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ローン・レンジャー(1981年版)「The Legend of the Long Ranger」 [西部のヒーロー]

ローン・レンジャー「The Legend of the Lone Ranger」
(1981年制作、ウィリアム・A・フレイカー監督、脚本:ジェラード・B・デーロション他、音楽:ジョン・バリー、撮影:ラズロ・コヴァックス
クリントン・スピルスベリー、マイケル・ホース、クリストファー・ロイド
マット・クラーク、ジェイソン・ロバーツ)
   
1981年制作で、日本未公開の第2回ゴールデンラズベリー賞(1981年公開の“最低“の映画を選ぶ)5部門ノミネート(作品、主演男優賞、新人賞、作曲賞、主題歌賞)3部門受賞(主演男優賞、新人賞、作曲賞)の珍品である。

監督は、大好きな映画「モンテ・ウォルシュ:Monte Walsh」を監督したウィリアム・A・フレ―カ―で、撮影監督としてハリウッドで多くの作品を担当、アカデミー賞撮影賞に5度ノミネートされている。

一流のスタッフを招聘し、製作されたテレビでお馴染みのキャラクターだが、主演のローン・レンジャーを演じたクリントン・スピルスベリーに魅力が無く、悪役にクリストファー・ロイドやマット・クラークを配し、大統領役には、名優ジェイソン・ロバーツをキャスティングし、それなりに制作費も注込んだ作品だと思うが、中途半端な出来となってしまったのが惜しまれる。

物語の展開をナレーションで語るという手法も、古すぎたのかも知れない。
幼い時両親を殺される、キモサベ(頼りになる相棒)トント(マイケル・ホース)に救われ、インディアンの部落で育ったジョンは、弁護士の資格を得るが、兄のダンを訪ねる道中、極悪非道のキャベンディッシュ少佐(クリストファー・ロイド)に兄を殺され、自らも撃たれ、危ういところをキモサベトントに再び救われる。

回復したジョンは、黒マスクを付け、ローン・レンジャーとしてキャベンディシュ少佐一味の企みを阻止するべく立ち向かう。(なぜ、黒マスクを付けるのかが良くわからない)
折しも遊説中の大統領が、少佐一味に拉致され拘束されていて、大統領も救うことになるというストーリー。

エピソードの一つ一つが、薄っぺらくなってしまい、ダイジェストをフラッシュバックで見せられているような感じで、全体的に重みが無かったのが惜しまれる。悪役の描き方も、もう一つ凄味が無く、折角の名優たちも手持無沙汰の感じ。

ウィリアム・A・フレ―カ―としても、不本意な作品だったことだろう。
勿論、アメリカでもそっぽを向かれた作品だったようだ、元々ラジオドラマとして放送され、その後コミック、テレビドラマ化(1949年~58年:221話)がされた。

映画化も、1956年、1958年とテレビと同じキャストで制作されており、この作品は、新たに制作された作品で、人気を呼んだテレビ版を踏襲するつもりだったのだろうが、見事に失敗したということだろう。

2013年ジョニー・ディップがトントに扮した新たな「ローン・・レンジャー」がスケールアップし、CG満載で制作費も2億ドル以上かけて制作されたが、期待したほどのヒットとはならず、またしてもゴールデンラズベリー賞を賑わす結果となってしまった。製作者の一人ジェリー・ブラッカイマーは、「パイレーツ・オブ・カリビアン」の2匹目のどじょうを狙ったのだろうが、失敗したようである。

“毎日が映画日和” 55点

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ビリー・ザ・キッド(サム・ペキンパー監督)「Par Garrett and Billy the Kid」 [西部のヒーロー]

☆ビリー・ザ・キッド 21歳の生涯「Pat Garrett and Billy the Kid」
(1973年制作 サム・ペキンパー監督 脚本:ルディ・ワーリッツァー 撮
影:ジョン・コキロン 音楽:ボブ・ディラン  ジェームズ・コバーン、ク
リス・クリストファーソン、ジェイソン・ロバーツ、イーライ・ウォラック、
リチャード・ジャッケル、ボブ・ディラン、スリム・ピケンズ 、ハリー・デ
ィン・スタントン、リタ・クーリッジ、エミリオ・フェルナンデス、C・マー
ティン・スミス)

西部劇の実在の人物「ビリー・ザ・キッド」の生涯を描く、サム・ペキンパー監督最後の西部劇。パット・ギャレット(ジェームズ・コバーン)、ビリー・
ザ・キッド(クリス・クリストファーソン)の交流と追跡の物語だが、配役が驚きで、随所に名優たちが出演しては楽しませてくれる。

キッドが撃たれる最後はあっけなかったが、コバーンが、非情で情け容赦ないパット・ギャレットを演じている。ペキンパー監督としては、「ワイルド・バンチ」、「砂漠の流れ者:ケーブル・ホーグのバラード」、「わらの犬」、「ジュニア・ボナー」、「ゲッタウェー」の次に監督した作品で脂の乗り切った48歳の時の作品である。

一世を風靡した、スローモーションを多用した過激描写も少なく、ペキンパーの過激描写を期待している向きには期待外れかも知れない。わずか21歳で生涯を終えたビリー・ザ・キッドだが、映画で描かれるように、心根の優しい青年だったとの証言も残されているらしい。

伝説の歌手ボブ・ディランが出演しているよりも、リタ・クーリッジ(歌手:007オクトパシー主題歌All Time Highを歌っている)が、出演しているのがびっくりで、クリス・クリストファーソンと当時結婚していたので、カメオ出演だったのかも。

映画としては、さらりと流された感じで、キッドの人物像が、やんちゃな荒くれ者のガンマンとうイメージとは掛け離れたやさしい人物像として描かれている。ちょっと映画が、長すぎたかも知れない。

“毎日が映画日和” 65点!

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