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終着駅トルストイ最後の旅「The Last Station」 [ロシアの文豪の実像に迫る]

☆終着駅トルストイ最後の旅「The Last Station」
(2010年公開 マイケル・ホフマン監督・脚本、音楽:セルゲイ・イェフトゥシェンコ 撮影:セバスティアン・エドシュミット クリストファー・プラマー、ヘレン・ミレン、ポール・ジアマッティ
ジェームズ・マカヴォイ、アンヌ・マリー・ダフ、ケリー・コンドン)

「戦争と平和」「アンナ・カレーニナ」という小説等で、世界最高峰の作家の一人とも言われる「トルストイ」の晩年を描いた物語で、妻ソフィアとの確執が描かれた映画である。映画だけ見れば、著書の著作権を民衆にゆだねるという。

トルストイと13人の子供たちとの生活を守るために、それを阻止しようとする妻との確執がトルストイの家出に繋がり、死期を早めてしまったように感じるかも知れない。
根は深く、結婚当初からトルストイには、農場で働く愛人がいて日記や作品にも書かれているとのことで、必ずしも妻と幸せな結婚生活を送っていた訳ではなかったようだ。そのことが、結婚生活を続ける中で、その他の要因と重なり、平和に暮らしたいトルストイと財産を守りたい妻の壮絶な確執となって(さらに取り巻く様々な利害関係者との絡みなどもあり)いたのではないだろうか。

非暴力主義は、その後ガンジーに影響を与え世界中の人に影響を与えた。作品は今でも、世界中で読まれ世界的文豪の一人として、これから先も営々と読
み継がれていくことだろう。
     
映画は、トルストイが亡くなる直前のさまざまな出来事を描かきながら、妻の愛を描こうとする。ヘレン・ミレン(撮影当時69歳)もいいのだが、ぐっと受け止めるクリストファー・プラマー(撮影当時80歳)が素晴らしい。
それにしても、13人の子供を産んだということが凄い。自分と子供たちの財産を守ろうとするのも当然と言えば、当然なのだが、トルストイ運動への資金提供という意味合いもあっただろうから、一概に言えない部分もあろう。

トルストイにすれば、自分のやりたいようにさせてくれ、静かに生活させてくれということだったろうと思うのだが。 深い絆で結ばれていたというのが映画の主題の様に思うが、トルストイからソファアに宛てた、最後の手紙からは、離れて暮らさなければならないトルストイの心情が見て取れ、そういう意味では最後にソファアに対して人生の伴侶としての愛情はあったのかどうか、トルストイ本人しかわからないと言うことか。ロケ地はどこかわからないが、ロケ地の撮影が素晴らしい。トルストイと向き合うなんてちょっと勉強になる映画です。

“毎日が映画日和” 75点

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