So-net無料ブログ作成
人種差別問題の根深さを知る ブログトップ

許されざる者「The Unforgiven」 [人種差別問題の根深さを知る]

☆許されざる者「The Unforgiven」
(1959年制作、ジョン・ヒューストン監督、脚本:ベン・マド―、撮影:フランツ・プラナー、音楽:ディミトリオ・ティオムキン
オードリー・ヘップバーン、バート・ランカスター、オーディオ・マーフィー
リリアン・ギッシュ、ジョン・サクソン、チャールズ・ビッグフォード、ジョセフ・ワイズマン、ダグ・マグルーア)

   
ジョン・ヒューストン監督自ら(製作側との意見の相違や主演のオードリー・ヘプバーンが落馬、脊髄の骨折で3週間入院で撮影が中断されるなど、さまざまなトラブルが重なった)、最悪だったと認めている作品なのだが、映画としては、インディアンの娘レイチェル(オードリー・ヘップバーン)を題材として、人種差別問題と家族愛をテーマにしたヒューマンドラマとなっている。

ザカリ―一家の娘レイチェルは、カイオワ族のインディアンの娘なのだが、生まれて間もなく白人の娘として育てられたことで、その事実を知る者もなく過ごしてきたが、実はインディアンの娘ではないかと疑われ、家族の信頼が一旦崩れる様子と周りの牧場の人々の偏見により、疎外されるザカリ―一家を描いた物語である。

インディアン娘なのではないかとの疑いから、長男ベンは、噂を振りまく男を捕まえ、みんなの前で証言させるが、疑惑はますます深まり、ベン家族は孤立する。娘を取り戻しに来るカイオワ族の襲撃に耐えながら、何とか家族で応戦するが、母親が撃たれ亡くなってしまう。

次男キャッシュ(オーディオ・マーフィー)が(一旦家を出ていく)、インディアンの襲撃に駆けつけたことにより撃退するが、生き残った4人の兄弟にはこれからも苦難が待ち受けているという含みを残したまま、エンドマークとなる。(根強い人種差別問題は、何も解決していない)

盛り上げに欠け、物語に奥行が無かったために、凡庸な映画となってしまったように思う。
ただ、出演者の顔ぶれを観ているだけでも楽しめるし、若かりし頃のジョン・サクソンがインディアン役で強烈な印象を残していたりと楽しめる場面もある。

バート・ランカスターや母親役のリリアン・ギッシュの演技がちょっと深刻過ぎ、俗にいう“臭い演技”で、大げさな感じがする。
ヘップバーンがインディアン役とは意外だが、彼女唯一の西部劇である。どの作品も見応えある作品が多い、ヘップバーンとしても物足りない作品となってしまった。
大御所監督のジョン・ヒューストンにしては、ちょっと物足りない出来映えで不本意だったのではないだろうか。

“毎日が映画日和” 65点


nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画
人種差別問題の根深さを知る ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。