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ラブ・アクチュアリー「Love Actually」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆ラブ・アクチユアリー「Love Actually」
(2003年制作、リチャード・カーティス監督・脚本、音楽:クレイグ・アームストロング、撮影:マイケル・コールター
ヒュー・グラント、コリン・ファース、リーアム・ニーソン、アラン・リックマン、エマ・トンプソン、ローラ・リニ―、マルティン・マッカチョン、ルシア・モリス、ビル・ナイ、キーラ・ナイトレイ、アンドリュー・リンカーン、ビリー・ボブ・ソートン、ローワン・アトキンソン)
   
素敵な映画で、監督はリチャード・カーティス初監督作品である。
リチャード・カーティスは、「ノッティングヒルの恋人:Notting Holl」や「ブリジット・ジョーンズ:Buriget Jones’s Diary」シリーズ,「戦火の馬:War Horse」や「Mr、ビーン:Mr,Bean」シリーズで知られる脚本家。

1本の映画の中にクリスマスを控えた9組の家族や友人、恋人たちの出会いや別れを描き、ハート・ウォーミングな作品で大好きである。
リチャード・カーティス作品ではお馴染みの、コリン・ファースやヒュー・グラントが、笑わせ、泣かせてくれる傑作である。

リチャード・カーティス監督は、ニュージーランド生まれで、フィリピンやスウェーデンで過ごし、11歳でイギリスに定住し、オックスフォードで文学を学んだという。
彼の作品は、人生の挫折や後悔を暖かく見守る優しさが感じられるのだが、さまざまな国で過ごした経験が生かされているのだろうか。

エピソードの中でも、独身の英国首相(ヒュー・グラント)とふくよかな秘書ナタリー(マルティン・マッカチョン)の恋の顛末や作家のジェイミー(コリン・ファース)が、恋人を弟に横取りされ、フランスで出会ったポルトガル人のメイド、オーレリア(ルシア・モニス)と結ばれるエピソード、好きな女性ジュリエット(キーラ・ナイトレイ)が親友と結婚してしまい、よそよそしい態度で接するマーク(アンドリュー・リンカーン)が、ジュリエットに、実は愛していることを知られてしまうエピソード、結婚式に突然さまざま楽器が奏でられ「All you need is love」を歌い祝福する結婚式のシーンとイブの夜、新婚宅を訪ねジュリエットに叶わぬ紙芝居告白をして、別れを告げるシーンが特に好きである。リチャード・カーティス監督の豊かな感性を感じる名場面となっている。

芸達者な俳優達が繰り広げるエピソードに、心癒される作品で、構成が上手いのとエピソードがそれぞれ素敵である。
アラン・リックマンが、会社の女性に好意を寄せられ、妻(エマ・トンプソン)を裏切ろうとするほろ苦いエピソードも面白いし、世の男性には参考になるエピソードだったのではないか。

アメリカ大統領との記者会見での英国首相の強烈な反撃スピーチは、英国民の思いを代弁しているかのようで、日本の首相もあのぐらい言えたらよいのにと思ってしまう痛快な場面である。
9組のエピソードが、人間関係でそれぞれが繋がっているという構成で、語り口が見事で映画的な御都合主義も垣間見えるものの、135分があっという間の作品だった。

リチャード・カーティスは、2013年「アバウト・タイム:About Time」監督後、これからは監督業からは卒業すると宣言しているが、まだ59歳と若く、是非監督作品を発表してほしい一人である。
それにしても、この語り口の上手さは特筆に値する。「ノッティングヒルの恋人」「ブリジット・ジョーンズの日記」でも感じたが、生粋のセンスの良さと人間に対する抜群の観察眼が、リチャード・カーティスのバック・ボーンとなっているのではないだろうか。
これからも注目したい脚本家である。
この頃のヒュー・グラントは最高!!

“毎日が映画日和” 100点(大好きな作品で満点!!)



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武士の献立 [心あったまるハートフルな作品!]

☆武士の献立
(2013年制作 朝原雄三監督、脚本:柏田道夫、山室有紀子、浅原雄三
音楽:岩代太郎、撮影:沖村志宏、
上戸彩、高良健吾、西田敏行、余貴美子、夏川結衣、緒形直人、鹿賀武史、笹野高史、宮川一朗太)
   
江戸時代、剣を武器の侍とは異なり、包丁侍と呼ばれた料理人を主人公とした物語りで、斬り合いとか合戦シーンなどは描かれていない。
藩のお家騒動と絡めながら、実在の武家の物語を、「サラリーマン専科」や「釣りバカ日誌」等の朝原雄三監督が、ほのぼの、ほんわかムードで描いた作品である。

最初は、暇つぶしになればと見始めたが、意外と面白く2時間という長丁場も苦にならなかった。主演の春役、上戸彩が好演、可愛いい出戻りの若後家役を演じ設定も面白い。料理の才能を認められ、当時加賀藩台所方舟木伝内の息子舟木安信へ嫁いだ先での物語が綴られる。

嫡男の突然の病死で台所方の跡取りとして、務めることとなった安信は、全く料理に身が入らず、困っていた父親伝内は、江戸でたまたま知り合った春に、息子の料理指南にと、結婚を申し入れる。
春は、安信に“古狸”と呼ばれながらも、徐々に料理の腕を挙げた安信は、藩政改革派の同志達と共に立ち上がりたい気持ちを胸に秘め悶々としていたが、いざ決起という時、春が両刀を持って家を飛び出したため、命拾いをする。

藩主のお国入りに伴い、近隣諸国大名や江戸幕府要人を歓迎する”饗応の宴“を取り仕切る大役を担うこととなった安信は、台所方の中心として腕を振るい、見事その役目を果たし、お家騒動で揺れた加賀藩の面目を保つのだった。

役目を終えたと思った春は、自ら舟木家を飛び出し、もっと相応しい嫁をと書置きを残し、いずこともなく去ってゆく。
両親から見つけるまで帰ってくるなと言われた、安信は書置きを見て初めて、春の存在の大きさに気付き、春を探し当て一緒に戻ってくれと懇願するというハッピーエンド。

爽やかな作品で、上戸彩と高良健吾の若手俳優のキャラクターもあるが、深刻にならず明るいタッチで描いたのが、この作品を面白くしている。西田敏行、余貴美子の両親も絶妙な演技を披露し、夏川結衣、緒形直人、鹿賀武史等のベテラン俳優が、脇を固め手堅い作品となった。
難を言えば、もう少し上映時間を短縮した方が、メリハリが出たと思われる。

父親の舟木伝内は、1707年加賀藩の「御料理人」となり、「もから草」息子安信と共著「料理無言抄」他優れたレシピを残し、舟木家は明治時代まで、加賀藩料理人として、7代にわたって仕えている。実在の人物を描いた、巧みなストーリー構成が、成功の理由だろう。

“毎日が映画日和” 70点

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がんばれ!ベアーズ「The Bad News Bears」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆がんばれ!ベアーズ「The Bad News Bears」
(1976年製作、マイケル・リッチ―監督、脚本:ビル・ランカスター音楽:ジェリー・フィールディング、撮影:ジョン・A・アロンゾ
ウォルター・マッソー、ティタム・オニール、ヴィック・モロー、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジョイス・ヴァン・パタン)
   
コメディで上質の作品を発表するマイケル・リッチ―監督が手懸けた、とっても痛快でハートフルな作品。

リトル・リーグの弱小チームを監督することになったバターメイカー(ウオルター・マッソー)は、元マイナー・リーグ出身で、今はプール清掃員をしながらビール(ウイスキーを入れる)と葉巻が生きがいの中年ダメオヤジ。
問題児ばかりのチームでは、全くやる気が無くチームのメンバーにも、見放されているという設定。個性豊かな子供達が、面白い。
子供達の勝ちたいという思いに応える為、元恋人の娘で、ナックルが得意のピッチャー、アマンダ(テイタム・オニール)を何とか協力させることに成功、野球の上手い不良ケリー(ジャッキー・アール・ヘイリー)もチームに入団させ、リトル・リーグのチャンピオン、ターナー率いるヤンキースに挑んでいく。

アメリカの大好きなスポーツコメディで、野球が下手なちびっこたちが、プレイ毎に成長する姿が楽しい。最終回ベンチ要員を出場させ、勝利よりチームみんなで戦うというチームワーク優先のストーリーが、実に爽やかである。
この当たりが、いかにもアメリカ的で明るい万人向けの脚本となっている。

ウォルター・マッソーの一癖、二癖ありそうなキャラクター設定が、楽しいしアマンダ役のテイタム・オニールが、芸達者なところを見せる。
彼女は、俳優ライアン・オニールの娘で、9歳の時父親と共演した「ペーパー・ムーン:Paper Moon」でアカデミー賞助演女優賞を受賞している。

マイケル・リッチ―監督は、ロバート・レッドフォード主演作品(「白銀のレーサー:Downhill Racer」「候補者ビル・マッケイ:The Candidate」)で認められ、「がんばれベアーズ」の大ヒットでブレイクした監督。
チェビー・チェイスやゴールデン・ホーン、エディ・マーフィー等のアメリカの人気コメディ俳優作品を監督し人気を博した。

名優ウォルター・マッソーの演技を見ているだけでも楽しめる作品で、主にはコメディ作品で活躍、ジャック・レモンとの共演作で評価が高いが、意外とアクション映画にも評価の高い作品が多い。
(「突破口:Charley Varrick」「マシンガン・パニック:The Laughing Policeman」「サブウエィ・パニック:The Taking of Pelham One Two Three」)

この作品は、その後出演者を変え、「がんばれ!ベアーズ特訓中」「がんばれ!ベアーズ大旋風日本遠征」と製作され、2005年には、「がんばれ!ベアーズニューシーズン」としてリメイクされている。

“毎日が映画日和” 75点



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天国から来たチャンピオン「Heaven Can Wait」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆天国から来たチャンピオン(ウォーレン・ベイティ監督・主演)
「Heaven Can Wait」
(1978年製作、ウォーレン・ベイティ+パック・ヘンリー監督、脚本:エレン・メイ、ウォーレン・ベイティ、音楽:ディヴ・グル―シン、撮影:ウィリアム・A・フレイカー、原作:ハリー・シーガル
ウォーレン・ベイティ、ジュリー・クリスティ、ジェームズ・メイソン、ジャック・ウォーデン、チャールズ・グローディン、ダイアン・キヤノン、パック・ヘンリー、 ヴィンセント・ガーディニア、R・G・アームストロング)
   
世界名作映画の1本!!
愛すべき作品で芸達者な俳優達が、ハートウォーミングな世界を描き出している。
見終わった後が、爽やかで大好きな作品
ウォーレン・ベイティが、製作・脚本・監督(共同)主演を努めており、
第51回アカデミー賞9部門ノミネート(美術賞受賞)された作品で、1941年「幽霊紐育を歩く」(アカデミー賞7部門ノミネート:脚色賞・原案賞で受賞)のリメイク作品である。

「幽霊紐育を歩く」ではボクシング選手で、持ち歩く楽器はサックスとなっているが、この作品ではアメリカン・フットボールラムズの選手に変更されている。

ロサンゼルスで交通事故に遭い、天界の入り口で案内人(共同監督のパック・ヘンリー)の間違いで余命50年なのに身体が埋葬され、新たな魂を宿す身体が見つからないロサンゼルスラムズのクオーター・バック、ジョン・ペンドルトン(ウォーレン・ベイティ)は、天使長ジョーダン(ジェームズ・メイソン)のすすめで取りあえず、妻(ダイアン・キヤノン)と弁護士(チャールズ・グローデン)に殺害された富豪ファンズワースに仮の身体を見つける。

重厚な役柄ではないが、天界の案内人役名優ジェームズ・メイソンが、楽しそうに演じている。
ダイアン・キヤノン、チャールズ・グローディンが軽妙な演技を見せ、オーバーアクションながら、この作品には良く合っていて、ダイアン・キヤノンの演技は評価が高く、ゴールデングローブ賞助演女優賞を受賞している。

ジョンのトレーナー役ジャック・ウォーデンが名脇役振りを発揮、ベティ役で恋人を演ずるジュリー・クリスティは、当時ウォーレン・ベイティのパートナーで、演技派女優の本領を見せる。

妻と弁護士に射殺された富豪ファンズワースの身体から離れなくてはいけなくなり、他の肉体を見つけないといけなくなるが、スーパーボール試合中ラムズのクオーターバックのトムが急病で倒れ、天界の案内人ジョーダンは、トムの身体に宿ることを進める、スーパーボウルでプレイすることを目標にしていたジョーは、希望がかない大活躍をする。

トムに変身したジョーは、過去の記憶が亡くなり、新たな人生を歩むこととなり、結婚しようと思っていたベティと再会し、互いに不思議な縁を感じ一緒にいる場面でエンディングとなる。

良く出来た脚本、優れた構成力とアカデミー賞監督署も受賞(1981年「レズ:Reds」)しているウォーレン・ベイテイの軽妙なタッチで綴られる演出も見事、撮影のウィリアム・A・フレーカ-、音楽監督のディブ・ディブ・グル―シンと一流のスタッフを揃え、心温まる大人の童話を見せてくれる。

心地よい音楽、歯切れの良いテンポは編集者の功績、役の個性を引き出す俳優達、スタッフ・キャストが、見事に団結し、楽しくて面白い作品に作りあげている。
“毎日が映画日和” 100点(大好きな作品で、勿論満点です!!)

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星に想いを「IQ」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆星に想いを「I.Q」
(1994年製作、フレッド・スケピシ監督、脚本:アンディ・ブレックマン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス、ダニー・マイケル、撮影:イアン・ベーカー
ティム・ロビンソン、メグ・ライアン、ウォルター・マッソー、スティーブン・フライ、チャールズ・ダーニング、ルー・ジャコビ、ジーン・サックス)
   
「ミスター・ベースボール:Mr.Baseball」「ロシア・ハウス:The Russia House」「愛しのロクサーヌ:Roxanne」等の作品で知られるフレッド・スケピシ監督のハートフル・コメディである。

ティム・ロビンスが主人公となる自動車整備工場で働くエドを演じている。
一目ぼれしたキャサリン(メグ・ライアン)へ、忘れて行った時計を届けることで、有名な科学者アインシュタイン(ウォルター・マッソー)と知り合うことになる。

教授仲間のネイサン・リープクネヒト、ボリス・ポドルスキー、カート・ゴデルの4人は、エドの人柄にほれ込み、何とかキャサリン(お宅系の教授と婚約中)への想いを遂げさせようと、核物質を融合させた燃料で月へロケットを飛ばすという、架空の研究論文(名も無い、学歴も無い科学マニアの整備工が)を発見したと発表する。(アインシュタインの昔の研究論文を引用したものだった)
ソ連と宇宙戦争の開発に力を入れていた、アイゼンハワー大統領までもが、エドを訪ねてくる騒ぎとなるが、嘘はばれて、エドはキャサリンの前から去って行く

最後まで、4人の科学者達のいたずらが功を奏し、車の故障でエドの前に姿を現したキャサリンは、運命的なものを感じ、2人でほうき星の流れる満点の星空を見上げ、愛を確認するという物語。

アインシュタインを演ずる、ウォルター・マッソーが、とにかく面白くて素晴らしい演技を見せる。ベテランの味を堪能させてくれるのだが、コメディだけでなく、犯罪物や刑事物など活躍の幅は広く、さまざまな作品で芸達者振りを見せている。(「突破口:Charley Varrick」は必見!!)

ティム・ロビンスは「ショーシャンクの空に:The Shashank Redemption」で感動を呼び、「ミスティック・リバー:Mystic River」では、アカデミー賞助演男優賞を受賞と輝かしい実績を誇る俳優で、監督作品も3作公開されている。

メグ・ライアンは、1980年代半ばから90年代は、恋愛映画の達人とも言われた売れっ子女優で、この作品もそういう時期の1本である。
代表作には「恋人たちの予感:When Harry Met Sally」「めぐり逢えたら:Sleeoless in Seattle」「フレンチ・キス:French Kiss」等がある。気さくな隣のおねえちゃん的なキュートな風貌と愛くるしい笑顔が人気を呼んだが、最近映像で見ることはほとんどない。(まだ50代前半で老け込む歳ではないのだが、、、)
ハートフルな恋愛劇を、楽しむ作品で、デートにはぴったりの映画だろう。

“毎日が映画日和” 70点


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デーヴ「Dave」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆デ-ヴ「Dave」
(1993年制作、アイヴァン・ライトマン監督、脚本:ゲイリー・ロス、音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード、撮影:アダム・グリーンバーグ
ケヴィン・クライン、シガニ―・ウェイバー、フランク・ランジェラ、ケヴィン・ダン、ヴィング・レイムス、ベン・キングスレー、チャールズ・グローディン、ローラ・リニ―)
   
脚本家ゲイリー・ロスのハートフルな脚本を、アイヴァン・ライトマン監督がぐっと胸に来る演出で、素敵で爽やかな映画に仕上げている。
政治家とは何か、単純な問いかけを“国民のしもベ”であるという、これまた単純な答えをユーモア溢れるストーリー中で描いていく。

大統領が、浮気中に脳卒中で倒れ、物まね得意の職業斡旋業を営む、デーブが替え玉として大統領本人を演ずる臨時雇いとなる。首席補佐官が裏で糸を引くのだが、この辺は、映画ならではのありえない設定で、主席補佐官を演じる性格俳優のフランク・ランジェラが、絶妙の演技を見せる。

首席補佐官の意図に反し、そっくり大統領は、予算を組み替えて子供たちの施設に予算を確保し、失業者に仕事を斡旋する法案を通そうとする。
汚職問題が持ち上がり、首席補佐官は副大統領の責任と画策するが、これには大統領が絡んでいた。さて、結末はどうなるか?映画をみてのお楽しみ。

主演のケヴィン・クラインは、もともと舞台俳優でトニー賞、アカデミー賞受賞の正統派の俳優で、映画ではコミカルな役、悪役もこなす実力派である。
今作では、本物の大統領と替え玉役の2役という異なる個性の役作りを見せている。

シガニ―・ウェイバーは、「エイリアン:Alien」シリーズで知られる大物女優で、数多くの映画で活躍するハリウッド女優、大統領夫人役を素直な可愛い女性として演じている。大統領補佐官役のケヴィン・ダン、デーヴの友人役でチャールズ・グローディン、副大統領役に、ベン・キングスレー、今や準主役級の活躍を見せる警護官役ヴェング・レイムスも若々しい風貌を見せ、新人時代のローラ・リニ―が大統領の愛人役で出演し、映画を盛り上げている。

無駄のない映画で、脚本、編集が上手い。「ゴーストバスターズ:Ghostbusters」シリーズ等ライト・コメディやサスペンス作品で、実績のあるライトマン監督が、軽妙なタッチで綴るハートフルドラマである。楽しいひと時を過ごせる映画である。

“毎日が映画日和” 85点



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世界でパパが一番好き「Jersey Girl」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆世界でパパが一番好き「Jersey Girl」
(2004年制作、ケヴィン・スミス監督・脚本、撮影:ヴェルモス・ジグモンド、音楽:ジェームズ・L・ヴェナブル
ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ジョージ・カーリン、ラクエル・カストロ、ジェニファー・ロペス、スティーブン・ルート、マイク・スター)
   
優秀な宣伝マンだったオリーは、妻(ジェニファー・ロペス)が出産後、亡くなったことで女の子の世話で仕事を止めざる負えなくなる。
父親と同居し、暫くは生活することとなるが、宣伝マンの仕事をあきらめきれずにいた。子供が7歳になった際、DVDレンタルショップでマヤに会い、彼女の積極的なアプローチに少しずつ心が傾いていく。

7歳のガーティ―は、学芸会でパパと一緒に出演することが夢で、“キャッツ”の鑑賞に行きたいとねだるが、結局“スィーニー・トッド”となる。
仕事への復帰の話が出て、約束した面会日は学芸会の期日で、ガーティ―はがっかり、うれしさのあまり気が付かなかったのである。

面接当日、ウィル・スミス本人との会話で、家族を大切にすることがいかに大切かを知り、面接せず学芸会に駆けつける、どこかで見た様なストーリーで、
娘を演じるラクエル・カストロの可愛さや、リヴ・タイラーの魅力も満開だが、如何せんストーリーが、甘すぎる。

中途半端な脚本で、もう少しベン・アフレックの内面を掘り下げた方が良かったように思う。
家族の大切さを描いた映画だが、父親との関係やマヤとの関係など、もう1歩突っ込んだ描き方があったように思う。

さらっと、表面をなぞる様な感じで、如何にも家族は大切で、当然、ニューヨークの会社にはいかないよな、と透けて見える様な脚本だった。
キャスティングも悪く無く、期待したのだが、ちょっと残念な映画だ。

”毎日が映画日和“ 60点


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ルルドの泉で「Lourdes」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆ルルドの泉で「Lourdes」
(2009年制作、ジェシカ・ハウスナー監督・脚本、撮影:マルティン・ゲシュラハト、
シルヴィ―・テステュー、レア・セドウ、ブリュノ・トデスキーニ、エリナ・レーヴェンソン、ゲアハート・リーブマン)
   
ピレネー山脈の麓にあるルルド村が舞台。カトリック教会の巡礼地として知られる聖地で、世界中から多くの人々が訪れる。
真偽のほどは定かではないが、ルルドの泉からは、奇跡の水がわき出るらしい。
また聖母マリアの生誕の地として知られる。

映画は、不治の病により下半身不随で、上半身も思うように動かない女性クリスティ―ヌ(シルヴィ―・テステュー)の身に奇跡が起こり、歩けるようになることで、一緒に療養に来ていた人たちの間に起こる、さまざまな波紋を描いている。

熱心な信者達に奇蹟が、起きないのは何故か?
奇蹟の起こる人と起きない人の差は、何なのか?
人々が、思っていることを代弁する2人のおしゃべりなおばさんが、周りの人達の心の中を見透かしたかのように、代弁するのも興味深かった。

神父は、神が誰に、何をするかは予測がつかない、神はいつでもみんなの傍にいると質問に答えるが、確信めいたことは絶対言わない。
この作品の描き方、静かなタッチが、この映画のテーマに良く合っている。

羨望とねたみ、良かったと思っている反面、また麻痺状態に戻ってしまうのではないのと半分期待しているかのような表情や言葉、人間の心理を描写する言葉の一言一言が胸に刺さる。多くのセリフで、語ろうとせず、極力セリフは少なく、物静かなトーンで主題を訴えるので、退屈しそうな雰囲気だが、さにあらず、人間描写の確かな監督の洞察力が見事で、なるほどと納得させられた映画だった。

カトリック信者の方であれば、また違った見方だろうし、映画への考えも違った印象を持ったことだろう。
今や演技派として多くの映画作家から出演を要請される、人気絶頂のレア・セドウが、お世話係で出演している。(次回作「007スペクター」のボンド・ガールでヒロイン役)

“毎日が映画日和” 75点


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小熊物語「L’Ours」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆小熊物語「L'Ours」
(1988年制作、ジャン=ジャック・アノー監督、脚本:ジェラール・ブラッシュ、音楽:フィリップ・サルド、撮影:フィリップ・ルースロ
チェッキ―・カリョ、ジャック・ウォーレス、アンドレ・ラコンブ)
   
ブリティシュ・コロンビア州、ロッキー山脈を舞台に、母親を亡くした、小熊の成長を描いた動物映画。
ジャン=ジャック・アノー監督が、「薔薇の名前:Le Nom de la Rose」の2年後に制作した映画で、セザール賞監督賞受賞作品である。

ミツバチを探し、食べている最中、がけ崩れで母親を亡くした小熊が、さまざまな困難に会いながらも生き抜いていく姿を追いかけた作品で、途中遭遇するオス熊が、実はタレント熊とはびっくりで、ハンターに肩を撃たれた際の演技や、無防備のハンターと遭遇した際の緊迫感溢れる場面など、演技(?)とはとても思えない。多くの映画作品に出演した動物タレントだったとのこと。

大自然の中で、狩りをしたり魚を捉えたり、熊の自然の営みを捉えた映像が美しい。ハンター役の3人も、セリフは少なく、必要最小限にとどめているのが良い。殺すよりも生かすことが大切との思いが、良く伝わる脚本で、命を救われた若いハンターが、最後オス熊を撃つことなく、去って行くのを見守る場面などに良く表れている。

母親を亡くした後どうなるのか、ハンターに捕獲される場面や、ピューマと遭遇し、川で流される場面などハラハラドキドキ感も味わえるし、熊の愛情あふれる場面や、小熊の可愛らしさなどが良く出ている映画で、冬眠のため洞穴で二匹眠る姿が、微笑ましい。

ジャン=ジャック・アノー監督は、16年後、二匹の虎を主人公にした映画「トュー・ブラザース:Deux Frères」を制作し、監督も務めて成功している。作品数は少ないものの、重厚なドラマも得意とし、フランスを代表する監督で世界をマーケットにした映画製作を続けている。是非、新作を観たい監督である。

“毎日が映画日和”80点


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しあわせの隠れ場所「The Blind Side」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆しあわせの隠れ場所「The Blind Side」
(2009年制作、ジョン・リー・ハンコック監督・脚本、音楽:カーター・パーウエル、撮影:アラー・キヴィロ、原作:マイケル・ルイス「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟」
サンドラ・ブロック、ウィントン・ア-ロン、ティム・マッグロウ、キャシー・ベイツ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド)

   
大変良く出来ている映画で、幸せな気分に浸れる映画である。
事実に基づく映画で、かなりの脚色が加えられているものの、受け入れやすいストーリーで、心やさしい映画となった。

身寄りのないオアーを気の毒に思ったデュ―イ夫婦は、家に引き取り自分たちの子供として育てることを決める。学力も乏しく心優しいだけのオアーだったが、努力の甲斐あって、アメリカンフットボールの才能も開花し、多くの大学から勧誘を受けることになる。

ハリウッドスタイルだと、深刻な問題をいくつかエピソードに盛り込み、感動的な解決でという場面はほとんどなく、いくつかのエピソードは深刻とはならず、さらっと描かれていく。その辺がこの映画の、高評価の所以なのかも知れない。監督のタッチがいい。

サンドラ・ブロックが肝っ玉の据わったママを演じていて、下手な刑事役よりはよほど似合っている。この映画で念願のアカデミー賞主演女優賞を受賞している。
この映画の面白いのは、家族を構成する夫役ティモシー・マグロウは、全米で人気を誇る歌手として大活躍、俳優としても実績を残す大スターであること、長女役リリー・コリンズも可愛らしくキュートで今では、大作映画の主演まで務めていること、特に弟S・J役ジェイ・ヘッドが、大健闘で、この家族3人のフォローが微笑ましく描かれていること。

オアー役のクイントン・アーロンは、ほのぼのとした風貌が優しげで笑うと彼の人柄が良く出る。実際のオアーは、かなりいかつい風貌で印象が違う。アフリカ系黒人として貧しいメンフィスで育った彼は、父親には会ったことがなく、母親は薬中毒で離ればなれで育ったいわば私生児である。

夫婦に引きとられる前からフットボールで活躍していたとのことで、大きく花開き、学業成績も、向上するのは夫婦の下で暮らすようになってからである。アメリカにはこのような子供が、沢山いるのだろう。オアーと全く違う境遇となった昔の仲間が、ギャング抗争で射殺されたとの新聞のニュースが挿入されるが、アメリカの現実を伝えている。出生届も出されない子供たちがいることに、驚くと共に、アメリカ社会の黒人差別の根底にはこのような問題が、潜んでいることもよく解る映画となっている。

爽やかな家族愛を描いて、観ている方が幸せな気分になれる映画で、素敵な気分になれる。

“毎日が映画日和” 85点

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