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ラスト・オブ・モヒカン「The Last of Mohicans」 [骨太の男臭い映画が超クール!]

☆ラスト・オブ・モヒカン「The Last of the Mohicans」
(1992年製作、マイケル・マン監督、脚本:マイケル・マン、クリスっトファー・クロウ、音楽:トレヴァー・ジョーンズ、ランディ・エルマン
撮影:ダンデ・スピノッティ、原作:ジェームズ・フェニモア・クーバー「モヒカン族の最後」
ダニエル・ディ=ルイス、マデリ-ン・ストウ、ジョディ・メイ、ラッセル・ミーンズ、エリック・シュウェイグ、ウェス・ステュ-ディ、モーリス・ローヴス)
   
モヒカン族の酋長チンガチェックと2人の息子ウンカスとホークアイの3人が、過酷な戦いを生き抜く物語。時代は、1757年アメリカで、イギリス軍とフランス軍がアメリカの覇権争いを繰り広げていた時代。

フレンチ・インディアン戦争の最中、父親(英国軍の指揮官マンロー大佐)のところへ向かう途中の姉妹(コーラ:マデリン・ストウ、アリス:ジョディ・メイ)が、フランス軍と同盟しているヒューロン族に襲われたところを、助けることから物語が始まる。
ホークアイは、白人の養子で、生粋のモヒカン族ではないが、親子3人仲良く協力して困難に立ち向かう。

父親チンガチェック(ラッセル・ミーンズ)役は、スー族の活動家で、人種偏見と闘っている傍ら俳優業を営んでいるとのことだが、見応えある演技を披露していて、雰囲気や佇まいが良い。
ヒューロン族のマグアを演じたウェス・ステュディは、チェロキー族の血を引くネイティブ・インディアンで、多くの映画に出演、この作品は存在感抜群の演技を披露している。

時代が、西部劇以前で、あまり描かれることは少ない題材だが、英国とフランスの覇権争いは、そのまま現代の世界の構図に当てはまるようである。
未開の地を巡る(後進国や、発展途上国)戦いは、資源の確保や戦略的問題等今も続いており侵略しようとする国がいる限り、未来永劫無くならないのだろう。当事国が時代の趨勢で、変わるだけだろう。

姉妹が捕えられ、マグアの後を追い戦うが、ウンカスがマグアに殺され、アンカスと恋を育んでいたアリスも後を追い崖から飛び降りる。
チンガチェックが、息子の仇とばかりにマグアとの一騎打ちで、マグアを殺し復讐を遂げる。映画の戦闘シーンの迫力が凄いし、スピード感が素晴らしい。

マイケル・マン監督が、傑作「ヒート;Heat」の前作として発表した作品で、商業的にも成功した映画で、語り口が抜群にうまいと感じる監督である。
続いて発表した「ヒート」で、世界的に認められることになった。

傑作「インサイダー:The Insider」「アリ:Ali」「マイアミ・バイス:Miami Vice」は必見で、初期作品「ザ・クラッカー:Thief」も見応え十分の力作である。
近年は、「パブリック・エネミーズ:Public Enemies」「ブラック・ハット:Black hat」などで、注目を浴びている。

主演のダニエル・ディ=ルイスは、今や世界を代表する俳優の一人で、アカデミー賞主演男優賞3度受賞している唯一人の俳優である。出演時は、35歳で既に1989年「マイ・レフト・フット:My left Foot」で、アカデミー賞主演男優賞を受賞しており、その3年後の作品である。出演作品を選ぶ俳優として知られ、出演作品も20作前後と非常に少ない俳優である。
(「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド:2007年」「リンカーン:2014年」で主演男優賞を受賞)
アメリカの歴史の一端を垣間見る作品で、興味深い題材で、楽しく面白く観れる映画である。

“毎日が映画日和” 85点


バレット「Bullet to the Head」 [骨太の男臭い映画が超クール!]

☆バレット「Bullet to the Head」
(2012年制作、ウォルター・ヒル監督、脚本:アレッサンドロ・キャモン
撮影:ロイド・エーハン、音楽:スティーブ・マッツァーロ
シルヴェスター・スタローン、サン・カン、サラ・シャヒ、ジェイソン・モモア、アドウェール・アキノエ=アグバエ、クリスチャン・スレーター)
   
ウォルター・ヒル監督の2002年以来の劇場用映画監督作品。
(2006年「ブロークン・トレイル:Broken Trail」テレビ映画を監督している)
主演が、シルヴェスター・スタローンとなれば、期待しないわけにはいかない映画で、殺し屋同士の壮絶なガンファイト、肉弾戦が繰り広げられる。
作風的には、ちょっと重々しすぎた感じもするが、迫力は抜群で、ウォルター・ヒル健在を証明している。

元海兵隊で今は殺し屋のボボ(シルヴェスター・スタローン)は、一仕事終えたあと酒場で隙を突かれ相棒ルイス(ジョン・セダ)を殺されてしまう。復讐を誓うボボだったが、黒幕に辿り着くには、刑事と手を組むしかないという状況となり、刑事もまた地元警察は汚職警官ばかりで、信用できずボボと相棒となるより手が無く、でこぼこコンビの捜索で徐々に黒幕に辿りつく。

クリスチャン・スレーターが、チョイ役ですぐ殺されてしまうのは、もったいないが、殺し屋キーガン(ジェイソン・モモア)が、タフな殺し屋役で見せ場を作ってくれる。凄味といい、無気味さといい最近では、出色のキャラクターではないだろうか。

スタローンの娘役(サラ・シャヒ)がなかなか魅力的で、映画やテレビの脇役で活躍中。スタローンは出演時65歳前後で、鍛えられた肉体を見せてハードなアクションにも挑戦している。「エクスペンダブルズ:The Expendables」シリ―ズの大ヒットにより今また注目を集めているハリウッドの大スターである。

ウォルター・ヒルの監督作品は、本当に久しぶりで十分楽しめたし、スタローンの健在ぶりも確かめられた楽しい作品だった。

“毎日が映画日和” 80点

北国の帝王「Emmperor of the Nortu Pole」 [骨太の男臭い映画が超クール!]

☆北国の帝王「Emperor of the North Pole」
(1973年制作 ロバート・アルドリッチ監督、脚本:クリストファー・ノッフ、撮影:ジョセフ・ハイロック、音楽:フランク・デボォール  
リー・マービン、アーネスト・ボーグナイン、キース・キャラダイン、サイモン・オークランド)

不況時代のアメリカ1930年代、失業して列車を無賃乗車している“ホーボー”と呼ばれる浮浪者とそれを阻止しようとする車掌の戦いを描く傑作映画。

向う見ずな小賢しい若いホーボー(キース・キャラダイン)を仲介役として描き、男の生き様、ひいては人間としての生き様も描いている。ロバート・アルドリッチ監督は、はずれの少ない監督で、常に観客が喜ぶ映画を見せてくれるフィルム・メーカーである。
     
リー・マービンが、この映画でも素晴らしく、敵役のアーネスト・ボーグナインもこれでもかと熱演。見るものを圧倒する迫力と演技力である。
さまざまな無賃乗車の方法やそれを阻止する車掌の小道具など笑える場面もあるが、入念にリサーチされているせいか、説得力がある。脚本が良く出来ていて、監督の演出力が優れていれば良い映画はできるという見本のような映画である。傑作の1本といってよい映画。

リー・マービンは、最近「最前線物語」「殺しの分け前」と代表作を見たが、この映画も彼の代表作の1本と言ってよい。
サイモン・オークランドが、ご愛嬌の出演だが場を和ましてくれている。

ロバート・アルドリッチ監督は、「ベラクルス」「何がジェーンに起こったか」「飛べフエニックス」「攻撃」「合衆国最後の日」「ハッスル」「燃える戦場」「ロンゲストヤード」「特攻大作戦」「ふるえて眠れ」など発表する作品は、すべからく名作、傑作揃いで娯楽作品としても1級品である。
65歳と早く亡くなってしまったが、風貌の様(超巨漢)な男味たっぷりの骨太映画を作り続けてほしかった。

“毎日が映画日和”  85点!!


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