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私刑警察「Ne réveillez pas un flic qui dort」 [フレンチノワールも奮闘中!]

☆私刑警察「Ne réveillez pas un flic qui dort」
(1988年制作、ジョゼ・ピネイロ監督、脚本:フレデリック・ファヤルディ、ジョゼ・ピネイロ、アラン・ドロン、音楽:ピノ・マルチーズ、撮影:リシャール・アンドリ、ラウール・クタール
アラン・ドロン、ミシェル・セロー、サヴィエ・ドリュック、パトリック・カタリフォ、レイモン・ジェローム、ロクサン・グールド、ステファン・ジョベール)
   
アラン・ドロンが、53歳で制作、共同脚本、主演した警察内部の対立を描いたアクション・サスペンス作品。
毛色が変わった作品で、警察内部に極右組織「正義警察」を組織し、容疑者や汚職警官を処刑する一味とドロンが対決するという映画で、フランス版「必殺仕掛人」達が、パリ中の犯罪組織や、ギャング一味などを片っ端から殺してゆく。また、仲間に誘って組織に入らなかった警官も殺害する。

目撃者や密告屋も殺されていくことで、グランデル(アラン・ドロン)部長刑事は、警察内部に殺害実行者がいることに気が付く。
犯罪者に対し無力な法律に、業を煮やしたスカティ警視(ミシェル・セロウ)が強大な組織を作り上げ、警察署長まで仲間に引き入れていた。

仲間が殺され、警察内部の犯行を暴露し、首謀者のスカティを最後は自らの手で処刑する、アラン・ドロン版ハード・ボイルド・アクションとなっている。
時代を反映したのか、壮絶で残虐な場面もあるものの、ドロンの熱演ぶりが楽しめる作品となっている。

フランスの二枚目俳優として、日本でも絶大な人気を誇ったアラン・ドロンは、文芸作品にも出演する俳優として知られるが、刑事役、ギャング役、犯罪者役が似合う俳優として、多くの映画に出演、日本でも多くの映画が公開されている。「太陽がいっぱい;Plein soleil」「冒険者たち:Les Aventuriers」「地下室のメロディ:Mélodie en sous-sol」「シシリアン:Le Clan des Siciliens」「サムライ:Le Samouraï」「仁義:Le Cercle Rouge」「さらば友よ:Adieu l'ami」「リスボン特急:Un Flic」等代表作をあげたらきりがない。

1980年以降は未公開作品が多く、DVDもほとんど発売されていないため、その活躍を知ることはできないが、70歳近くまでテレビ「刑事フランク・リーヴァ:Frank Riva」の主演を務め、最後の出演作品となっている、現在80歳で、今だ健在である。

“毎日が映画日和” 60点




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パリ警視J「Le Marginal」 [フレンチノワールも奮闘中!]

☆パリ警視J「Le Marginal」
(1984年制作、ジャック・ドレー監督、脚本:ジャック・ドレー、ジャン・エルマン、音楽:エンニオ・モリコーネ、撮影:ザビエ・シュワルツェンベルガー、
ジャン=ポール・ベルモンド、ヘンリー・シルヴァ、カルロス・ソット・マヨール、チョッキー・カリョ、ジャック・ダビット、ピエール・ベルニエ、ロジェ・デュマ)
     
1960年代~80年代前半にかけて、フランスを代表する俳優としてヒット作を連発しアラン・ドロンと人気を2分した、ジャン・ポール・ベルモンド主演のアクション映画。

麻薬シンジケートのボス、メカチ(ヘンリー・シルヴァ)を追い詰める破天荒な刑事ジョルダンを演じている。マルセイユ、パリを舞台にヘリコプターから海上のボートへ移るアクションシーンや、殴り合い、カーチェイスとアクションファンは退屈しない映画となっているが、エピソードの積み重ねが多すぎて、ちょっと間延びした感じがしないでもない。

仕掛けられた罠で、転勤を余儀なくされたり兄弟同然のフランシスを、メカチ一味に殺されたことを知るや、メカチとの対決で、ジョルダン(ジャン・ポール・ベルモンド)のガンが火を噴く。もう少し、警察内部とメカチの癒着や警察内部の裏切り者なども描いてくれると、映画に幅が広がったと思うのだが、ベルモンドの活躍を追いかけるのに精いっぱいという感じで、ちょっと説明不足、ベルモンドの行動の理由が良くわからない箇所もある。

数々の映画に出演、シリアスなドラマから、文芸作品、コメディ、ミステリーやサスペンス、得意の身体を張ったアクション物まで幅の広い演技ができる俳優で日本でも人気が高い。
日本では、どうしてもアメリカ作品が主流で、最近はフランス映画はあまり人気はないのだが、1970年代はフランス映画の人気も捨てもんじゃなかったのだが、、、、。

「リオの男」「カトマンズの男」「パリの大泥棒」「コニャックの男」「相続人」「薔薇のスタビスキー」「警部」「ラ・スクムーン」「オー!」等々、昔喜んで見た作品、未見の作品が多く早く格安DVDを発売してほしい。

“毎日が映画日和” 70点

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マルセイユの決着「Le Deuxieme Souffle」 [フレンチノワールも奮闘中!]

☆マルセイユの決着「Le Deuxieme Souffle」
2008年公開 アラン:コルノー監督・脚本 撮影;イヴィ・アンジェロ 音楽:ブリュノ・クーレ 原作:ジョゼ・ジョバンニ
ダニエル・オートゥイユ、モニカ・ベルッチ、ミシェル・ブラン、ジャック・デュトロン、ダニエル・デュバル、エリック・カントナ)
      
1968年ジャン・ピエール・メルビル監督の「ギャング」のリメイク作品。
原作・脚本は、本物のギャングで、後に作家・脚本家・監督として活躍したジョゼ・ジョバンニである。

リメイク版は156分の長編で、途中、若干無駄な描写と思われる箇所があるもの力作である。
男の生き様を鮮烈に描いて、アラン・コルノー監督の傑作となった。
メルビル監督作品も傑作と言われているが、未見のため比較ができない。主演がリノ・バンチュラということで、コルノー監督作品よりも、男臭さが全面に出ている映画となっていることだろう。 

ギャングが、脱獄し出国を前に、金のため強盗をすることからギャング同士の駆け引きと警察絡みの暗躍、裏切りで結局は、みんな死んでしまうという映画で、ハードボイルドなギャング役を、もう一つ貫録不足だが、ダニエル・オートィユが熱演している。

難を言えば、もう少しタフネスさが出ていると良かった。助演の警部役ミシェル・ブラン、手助けするオルロフ役のジャック・デュトロン等の好演が映画全体を引き締めている。
モニカ・ベルッチの出番が必用だったのかどうか、原作でも出てくるのかどうかわからないが、この映画に関する限り、必用なかったように思える。

もう少し短くなれば、緊張感のあるギャング映画となったと思うのだが。
モニカ・ベルッチは、好きな女優で「マレ―ナ」が素晴らしかったが、最近はさすがに、容貌も衰え、太り過ぎでつまらない映画に出ている感じがするが、逆に豊満な方がヨーロッパでは好まれるのだろうか。

ギャングの世界に生きる男として、策略により、仲間への裏切り行為の濡れ衣をきせられるのは、プライドが許せないという正に「男の世界」を描いている。
出国して、好きな女と平和な生活ができるのを、敢えて濡れ衣を晴らす為、死を覚悟し対決の場面へと向かう。東映のヤクザ映画を見る様な感じでもあるが、そこはフレンチ・フィルム・ノワール(旗頭ジョゼ・ジョバンニの原作)の系譜を踏襲する映画となっている。車の中でチンピラを殺す場面や襲撃シーン、最後の銃撃シーンの迫力が凄い。

40億円という巨額な製作資金を投じた映画とのことで、画面全体に60年代が再現され、セット、美術等に、金がかかっている雰囲気は十分感じられる。
アラン・コルノー監督は、イヴ・モンタン主演の「真夜中の刑事」を見ているが、「フォート・サガン」などの名作を監督しているとのことで、監督作品を探してみよう。

“映画はみんな面白い” 70点



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