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小説家を見つけたら「Finding orrester」 [人生ドラマの傑作!!]

☆小説家を見つけたら「Finding Forrester」
(2000年製作、ガス・ヴァン・サント監督、脚本:マイク・リッチ
撮影:ハリス・サヴィデス、音楽:マイルス・ディヴィス、ビル・フリーゼル
ショーン・コネリー、ロブ・ブラウン、F・マーリー・エイブラハム、アンナ・パキン、パスタ・ライムス、マット・ディモン、マイケル・ヌーリー、リチャード・イーストン、ステファニー・ペリー)
   
世界名作映画の1本!!
ショーン・コネリーが、70歳で制作も兼ね主演した作品。
年齢を超えた友情を描き、何とも心地よい爽やかな感動を呼ぶ作品となっている。

世間と隔絶した生活を送る老作家ウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)とバスケットが上手く、文才に長けている高校生ジャマール・ウォレスの出会いと別れを描いている。

優しく心に語りかけるようなストーリーで、高校生に降りかかる理不尽なトラブルに、悩みながらも毅然と立ち向かう高校生ジャマールを、オーディションで役を射止めたロブ・ブラウンが爽やかに演じている。(その後も、映画等で活躍中)

論文が上手すぎるということで、盗用だと決めつけ、権力を傘に着て糾弾しようとするクロフォード教授(F・マーリー・エイブラハム)やスペンス博士(マイケル・ヌーリー)に対し、ジャマールは(チームの勝利に貢献したら、審問会は不問にするという条件を提示する)フリースロー2本を入れるとチームが、勝利するというバスケット決勝戦の場面で、敢えて失敗するエピソードは、理不尽な権力には屈しないというジャマールの意志の強さを感じさせ、素晴らしい場面となっている。

このエピソードは、人生の過程の中で降りかかる様々な困難を象徴するエピソードとして描かれているようで、この作品の主要なテーマともなっている。

思い込みで先入観を優先させる大人(親と子供にもある問題だが)、権力を振りかざす大人、そういう大人を代表する人物としてシンボリックに描かれる、クロフォード教授を名優F・マーリー・エイブラハムが、演じていてさすがの演技を見せる。ショーン・コネリーとエイブラハムは、中世修道院を舞台とした殺人事件の謎を解く物語を描いた名作「薔薇の名前:Le Nome de la Rose」でも共演しており、名優が再び共演、演技の火花を散らしている。

ウィリアム・フォレスターは、癌でなくなるのだが、ジャマールへ託した手紙の中で、新たな人生を旅させてくれた感謝を述べる。フォレスターの作品の序文にジャマールの文章を挿入し、共著という形で次作を残し、ジャマールへの感謝を表す。

フォレスターの財産等の管理をする弁護士事務所の弁護士に、ガス・ヴァン・サント監督作品への出演作品の多いマット・ディモンが、カメオ出演している。
ガス・ヴァン・サント監督は、「グッド・ウィル・ハンティング:Good Will Hunting」で、注目を浴び「エレファント:Elephant」「ミルク:Milk」等の名作を発表している監督である。

マーティン・ブレスト監督アル・パチーノ主演「セント・オブ・ウーマン:Scent of a Women」を思い出すような作品で、世代を超えて楽しめる上質な作品である。

“毎日が映画日和” 100点!!(渋~いショーン・コネリーの魅力に満点)


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ダラス・バイヤーズ・クラブ「Dallas Buyers Club」 [人生ドラマの傑作!!]

☆ダラス・バイヤーズ・クラブ「Dallas Buyers Club
(2013年製作、ジャン=マルク・ヴァレ監督、脚本:クレイグ・ボーテン、メリッサ・ウォラック、撮影:イヴ・ベランジュ、音楽:ボブ・ボーウェン
マシュー・マコノヒー、ジャレッド・トット、ジェニファー・ガーナ―、グリフィン・ダン、デニス・オヘア、スティーブ・ザーン)
    
時代は、1985年、新聞では、ハリウッドスター、ロックハドソンがエイズだったと騒いでいて、エイズやホモという言葉自体をあまり聞くことのなかった時代のドラマである。

ロデオカウボーイ、ロン(マシュー・マコノヒー)は女性と遊び、酒を飲む放蕩生活で、トレーラーでその日暮らしだったが、突如倒れ、病院で検査の結果HIV陽生の診断が下され、余命30日と言われてしまう。
周りの同僚からは差別され、嫌がらせも受ける。

そこからこの映画が、俄然面白くなる。ホモ嫌いのロンのベッドの隣にはレイヨン(ジャレッド・レト)がいた。
人違いで、俺は違うと言いながらも、猛烈にエイズを勉強し、AZTという治療薬のあること知り、不正に入手し飲み続けるが、満足しないロンは、メキシコへ行き、タッカーという医師と出会い、AZTは効果なく逆に死ぬのを早める薬だと知ることとなる。

会員制の薬販売の会社を立ち上げ、エイズ患者を救おうと病院で一緒だったレイヨンも仲間に入れ順調だったが、アメリカ食品医薬品局(FDA)の取り締まりを受けるようになる。製薬会社と癒着する病院、FDAという図式は、アメリカだけならず、恐らく世界中で同じような構図なのだろう。許可しない薬は服用できないし、臨床実験の結果問題ないとの結果が必用との名目である。
裁判で負け続けるが、同じ病気の仲間からはその勇気を讃えられ、7年後亡くなる。
これは実話の映画化でもある。

主演のマシュー・マコノヒー、助演のジャレッド・トットが共に、アカデミー賞主演男優賞、助演男優賞に輝く極限の演技をみせる。マシュー・マコノヒーは、全くの別人に変化していて、納得の演技と受賞である。
政府機関との戦いに果敢に挑んでいくその勇気も、素晴らしい。

レイヨンが、最後恋人に連れられて病院に行くとき、「死にたくない」と泣いて訴えるシーンがあるが、とても切なく、世界中の治療薬を許可すればよいのにと素直に思うのだが、やはり解決しなくてはいけない問題も多いのだろう。そのためにもFTA協定が早く必用なのだろうか。
医療の在り方、臨床実験、薬の開発の問題など、多くの課題を描いた問題作として
非情に見応えのある作品だった。

“毎日が映画日和” 85点

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女相続人「The Heiress」 [人生ドラマの傑作!!]

☆女相続人「The Heiress」
(1949年製作 ウィリアム・ワイラー監督、脚本:ルース・ゲーツ、オーガスタ・ゲーツ、撮影:レオ・トーヴァ―、音楽:アーロン・コープランド
オリヴィア・デ・ハヴィランド、モンゴメリー・クリフト、ラルフ・リチャードソン、ミリアム・ホプキンス)
      
ヘンリー・ジェィムズ原作の「ワシントン広場」の映画化で、第22回アカデミー賞作品賞他8部門ノミネートされ、主演女優賞、音楽賞、美術監督賞(白黒部門)、衣装デザイン賞(白黒部門)4部門受賞した作品。

ニューヨークの医師の娘キャサリン(オリヴィア・デ・ハヴィランド)とモーリス(モンゴメリー・クリフト)の悲恋と二人の結婚に反対する厳格な父親を描いた物語。
ウィリアム・ワイラー監督は、アカデミー監督賞ノミネート12回受賞3回の大監督で、「ベン・ハー」「ローマの休日」は映画ファンでなくても知っている名作中の名作である。
名作・傑作が多く「孔雀夫人」「西部の男」「ミニヴァ―夫人」「我等の生涯の最良の年」「探偵物語」「必死の逃亡者」「友情ある説得」「大いなる西部」「噂の二人」「コレクター」「おしゃれ泥棒」「ファニーガール」など映画界の生んだ不世出の大巨匠と本当に呼べる監督である。

主人公の女性のうぶな表情が、最後には冷たい人を寄せ付けない表情と変わるあたりの演出が凄い。登場人物一人一人の性格が明確で、わかり易くそれぞれの演技に品格を感じる。特にラルフ・リチャードソンの役作りが、素晴らしい。ロンドンの舞台で活躍したとのことで、(親友にはローレンス・オリヴィエがいるとのこと)その実力が如何なく発揮されている。それにしてもモンゴメリー・クリフトは、ウォーレン・ベイティと雰囲気がそっくりで、金持ちの女性を選び近づくが、覚悟が足りない男を演じている。

オリヴィア・デ・ハヴィランドは、徹底した役作りをしたと思われる大熱演で、父親を拒否し、最愛の男への裏切りに精神的に復讐する女性を演じて秀逸である。見事2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞している。「風と共に去りぬ」のメラニー役は燦然と輝き後の世まで永遠に語り継がれる女性像となっている。

劇中流れる音楽は良く聞くメロディで(題名は知らない)、耳に残る。
舞台劇でも有名とのことで、正に重厚な舞台劇をそのまま映画にしたような雰囲気。
“毎日が映画日和” 85点

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ローズ「The Rose」 [人生ドラマの傑作!!]

☆ローズ「The Rose」(1980年公開 マーク・ライデル監督 脚本:ビル・カーヴィ、ボー・ゴールドマン 撮影:ウィルス・ジグモンド 音楽:ポール・A・ロスチャイルド  ベッド・ミドラー、アラン・ベイ、フレデリック・フォレスト
ハリー・ディーン・スタントン、デヴィッド・キース)

ベトナム戦争時代のアメリカで、刹那的に生きる女性ロックシンガーの人生を描いた映画で、主演のベッド・ミドラーのパワフルな歌声に魅了される。

ドラッグとストレスからくる飲酒癖を持つ女性シンガーを演ずる、ベッド・ミドラーが、迫真の演技で素晴らしい。グラミー賞を4度受賞の実力派歌手で、この映画も含めコメディーからシリアスな人生ドラマまで、さまざまなジャンルの映画にも出演している。
      
モデルは、ジャニス・ジャップリンとも言われているが、激しい気性、刹那的な生き方、酒浸りの日々、マネージャーとの確執、つかの間の恋などをロック音楽と共に綴る秀作。
せつなすぎて、救いがなく、最後にはドラッグと酒で、コンサート中に死んでしまうのだが、歌への捨てがたい激しい情熱も感じる演出となっている。

ベッド・ミドラーの体当たりの演技に圧倒されっぱなしの135分で、見終わると力が入り過ぎたせいか疲れを感じるほど。サスペンスやデザスター映画とは違う疲れ方である。

アラン・ベイツが、励まし、突放し、何とか仕事をさせようと奮闘するマネージャー役を好演。イギリスの舞台が本職の俳優で、数々の映画に出演している。「恋」や「恋する女たち」が印象深い。

マーク・ライデル監督は、「華麗なる週末」「11人のカウボーイ」「黄昏」「フォー・ザ・ボーイズ」で知られる俳優業もこなす監督で、秀作が多い。
ベッド・ミドラーとは、「フォー・ザ・ボーイズ」でも監督と主演者としてコンビを組んでいる。(映画としては、こちらの方がすきだが、後述することとする)
ベッド・ミドラーに圧倒される映画で、“見なきゃ損するよ”という映画の1本。

“毎日が映画日和” 85点
 

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