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座頭市物語 [座頭市記念すべき第1作]

☆座頭市物語
(1962年制作、三隅研次監督、脚本:犬塚稔、音楽:伊福部昭、撮影:牧浦地志、原作:子母沢寛
勝新太郎、天地茂、万里昌代、柳永二朗、島田竜三、南道郎、中村豊)
   
勝新太郎主演の「座頭市」記念すべき第1作。

子母沢寛の随筆集「ふところ手帖」に書かれた数ページの短編に書かれた盲目の座頭の物語に浪曲「天保水滸伝」の登場人物平手造酒や侠客の親分笹川繁造と飯岡の助五郎の抗争を軸に展開する映画オリジナルストーリー。

第1作ということも有り、後の映画では定番となる酒を注ぐ際の妙技やサイコロ賭博でのいかさま破りなどは、出てこない。ただ、サイコロ賭博でざわとサイの目を壺のなかから間違って出たように見せる座頭市ならではの見せ場が用意されている。

飯岡の助五郎一家(柳永二郎)に草鞋(わらじ)を脱いだ座頭市が、笹川一家(島田竜三)に草鞋を脱いでいる平手造酒(天地茂)と釣り仲間となり親交を深めていくが、何れは戦う運命と知っている当たりの演技が心憎い。

天地茂の平手造酒は絶品である。こけた頬でいかにも病人らしい妖気漂う剣客振りで、野太い声の響きも良い。(第13作「座頭市の歌が聞こえる」にも出演)
座頭市の仕込み杖の妙技は、まだ完成途中の手探り状態の感じで、作品数を重ねるごとに見せ方が上手くなり、カメラアングルの技術等も上達していった。

万里昌代が、市を慕う女性を演じていて清潔感ある役柄で好演。
飯岡の助五郎と笹川の繁蔵の戦いを描いていて興味深いが、結核を患っていた平手造酒が、座頭市との戦いで死に場所を得ていく場面、三隅監督の演出も冴えている。

この映画の2年前「不知火検校」で新たなダークヒーロー像を創りだした勝新太郎が、その延長線上で作り挙げた異色のヒーロー映画で、映画化26本、テレビ化シリーズ100本制作され、舞台でも3度上演されている。
座頭市ファンは多く、海外の映画人にも多くのファンがいることでも知られている。

“毎日が映画日和” 80点


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