大脱走」「穴」「パピヨン」「暴力脱獄」「脱走山脈」「シォーシャンクの空に」「アルカトラズからの脱出」等々、世界中で制作されており、時代背景や設定場所は違うもののさまざまなシチュエーションにおかれた軍人や囚人が脱走するケースがほとんどである。

大作戦争映画の名監督ケン・アナキンが1960年に製作したこの作品は、ちょっととぼけた雰囲気のコメディタッチの作品で、肩の力を抜いて楽しめる作品となっている。

イギリスの科学者が自ら開発した機会を試す為、敵地へ潜入しようとするが、途中空中砲火を浴び、ドイツ軍の捕虜として捕えられてしまい収容所へ送られる。この収容所での脱出までの顛末を描いた映画だが、主演のジェームズ・ロヴァートソン・ジャスティスの物事に動じない冷静な科学者というキャラクターが、俳優の風貌と合い楽しい展開。

収容所施設を訪れる赤十字の調査員に変装して脱出するというアイデアで、緊迫感はないものの、ほのぼのとしたタッチで面白い映画となっている。
「大脱走」の2年前に製作されていることに驚くのだが、ドイツ軍の収容所からの脱出というシチュエーションは、この手の映画のパターンとして定着していたのだろう。

先日楽しく観た「ギャング情報:The Informers」でも、見応えある作品を演出したケン・アナキン監督の作品だが、骨組みのしっかりした作品に仕上げる監督でアカデミー賞等には縁がない監督だが、多くの大作・名作を手懸けている。

主演のジェームズ・R・ジャスティスは、多くの映画で脇役として活躍してきた俳優で、大きな体型と独特の風貌から、重要人物を演ずることが多かった。
収容所仲間とのさまざまなやり取りやエピソードも、楽しく、退屈しないで鑑賞できる94分という上映時間もちょうど良い。

“毎日が映画日和” 70点


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地獄のガイドブック「Hot Enough for June」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆地獄のガイドブック「Hot Enough for June」
(1963年制作、監督:ラルフ・トーマス、脚本:ルーカス・ヘラー、撮影:アーネスト・スチュワード、音楽:アンジェロ・F・ラヴァニーノ
ダーク・ボガード、シルヴァ・コシナ、ロバート・モーレイ、レオ・マッカーン、ロジャー・デルガド)
   
何んとも珍妙なコメディ風スパイ映画で、ヒロイン役シルヴァ・コシナの魅力で持ちこたえた作品。
主演は、イギリスの名優ダーク・ボガードで、当時ヒットしていた「007」を意識して制作された作品と思われる。

冒頭、英国情報部と思われる場所で、拳銃や靴やパスポートを出す男、受け取る男が、ロッカーの中へそれを入れて鍵を掛ける際に、「007死亡する」の張り紙が見受けられることから、その後釜を見つけるところから、映画はスタートする。何とも人を食ったスターとである。

身代わりに選ばれたのは失業給付を受けている作家のホイスラー(ダーク・ボガード)で、高給でガラス工房の会社へ就職が決まり、チェコのプラハへの出張を命じられるという、何とも軽妙なタッチの滑り出しで、命じるカンリフを演ずるのはロバート・モーレイで、英国情報部の管理職という設定。
東側の大物スパイと交換で無事チェコから脱出となるのだが、銃撃戦があるわけでもないし、緊張感高まるサスペンスが盛り上がる、という、展開にならずに終わってしまった作品となってしまった。

チェコに到着してからの案内役、秘密警察長官シメノバ(レオ・マッカーン)の娘ブラスタ(シルヴァ・コシナ)に一目ぼれ、仕事も早々に早速、食事に誘い、良い仲となる。
ホイスラー本人が、自らがスパイであることを知らないため、どこか間の抜けた展開なのだが、ロバート・モーレイやレオ・マッカーン、ホテルのボーイを演じたロジャー・デガルド等の好演に助けられた感じの作品となった。

シルヴァ・コシナは、イタリアの名監督ピエトロ・ジェルミ「鉄道員」出演から注目を浴び、美しい容貌は、世界中で愛され、欧米で活躍した女優である。イタリア史劇「ヘラクレス」物などでヒロインを演じていた頃が思い出されるが、30代に入り国際的にも活躍、乳がんのため、61歳で亡くなっている。この作品の頃は、その美しさも絶頂期の頃ではないだろうか。

レオ・マッカーンは、フレッド・ジンネマン監督「わが命つきるとも:A man for All Seasons」でのクロムウェル役やデヴィッド・リーン監督「ライアンの娘:Ryan’s Daughter」での父親役など、幅広い役柄を演ずるイギリスを代表する俳優の一人でもある。

ロバート・モーレイは、コメディから史劇、何でもござれの英国の怪優の一人である。太った体型、大きなギョロ目が特色で、一度観たら忘れないという風貌を最大の武器に活躍した。この作品でも、とぼけた味が良く出ている。

ダーク・ボガードは、英国を代表する名優の一人だが、一貫してハリウッド作品への出演はせず、ヨーロッパでのキャリアを大切にした。
重厚な作品への出演で名高いが、軽妙洒脱なこのような作品でも、活躍した。
ラルフ・トーマス監督とは、主にアクション・サスペンスを中心に、5本の作品で主演を努めている。

“毎日が映画日和” 65点(シルヴァ・コシナに、10点サービス)


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北京の55日「55Days at Peking」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆北京の55日「55 Days at Peking」
(1963年製作、ニコラス・レイ監督、脚本:フィリップ・ヨーダン、バーナード・ゴードン、撮影:ジャック・ヒルデヤード、音楽:ディミトリ・ティオムキン
チャールトン・ヘストン、エヴァ・ガードナー、デヴィット・ニーブン、伊丹十三、ジョン・アイアランド、ハリー・アンドリュース、ウォルター・ゴデル
フローラ・ロブソン、フィリップ・ルロワ、レオ・ゲン、マイケル・チャウ)
   
1900年(今から115年前の事件)に北京で起こった清朝末期の義和団事件で、外国人居留地に住んでいた11カ国の国々の戦いを描いた歴史大作で、ベテランニコラス・レイが監督を務めている。
撮影はスペインで行われ、大量の中国人(中国系)エキストラの確保に苦労したとのことだが、画面ではスペインでロケされたことなど全く感じさせず、中国の北京の居留区らしい雰囲気が良く出ている。
また、スペインフランコ政権下での撮影は、スペイン軍の兵士を無償でエキストラとして雇うことができたこともあって、製作費の削減にも追大いに役だったようである。
清王朝最後の君主西太后を演ずるのはイギリスの女優フローラ・ロブソンで、義和団を指揮する王子役は、ロバート・ヘルプマン、ちょっと異和感を感じたが、2人共中国人に見えないだけで、熱演である。

1950年代~60年代に盛んに作られたハリウッドお得意の歴史大作ではあるが、プロットが古いのが気になった。
特に、エヴァ・ガードナー演ずるイワノフ夫人のエピソードのほとんどは、いたずらに映画を長くし、流れを中断する。
そのたびに相手役のチャールトン・へストンの表情が辛気臭くなり、画面が暗くなる。

どうしても描かれなければいけないという、必然性のあるエピソードではなかったように思うし、また亡くなった戦友の子供テレサにまつわるエピソードも、最後が爽やかな結末となったことでまだ許せるが、これまたとってつけた様なエピソードだった。

戦闘シーンや爆破シーンは、流石に迫力満点で、スケール感も十分で、映画としては悪くないのだが、長すぎたのが難点で、イワノフ夫人に纏わるエピソードをカットすれば、30分は短くなり、義和団と居留区の外国軍軍隊との戦いに特化していれば、映画の流れも中断せず、面白い映画になったことだろう。

デヴィット・ニーブンやチャールトン・ヘストン等の大物俳優や、フランスのフィリップ・ルロワ、007のゴゴール将軍で有名となる前のウォルター・ゴデル、名脇役として多くの映画に出演したジョン・アイアランド等に交じって、若かりし頃の伊丹十三が、出演している。(タイトルクレジットは、伊丹一三)

義和団事件等、中国の歴史を語る上で忘れられない事件だと思うが、11カ国の国々が、中国を植民地化していたのは、僅か115年前であることに驚愕する。
アメリカからの見方ではあるが、中国の歴史の一端を垣間見る事が出来る。

“毎日が映画日和”70点


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ハニー・トラップ「Welcome to New York」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆ハニー・トラップ「Welcome to New York」
(2012年製作 アベール・フィラーラ監督、脚本:アベール・フィラ‐ラ、クリス・ゾイス、撮影:ケン・ケルシュ、
ジェラール・ドパルデュー、ジャクリーン・ビセット、マリー・ムーア)
   
マスコミを大いに賑わせたフランスの次期大統領候補と騒がれた政治家のスキャンダルを描いた作品。実在の人物ドミニク=ストロス・カーンは、IMFの専務理事だった2011年にニューヨークで、レイプ未遂騒動で逮捕される。

妻や、弁護士の必死の奮闘もあり、証拠不十分で起訴には持ち込まれず、自由の身となるのだが、映画では、大統領などにはなりたくはなく、学者として自由に生きたいという解釈で、ストレス発散のためにセックスに溺れるとのようなコメントを述べる。

大統領にしたいのは、ジャクリーン・ビセット演ずる二度目の妻シモーヌで、自分はそのプレッシャーが、いやだったというもの。
事実は、どうか解らないが、金持ち世界も大変なのだということは、理解できたが、映画としては全てが中途半端で、話題となったスキャンダルの映画化で注目を浴び、ヒットさせようと目論んだとしか思えないような出来映え。

特に主人公を演ずるフランスの名優、ジェラール・ドパルデューが、ここ数十年太り過ぎで、見るに堪えない容姿となり果てているのは、俳優として如何なものか、疑問である。

唯一の救いは、「ブリット:Bulltt」で、初めて出会ったジャクリーン・ビセットが、67歳(撮影時)でも変わらぬ美貌を見せてくれている事。
“隣のお姉さん”の様な清楚な美しさに憧れた当時とは違い、世の中のさまざまな困難を乗り越え逞しく、それでいて品のある気高い誇りを持つ女性という役柄を演じており、シェイプアップされたスタイルは健在で、元気な姿が観れただけでも、この映画を見る価値があったというもの。彼女の作品は「ザ・ディープ:The Deep」「料理長殿ご用心:Who is Killing the Great Chefs Europe?」も見逃せない。

正直、題材のスキャンダラスな面に魅かれて観てみたが、作品としては観るに堪えないものだった。
“毎日が映画日和” 60点(ジャクリーン・ビセットに10点オマケ!)

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ある殺し屋の鍵 [名優達の演技を楽しもう!]

☆ある殺し屋の鍵
(1967年制作、森一生監督、脚色:小滝光郎、撮影:宮川一夫、音楽:鏑木創、原作:藤原審爾 構成:増村保造
市川雷蔵、西村晃、佐藤友美、山形勲、中谷一郎、金内吉夫、伊達三郎、内田朝雄)

   
「ある殺し屋」に続く第2作。
残念ながらこの作品で、シリーズ最後となった(翌年「関の弥太っペ:未完で終わる」撮影中に吐血)作品で、健在だったら続編が作られたと思われる出来映えである。
日本舞踊の師匠をしている新田(市川雷蔵)(前作では、料理屋の主人)は、裏稼業があり実は凄腕の殺し屋で、高額な請負料でも知られていた。

政財界の大物北城(山形勲)の命を受けた遠藤建設社長(西村晃)が、ヤクザの石野組組長(中谷一郎)と子分荒木を使い、新聞を賑わせていた政財界の秘密を握る脱税王朝倉(内田朝雄)の殺しを新田に依頼する。

2千万円で請け負った新田は、警察の護衛付きでホテルに滞在する朝倉を、見事、プールで殺して見せる。(仕込み針という渋い武器)
その際、逃走用の車のブレーキに細工がされ、間一髪崖からの転落を免れた新田の復讐がはじまるというストーリー。

クールなタッチで、前作に続き森一生監督が、増村保造の協力を得て、見事な作品に仕上げている。
殴り合い等のアクションは、今見ると物足りないものの全体の構成が解りやすく、お金のためならパトロンを変える芸者秀子を演ずる佐藤友美も、日本人離れした肢体と優雅な雰囲気、ハスキーボイスで素敵な女優さんで、淡々として派手なシーンの少ない映画に花を添え、79分という作品だが、無駄がなくすっきりしている。

内田朝雄、山形勲、西村晃等のベテラン勢が、悪役を演じ、お馴染みの面々だが、安心して見ていられるのも彼等ならではの個性をいかした、役作りのお蔭だろう。
裏切り者を全て片付け、殺しの報酬を隠しておいたコインロッカーへ向かうと、
爆弾騒ぎで、コインロッカーが、警察に調べられていて、隠していた数千万円が、発見されてしまうという落ちで、何とも洒落ている。

現場に遭遇しても、淡々と去って行く雷蔵のニヒルで、クールな後ろ姿がカッコ良い。
この作品は、作家藤原審爾の「消される男」を原作としており、前作「ある殺し屋」は、同じ作家の「前夜」を原作としている。
前作で、新田のキャラクターは理解していることもあり、今作ではより娯楽色が強まり、面白い作品に仕上っている。

“毎日が映画日和” 70点



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プレシディオの男たち「The Presidio [名優達の演技を楽しもう!]

☆プレシディオの男たち「The Presidio」
(1988年制作、ピーター・ハイアムズ監督、脚本:ラリー・ファーガソン、
音楽:ブルース・ブロートン、撮影:ピーター・ハイアムズ
ショーン・コネリー、マーク・ハーモン、メぐ・ライアン、ジャック・ウォーディン、)
    
ショーン・コネリーが、渋い憲兵隊長を演じたピーター・ハイアムズ監督作品。
1981年「アウトランド:Outland」というSF作品でも、監督と主演でコンビを組んでいる。
共演は、マーク・ハーモン、メグ・ライアン、ジャック・ウォーデンで、脚本にひねりが無く、物語自体に意外性も無く、平凡な出来映えに終わった作品で、ピーター・ハイアムズ監督らしくない出来映えである。

マーク・ハーモンは角度によっては、トム・クルーズにそっくり。
最近はもっぱらテレビの犯罪捜査物「NCISネイビー犯罪捜査班」で活躍中。
女性恋愛映画の大スターメグ・ライアン(出演時27歳)も、寄る年波には勝てないというところだろう、最近は映画出演の話は聞かないのが残念。

1980年代後半から2000年まで多くの映画で、楽しませてくれた恋愛映画の女王も、50歳も過ぎるとなかなか良いオファーがこなくなるという、典型的なパターンかも知れない。この映画は、ブレークする直前の映画出演だった。

米軍基地内で起こる殺人事件を捜査する刑事と憲兵隊長が、事件を解決するストーリー。
ボトルウォーターの販売会社が、昔のベトナム戦争当時の仲間を集め、東南アジア各地から不正にダイヤ等を入手していたことから起こる殺人事件を捜査する、憲兵隊長(ショーン・コネリー)と元部下で今は刑事(マーク・ハーモン)の活躍と彼の恋人となる憲兵隊長の娘(メグ・ライアン)との確執も描いている。

盛りあげに欠け、アクションシーンも平凡で、期待していただけに残念だった、
脚本に厚味が無く、悪役たちにも凄味が無く、娘(メグ・ライアン)と父(ショーン・コネリー)の諍いの描写に時間をかけ過ぎたため、スピード感が不足してしまった。

メグ・ライアンの出演は、いっそ無かった方が、ストーリーとしてはすっきりして、もっとアクション映画らしさが出せたかも知れない。
名優ジャック・ウォーデンの出番も少なく、もったいないキャスティングである。
ピーター・ハイアムズ監督作品としては、ありきたりの作品で、切れのあるタッチを得意とする監督としては、平凡な出来映えだった。

“毎日が映画日和” 60点


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リベンジ・マッチ「Grudge Match」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆リベンジ・マッチ「Grudge Match」
(2013年製作 ピーター・シーガル監督、脚本:ダグ・エリン、ディム・ケルハ―、ロドニー・ロスマン、音楽:トレヴァー・ラビン、撮影:ディーン・セムラー    
シルベスター・スタローン、ロバート・デ・ニーロ、キム・ベイシンガー、アラン・アーキン、ケヴィン・ハート、ジョン・パーンサル)
    
大スター2人のコメディ映画。
何とボクシングで戦うという2人のヒット作を連想させるようなパロディも満載の映画。
スタローンには、「ロッキー」という映画があり、デ・ニーロには「レイジング・ブル」というボクシング映画への出演がある。どちらも傑作映画で、数々の賞にも輝きヒットした映画である。

映画は、過去1勝1敗で決着をつけようと、昔2人をプロモートした息子の働き掛けで戦うはめになるエピソードをコメディタッチで描いている。
トレーニングで、タイヤを転がしたり、生卵をそのまま飲み干すシーンなどロッキーを連想させるシーンなども出てきて笑えるものの、スタローン68歳、デ・ニーロ71歳、年齢相応の役ではヒット作が産みだせないのだろうかと、心配にもなるが、2人共ここのところ映画出演が多く、どちらかというと脇役もこなすデ・ニーロは出まくっている感じだし、スタローンも「エクスペンダルズ」シリ―ズを中心に主演映画に出続けている。

キム・ベイシンガーが、スタローンの元恋人役で、60歳ながらさすが女優という雰囲気で、華を添え、アラン・アーキン80歳が、このところ毎年のように映画出演しており、うれしい限りで、この映画でもスラングをまくし立てて楽しそう。2012年には「アルゴ」で、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされている。(過去4度ノミネート、助演男優賞を2006年受賞)
監督ピーター・シーガルは、コメディ映画が多い監督だが、ツボを心得た演出で、安心できる作品となっている。

“毎日が映画日和” 65点

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暴力脱獄「Cool hand Luke」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆暴力脱獄「Cool hand Luke」
(1967年製作 スチュアート・ローゼンバーグ監督、脚本:ドン・ピアース、フランク・ピアソン、音楽:ラロ・シフリン、撮影:コンラッド・L・ホール     ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、モーガン・ウッドワード、J・D・キヤノン、ルー・アントニオ、ストローザー・マーティン、ロバート・トラヴィス、ハリー・ディーン・スタントン)
       
ポール・ニューマン42歳、俳優として多くの作品に主演していた頃の名作。
前年66年の作品には、「動く標的」「引き裂かれたカーテン」67年には「太陽の中の対決」「脱走大作戦」
68年には「レーチェルレーチェル」「レーサー」に出演し、そして69年に「明日に向かって撃て」出演となる。
まさに円熟期を迎える頃で、ポール・ニューマンの魅力を堪能できる。

戦争で、多くの功績を残し勲章も得た元軍曹が、酔った上パーキングメーターを壊して刑務所に送られる。
権威主義の所長や看守の下で生活する中、徐々に体制に反発するようになって行く。
母親が死んだことにより独居房に入れられ、厳しくされたことで、脱走を試みるようになり、3度目の脱獄で追い詰められ、撃たれてしまう。

囚人仲間から、少しずつ信頼を得、尊敬を集めるようになるエピソードの描き方が上手い。
ドラグライン(ジョージ・ケネディ)と戦うボクシングシーン、
茹で卵を50個食べる場面、カードゲームで、相手をやっつける場面等々、ポール・ニューマンの反骨精神が堪らない魅力となっている。

ポール・ニューマンは、知性を感じさせる俳優で、アカデミー賞ノミネートは、俳優として9回、監督として作品賞で1回と、誰しも認める名優中の名優で、その作品は一見の価値あるものばかり。この作品でも主演男優賞他アカデミー賞ノミネート4部門、ジョージ・ケネディが、助演男優賞を見事受賞している。(つい先日亡くなった合掌!)

ポール・ニューマンが弾き語りを聞かせてくれるのも珍しいが、見事な歌声を披露している。
ポール・ニューマンファンは、必見の映画!!

“毎日が映画日和” 85点

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エニィ・ギブ・サンディー「Any Given Sunday」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆エニィ・ギブ・サンディー「Any Given Sunday」
(1999年制作 オリバー・ストーン監督、脚本:ジョン・ローガン、オリバー・ストーン、撮影:サルヴァトーレ・トチノ、音楽:リチャード・ホロウィッツ、キース・サラモン、スチュワート・ワクス
アル・パシーノ、デニス・クエイド、ジェイミー・フォックス、キャメロン・ディアス、ジェームズ・ウッズ、アン・マーグレット、ジム・ブラウン
マシュー・モディーン、チャールトン・ヘストン)
     
アメリカ人の大好きなアメリカン・フットボールを題材とした映画。
見応え十分の力作で、アル・パシーノの存在感が凄い。アン・マーグレットやチャールトン・ヘストン、ジム・ブラウンが出演しているのがうれしい。

実在しないマイアミのプロチームの世間知らずのオーナーとヘッド・コーチとの対立、ベテランQBと新人QBとのポジションをめぐる葛藤、チームの移転問題などを織り交ぜながら描く痛快な映画。
キャメロン・ディアスが、出演時27歳で、勢いを感じさせる演技を披露。
デニス・クエイドも味のあるベテランQB役を演じている。

アル・パシーノは、チームの顔とも言うべき、ベテランヘッド・コーチ役を演じていて、さすがの演技。
安心して見ていられるし、どんな役作りをしてくるか、出演映画毎に楽しめる俳優の一人である。
世間知らずのお嬢様オーナーの扱いに苦労しながらも、最後は手痛いしっぺ返しを食らわせる辺りの演技は、何とも言えず痛快で楽しい。脚本通りということなのかも知れないが、画面を通して実際の出来事の様に思わせるところが、凄い役者なのだろう。

ジェイミー・フォックスも才能が発揮できずにいたQB役で好演。ジェームズ・ウッズやアーロン・エッカードなど、また選手役等が好演していて、全てにおいて上質のエンターティメント作品となっている。

とにかく、ストーリーが面白い。アカデミー賞監督賞2度受賞のオリバー・ストーン監督のエンターテイメント映画の傑作で、盛り上げる箇所をよく知っているし、映画のツボをよく心得ている。
楽しんで見れる映画で、満足度の高い映画である。

“毎日が映画日和” 90点

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ランナウェイ「The Company You Keep」 [名優達の演技を楽しもう!]

☆ランナウェイ―逃亡者―「The Company You Keep」
(2012年制作 ロバート・レッドフォード監督 脚本:レム・ドブス
撮影:アドリアーノ・ゴールドマン、音楽:クリフ・マルティネス 原作:ニール・ゴードン  ロバート・レッドフォード、スーザン・サランドン、ジュリー・クリスティー、シャイア・ラブーフ、テレンス・ハワード、サム・エリオット、クリス・クーパー、ニック・ノルティ、リチャード・ジェンキンス
ブレンダン・グリーソン、スタンリー・トゥッチ、ジャッキー・エバンコ)
     
豪華な顔ぶれの揃った映画で、社会派サスペンスとでも呼ぶジャンルなのだろうが、前後の脈絡が理解できない部分もあり、しっくりこない映画だった。
監督がロバート・レッドフォードということで、期待していたのだが傑作サスペンスということにはならなかったようである。

ベトナム戦争に反対していた学生が起こした連続テロ事件のメンバーに焦点を当てた映画で、ミシガン州の銀行を襲撃した際に、警備員を射殺してしまい、実行犯としてミミ、シャロン、ニックの3人が指名手配となり、潜伏する。
シャロン(スーザン・サランドン)が自首をしようした矢先、盗聴されたことで逮捕されてしまい、新聞記者が、残りの人間の所在を暴こうと詮索し始める。

ニック(ロバート・レッドフォード)の所在が知れ、ニックは娘を弟へ預け、真相を知るミミを探す。おおまかには以上の様なストーリーで、さまざまな登場人物を絡めて物語を膨らませている。シャロン(スーザン・サランドン)、ミミ(ジュリー・クリスティー)その他、ニック・ノルティ、リチャード・ジェンキンス、クリス・クーパー
サム・エリオット、テレンス・ハワードなど主演級が脇を固めている。

銀行襲撃事件、爆弾テロ事件、シャロンの逮捕、ミミの逃亡、ミミとニックの子供、以上がこの映画のキーワードだが、もう少し脚本を整理してわかりやくい映画として欲しかった。新聞記者のベン役シャイア・ブラーフのこの事件にかかわる動悸の強さが感じられず、逆に存在がうるさく感じてしまった。

FBI捜査官のテレンス・ハワードとニックのストレートな追っかけに終始した方が、すっきりしたのではないか。
テレビでのニュースや出演者の会話から、事件がどういうことになっているか等の情報を入手できるように描かれているものの、ちょっと説明が不足している。脚本の問題なのか編集の問題なのか。

レッドフォードはアメリカの俳優の中で、これほど知性を感じさせ、その上ソフトでクールな美男子俳優は、過去もこれからもいないのではないだろうか。代表作も傑作・名作が多く、78歳の今でも現役でいるということが素晴らしく尊敬に値する。
この映画は、76歳での作品で、製作・監督・主演を務めている。

ロバート・レッドフォード78歳、クリント・イーストウッド84歳、まだまだ健在な姿を見せてほしい2人である。
「スティング」「明日に向かって撃て」「追憶」「華麗なるギャツビー」が懐かしい。
”毎日が映画日和” 80点(レッドフォードの頑張りに☆おまけ)

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