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郵便配達は二度ベルを鳴らす「The Postman Always Rings Twice」 [犯罪の陰に女あり]

☆郵便配達は二度ベルを鳴らす「The Postpman Always Rings Twice」
(1946年制作 ティ・ガーネット監督、脚本:ハリー・ラスキン、ナイブン・ブッシュ、音楽:ジョージ・バスマン、撮影:シドニー・ワグナー、原作:ジェームズ・M・ケイン
ラナ・ターナー、ジョン・ガーフィールド、セシル・ケラウィ、ヒューム・クローニン、レオン・エイムズ)

過去4度映画化がされており、この映画は、イタリアでルキノ・ビスコンティも映画化しているが、1946年の3度目の映画化作品である。
1981年のジャック・ニコルソン&ジェシカ・ラング主演の映画もあり、原作の人気の高さが伺われる。

犯罪小説特有の練りに練ったストーリーが、これからどうなるのだろうとはらはらさせる。ラナ・ターナーの豊満な肉体を武器としたファム・ファタール(悪女)は、悪くはないがむせ返る匂いたつ様な色気が、もう少し欲しかった。

ジョン・ガーフィールドは、たまたま立ち寄ったレストランの若妻コーラを一目見て、従業員の募集に応じる、足が地に着かないという男フランク役を好演している。魅力的な若妻に翻弄され、殺人の犯人になってしまう役で、二枚目でもなく体格もりっぱでもないのが、“いかにもそうなっちゃうよな”という雰囲気が出ていて、美人でグラマラスな女性がそばにいたら心を惹かれるのも仕方ないことと逆に納得させられる。

コーラの夫役は、セシル・ケラウィという俳優で、若妻を心身共に、満足させられないという悩みを抱える役だが、年の離れた美人妻がいる割には、少し鈍
感すぎる様な印象、しかし演出側の意図だったかもしれない。

ジェームズ・M・ケインは、ダシール・ハメットなどと同年代に活躍したアメリカの作家で、この作品で確固たる地位を築き、のちにアメリカ作家協会の設立に尽力をしているとのこと。犯罪ものが得意で、この後の「深夜の告白」も、保険金詐欺を扱ったきっかけとも言える映画で、小説の世界、映画の世界での貢献度が高い。

ヒューム・クローニンが、狡猾そうな弁護士役を演じている。
ラナ・ターナーは、実生活で、8度の結婚離婚を繰り返したのこと。恋多き女優だったということか。(クラーク・ゲーブルやタイロン・パワー、フラン
ク・シナトラなどとも浮名を流し、ショーン・コネリーの愛人だったとの説も。)

日本では、ジェームズ・M・ケインの小説で映像化された作品が多く見られないのが残念。もっと陽の光が当たっても良い作家であろう。

“映画はみんな面白い” 75点

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