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世界でパパが一番好き「Jersey Girl」 [心あったまるハートフルな作品!]

☆世界でパパが一番好き「Jersey Girl」
(2004年制作、ケヴィン・スミス監督・脚本、撮影:ヴェルモス・ジグモンド、音楽:ジェームズ・L・ヴェナブル
ベン・アフレック、リヴ・タイラー、ジョージ・カーリン、ラクエル・カストロ、ジェニファー・ロペス、スティーブン・ルート、マイク・スター)
   
優秀な宣伝マンだったオリーは、妻(ジェニファー・ロペス)が出産後、亡くなったことで女の子の世話で仕事を止めざる負えなくなる。
父親と同居し、暫くは生活することとなるが、宣伝マンの仕事をあきらめきれずにいた。子供が7歳になった際、DVDレンタルショップでマヤに会い、彼女の積極的なアプローチに少しずつ心が傾いていく。

7歳のガーティ―は、学芸会でパパと一緒に出演することが夢で、“キャッツ”の鑑賞に行きたいとねだるが、結局“スィーニー・トッド”となる。
仕事への復帰の話が出て、約束した面会日は学芸会の期日で、ガーティ―はがっかり、うれしさのあまり気が付かなかったのである。

面接当日、ウィル・スミス本人との会話で、家族を大切にすることがいかに大切かを知り、面接せず学芸会に駆けつける、どこかで見た様なストーリーで、
娘を演じるラクエル・カストロの可愛さや、リヴ・タイラーの魅力も満開だが、如何せんストーリーが、甘すぎる。

中途半端な脚本で、もう少しベン・アフレックの内面を掘り下げた方が良かったように思う。
家族の大切さを描いた映画だが、父親との関係やマヤとの関係など、もう1歩突っ込んだ描き方があったように思う。

さらっと、表面をなぞる様な感じで、如何にも家族は大切で、当然、ニューヨークの会社にはいかないよな、と透けて見える様な脚本だった。
キャスティングも悪く無く、期待したのだが、ちょっと残念な映画だ。

”毎日が映画日和“ 60点


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レインメーカー「The Rainmaker」 [粋でほろ苦い人生賛歌!]

☆レインメーカー「The Rainmaker」
(1997年制作、フランシス・フォード・コッポラ監督・脚本、撮影:ジョン・トール、音楽:エルマー・バーンスタイン、原作:ジョン・グリシャム
マット・デイモン、ジョン・ボイド、ダニー・デヴィ―ト、クレア・デインズ
ミッキー・ローク、ロイ・シャイダー、ヴァージニア・マドセン、メアリー・ケイ・ブレイス、テレサ・ライト、ダニー・グローヴァ―、ジョニー・ホイットワース)
   
大好きな映画で、マット・デイモンが売出中の頃の作品、ロースクールを卒業したばかりの新人弁護士役を(当時27歳)演じている。
監督は、「ゴッド・ファーザー:The Godfather」3部作、「地獄の黙示録:Apocalypse  now」で、知られる巨匠フランシス・フォード・コッポラである。

悪徳弁護士ブルーザー(ミッキー・ローク)の下で働くことになったルーディ(マット・デイモン)は、同僚のデック(ダニー・デヴィ―ト)と白血病の息子(ジョニー・ホイットワース)を抱え、保険金を請求する貧しい家族の代理人として訴訟を起こし、大手保険会社の金満弁護団(ジョン・ボイド)と争うこととなる。痛快な法廷ドラマであるが、保険請求の実態や弁護士の環境など、厳しい現実も描いている。

病院で訴訟案件を探しながら、弁護士司法試験の勉強をしている際に、ケリー(クレア・ディーンズ)に出会い、助けてあげることになり、後に愛し合うようになる2人の恋の行方も描きながら、新人弁護士の初案件で、5000万㌦の賠償責任を勝ち取る勝訴となり話題となるものの、保険会社は倒産してしまうというほろ苦い結末を迎え、ルーディ―は、将来の自分もドラモンド弁護士(ジョン・ボイド)のようになるだろうとの思いから弁護士を止め、街を出ていくという、若者が良心に目覚め、人間として一回り大きく成長する物語でもある。

保険会社の弁護士を務めるジョン・ボイドが、随所で笑わせてくれる名演技を披露。ベテランの円熟した役作りを見せれば、同僚役のダニー・デーヴィートが、裏の裏を知り尽くした弁護士もどきの相棒を演じ秀逸な演技を見せる。
この2人を見るだけでも、この映画の面白さがわかる。

往年の名女優テレサ・ライトが、ルーディ―の下宿先の主人を演じ、懐かしい顔を見せる。デビュー作から*3年連続でアカデミー賞にノミネートされるという快挙を成し遂げ、見事「ミニヴァ―夫人:Mrs.Miniver」でアカデミー賞助演女優賞を受賞している。
ダニー・グローヴァ―(判事役)ロイ・シャイダー(保険会社のCEO)、ミッキー・ローク(悪徳弁護士ブルーザー)、多くの映画、テレビで活躍するヴァージニア・マドセンやメアリー・ケイ・ブレイス等が見事な存在感を見せている。

コッポラ監督としては、肩に力の入らない作品で、どこかユーモアを交えながらアメリカ社会の保険金請求の実態を描いた作品となっている。
法廷ドラマとしても脚本が面白く、構成もしっかりしており、質の高いエンターテイメント作品となっている。

製作者には、マイケル・ダグラスも加わっている。
原作は、弁護士として活動し、ミシシッピー州議員としても活動した小説家ジョン・グリシャムの「原告側弁護人」である。
ジョン・グリシャムの小説は、映画化作品も多く、現在7作品映画化されている。「評決の時」「法律事務所:ザ・ファーム」「ペリカン文書」「処刑室:チェンバー」「依頼人」「陪審評決:ニューオーリンズ・トライングル」である。
この作品が、最も好きである。

“毎日が映画日和” 100点(大好きな映画ということで満点!!)


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007美しき獲物たち「A View to Kill」 [007は、全て最高!!]

☆007美しき獲物たち「A View to Kill」
(1985年制作、ジョン・グレン監督、脚本:リオチャード・メイボ―ム、マイケル・G・ウィルソン、撮影:アラン・ヒューム、音楽:ジョン・バリー
テーマ曲:モンティ・ノーマン、主題歌:デュラン・デュラン、原作:イアン・フレミング
ロジャー・ムーア、クリストファー・ウォーケン、タニア・ロバーツ、グレイス・ジョーンズ、デスモンド・リュウエン、ロイス・マクスウェル、ロバート・ブラウン、ウオルター・ゴデル)


ロジャー・ムーア最後のボンド映画。(7作品で主演)
舞台は、サンフランシスコのシリコン・バレーで、シリコン・バレーを水没させ、ICチップ市場を独占しようとするゾーリン(クリストファー・ウォーケン)の野望を阻止するジェームズ・ボンドの活躍を描く第14作目。

監督は、第12作目「ユア・アイズ・オンリー:For your Eyes Only」から16作目「消されたライセンス:Licence to Kill」までを5作品を手懸けたジョン・グレンである。ジョン・グレンは、元々編集者で、「女王陛下の007:On her Majesty’s Secret Service」「私を愛したスパイ:The Spy Who Loved Me」「ムーン・レイカー:Moonraker」の3作で編集者としても007を担当している。

冒頭のソ連国内でのソ連軍との雪山でのチェイスシーンは、勿論スタントだが、当時として珍しいスノー・ボードアクションをたっぷり見せてくれる。
最後は、氷山に英国マークの潜水艇のハッチが待ち受けていて、笑わせてくれる。アスコット競馬場で常勝のゾーリン所属の競走馬の秘密を知ったボンドは、記者と称してゾーリンに近づくのだが、、、、。

舞台は、パリ、サンフランシスコと移り、エッフエル等でのボンドとメイディ(グレース・ジョーンズ)の追跡シーンは、バトー・ムッシュ(セーヌ川クルーズ船)に、メイディが空中から着陸して、ボートに乗り移るのだが、ボンドはアレクサンドル3世橋から、船に飛び移るが時すでに遅しで、スリリングなチェイスシーンをユーモアも交えて描いていく。

最後の飛行船での金門橋でのアクションシーンもそうだがこの作品は、スタントが凄い活躍で見応え十分。
アカデミー賞受賞歴のあるクリストファー・ウォーケンが、ゾーリン役を演じていて、熱のこもった悪役振りを見せてくれる。元々、演技派の俳優で、ジェームズ・ボンドの大ファンということで、実現したキャスティングとのこと。

グレイス・ジョーンズは、ゾーリンの右腕役で悪の片棒を担ぐのだが、最後はゾーリンの裏切りを知り、犠牲となることを知りながら爆薬とともに自爆し、シリコンバレーを救う。
モデル、歌手としても実績を残すグレイス・ジョーンズが、出番も多く活躍をしている。素晴らしいプロモーションで、野性的な魅力を見せている。

ボンド映画に共通しているのは、テンポの良さで今作品も、絶好調でさすがは編集者出身の監督だけあり、見せ場が連続する131分である。
タニア・ロバーツは、ヒロインを務めるボンドガールの中でも印象が薄く、彼女がボンドガールとなった理由が良くわからない。他にいなかったのだろうか。

ロジャー・ムーアは、この時57歳で、タニア・ロバーツの母親よりも年齢が上だということを知って、さすがに引退を決意したとのことだが、、、、、。
7作品でボンドを演じ、ショーン・コネリーの後を受けて、落ち着いたユーモア満点のボンド像を創りあげた功労者でもある。
長年ボンド映画で、愛嬌を振りまいてきたマネーペニー役(ロイス・マクスウェル)の最後の作品でもある。競馬場でドレスアップして現れるという、最後の花道を飾る演出で、彼女の功績を讃えている。

“毎日が映画日和”100点(ロジャー・ムーアの功績に大サービス)



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荒野の用心棒「AFistful of Dollars」 [マカロニ・ウェスタンの傑作]

☆荒野の用心棒「A Fistful of Dollars」
(1964年製作、セルジオ・レオーネ監督、脚本:ヴィクトル・アンドレス・カテナ、ハイメ・コマス・ギル、セルジオ・レオ―ネ、音楽:エンニオ・モリコーネ、撮影:マッシモ・ダラマーノ、原作:黒澤明、菊島隆三
クリント・イーストウッド、ジャン・マリア・ボロンテ、マリアンネ・コッホ、
ホセ・カルヴァ、ヨゼフ・エッガー、)
   
クリント・イーストウッド、セルジオ・レオーネ監督、音楽監督:エンニオ・モリコーネの3人が、世界的な成功を納めるきっかけとなった映画で、黒澤明監督+三船敏郎の「用心棒:1961年」を非公式リメイクした作品。

ヨーロッパマーケットを意識して制作されたイタリア製西部劇(マカロニ・ウェスタン)ブームのきっかけを作った映画でもある。
この作品がイタリアはじめヨーロッパでヒットしたことで、上記の3人による、
「夕陽のガンマン:For a Few Dollars More:ブログNo500」「続・夕陽のガンマン:The Good The Bad and The Ugly」が続いて製作され、俗に「ドル箱三部作」と呼ばれている。

この作品は、後に東宝と法廷闘争となり、和解金10万ドル、世界興行収入の15%を支払うことで決着している。
クリント・イーストウッドは、当時「ローハイド」に出演していて、契約上アメリカでの映画出演には制限があったので、出演依頼があった際には、ヨーロッパで制作され、イタリア・スペインへ行けるということで、気楽に引き受けたのこと。イーストウッドの人生が大きく変化するきっかけとなった作品でもある。

映画のおおまかなストーリーはほとんど同じように描かれていて、黒澤明の「用心棒」を観たレオーネは、早速映画化を決め、撮影担当者達と映画のセリフや場面設定などを細かく記録したとのこと。
スペインのアルメリア地方にオープンセットを作り、撮影している。

クリント・イーストウッド演ずるジョーの衣裳は、クリントがさまざまな案を提案、ジーンズや羊側のベスト、帽子や常に加える煙草などを、アメリカから持ち込んだとのこと、ポンチョをスペインで入手したらしい、眉間にシワを作る独特の表情と細める目が、印象的で三船敏郎とはまた違う存在感を発揮してみせた。

出演者の表情を極端にアップで撮影する手法は、この映画から多用されていて、レオーネのアップと極端に引いたカメラでの撮影は、その後代名詞となった。
作品自体は、敵対する組織が対立し、無法状態となっているニューメキシコ州のサン・ミゲルの町、親子3人の不幸な状況、敵対組織の力関係、酒場の親父、棺桶屋なども同じようなキャラクターで描かれる。

多少異なる場面があるものの、原案(黒沢明+菊島隆三)を脚本化しているので、「用心棒」のイタリア版模倣作品となった。
この映画は、イタリアはじめヨーロッパで大ヒット、アメリカでも4年後に公開され、ヒットしている。

エンニオ・モリコーネのトランペットを使った印象的なメイン・テーマや場面に適した挿入音楽が、場面を盛りあげモリコーネは、その後世界中でオファーを受ける売れっ子として多くの名曲を作りあげた。

アメリカ製の西部劇とは違う、壮絶なガンファイト、残虐なシーンなどが、クリント・イーストウドの風貌も映画の雰囲気に合ったことが、ヒットの要因で、一躍レオーネの価値を高める作品となった。
“毎日が映画日和” 85点


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椿三十郎 [日本が世界に誇る傑作時代劇]

☆椿三十郎
(1962年製作、黒澤明監督、脚本:菊島隆三、小国英雄、黒澤明、音楽:佐藤勝、撮影:小泉福造、斎藤孝雄、
三船敏郎、仲代達矢、小林桂樹、加山雄三、団令子、志村喬、伊藤雄之助、入江たか子、藤原釜足、清水将夫、久保明、田中邦衛、江原達治、平田昭彦、土屋嘉)
   
「用心棒」のヒットで、東宝首脳部は黒澤監督に、続編の制作を打診、困った黒澤監督は、チーフ助監督の堀川弘通のために脚本化していた山本周五郎の”日々平安“をベースにして、主人公のキャラクター設定を大幅に変更し、剣豪の三十郎主演に書き代えて映画化した作品。
主演の三船敏郎は、メキシコで主演していた「価値ある男」撮影終了後、すぐにスタジオ入りしたとのこと。

作品は、藩政を担う次席家老達の横領を暴こうとする若い藩士達に協力する三十郎の活躍を描く内容で、「用心棒」とは違い、全編張りつめた緊張感というよりは、ほのぼのとした会話のやりとりの中、さまざまなキャラクターの登場人物が描かれるユーモア満載の作品となっている。

城代の奥様(入江たか子)や娘(団令子)、見張り役だったが三十郎たちに捕まる侍(小林桂樹)最後に登場する城代(伊藤雄之助)、次席家老の志村喬、用人藤原釜足、大目付菊井役清水将夫、作戦担当で菊井の懐刀室戸半兵衛(仲代達矢)など、早々たる顔ぶれである。

入江たか子は、子爵で貴族院議員の子女で育ちも良く、一斉を風靡した女優だったが、芸能界を引退してBarのマダムをしていたのを、黒澤監督は東宝の重役を連れて訪れ、出演を打診したらしい。
人柄の良さとさまざまな人生経験を経てきたその経験を活かせる女優を熱望したということで、映画でもおっとりとした立居振舞、ゆっくりしたセリフ回しが、ほんわかした雰囲気を醸し出し、三十郎に向かって、“あなたは抜き身の刀で、いつもギラギラしている、良い刀は鞘に収まっているもの”とドキッとするような言葉を投げかける鋭さも持つ、難しい役柄を見事に演じている。

若手の侍達は、加山雄三、田中邦衛、平田昭彦、土屋嘉男(用心棒にも出演)江原達治、久保明などの東宝若手俳優陣で、当時加山雄三は、若大将シリーズがヒットし、売れっ子で掛け持ち出演だったとのこと。

黒澤映画の常連、志村喬、藤原釜足も悪役で老け役を演じていて楽しそうだし、仲代達矢は、終始三十郎に先を越され、煮え湯を飲まされる役ながら、強面の顔を黒く塗り役作り、ギョロ目がちょっと怖さを出している。

最後の一騎打ちの場面、やりたくないという三十郎に対し、コケにされたことに腹を立てる室戸は、是が非でもお前を斬ると挑み、映画史に残る一騎打ちシーンとなる。この時の三十郎の抜き身は、香取神道流逆手斬りである。

伊藤雄之助が、三十郎と相対する場面は出てこないが、茫洋とした雰囲気で、“能ある鷹は爪を隠す”の格言通りの人物を演じていて、出番は少ないものの存在感が見事。

この映画は、「用心棒」のヒットを上回り、1961年度国内映画配給収入1位となっている。その後、素浪人を主役とした娯楽時代劇を製作することはなかったのが、不思議なくらいだが、「赤ひげ」「影武者」「乱」と時代劇は制作したが、娯楽活劇ではなかった。東宝首脳陣からは、続編をと絶対要望があったと思うのだが、黒澤監督は、どうやって断ったのだろうか。

この作品の面白さは、何十年経ても、何度観ても色あせることはないが、脚本の面白さ、登場人物の愛すべきキャラクター達、最後の一騎打ちの凄まじさと映画の面白さが、ギュッと詰まった良質の娯楽作品である。
何といっても、主役の三十郎(三船敏郎)の個性が際だっていて、三十郎は三船自身なのではと思うほど。

“毎日が映画日和”100点(勿論満点!!但し映画力は用心棒が勝っている。)

*三船敏郎の海外資本への出演作品を前回紹介したが、今回は三船敏郎本人及び出演作品の海外でのさまざまな受賞・表彰歴を紹介したい。(*テレビ)
・「羅生門」ベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞・英国アカデミー賞名誉賞(外国語映画賞)受賞・美術賞ノミネート
・「西鶴一代女」ベネツィア国際映画祭国際受賞
・「七人の侍」ベネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞、英国アカデミー賞主演男優賞ノミネート、アメリカアカデミー賞美術賞及び衣裳デザイン賞ノミネート
・「宮本武蔵」アメリカアカデミー賞名誉賞(外国語映画賞)受賞
・「生きものの記録」カンヌ映画祭パルムドールノミネート
・「蜘蛛の巣城」ベネツィア国際映画祭金獅子賞ノミネート
・「隠し砦の三悪人」ベルリン国際映画祭監督賞受賞・国際批評家連盟賞受賞
・「無法松の一生」ベネツィア国際映画祭金獅子賞受賞
・「悪い奴ほどよく眠る」ベルリン国際映画祭金熊賞ノミネート
・「用心棒」ベネツィア国際映画祭主演男優賞受賞、アメリカアカデミー賞作曲賞・衣装デザイン賞ノミネー」
・「価値ある男」アメリカアカデミー賞外国語映画賞ノミネート
・「天国と地獄」ベネツィア国際映画祭金獅子賞ノミネート
・「赤ひげ」ベネツィア国際映画祭主演男優賞受賞、サン・ジョルジオ賞受賞
      イタリア産業省受賞、国際カトリック事務局賞受賞
・「グランプリ」アメリカアカデミー賞編集賞・音響賞・音響効果編集賞受賞
・「千利休:本覚坊遺文」ベネツィア国際映画祭銀獅子賞受賞
・「ピクチャー・ブライド」カンヌ映画祭パルムドールノミネート
*「将軍」エミー賞作品賞、タイトル賞、衣装賞受賞、主年男優賞ノミネート

その他、フランス芸術文化勲章受章、モントリオール世界映画祭特別グランプ
リ受賞、ロサンゼルス名誉市民、UCLAからは学位も授与されている。
生前、本人は、UCLAからの学位をとっても喜び、自慢していたという。

どうだ、「三船を観たか」、こんな俳優日本にいるだろうか。三船敏郎を評価し
よう、映画を見よう!!



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用心棒 [日本が世界に誇る傑作時代劇]

☆用心棒
(1961年制作、黒澤明監督、脚本:菊島隆三、黒澤明、撮影:宮川一夫、音楽:佐藤勝
三船敏郎、仲代達矢、司葉子、山田五十鈴、東野英治郎、加東大介、志村喬、藤原釜足、山茶花究、河津清三郎、沢村いき雄、渡辺篤、藤田進、夏木陽介、土屋嘉男、西村晃、中谷一郎、ジェリー藤尾、羅生門綱五郎)
   
日本が世界に誇る時代劇の傑作である。

娯楽作品として、映画の比類なき面白さは突出していて、登場する人物のイメージが一瞬で掴みとれるようなキャラクター設定も見事で、村木与四郎のセット美術も見事、映画用に組み立てられた上州の宿場町の風情やスケールの大きさも見事である。

主人公桑畑三十郎(三船敏郎)の個性が際立つ演技が素晴らしい。
照れ屋でお人よしで、困っている人を見捨てられないという心根のやさしい凄腕の素浪人を演じ、世界三大映画祭の一つ、1934年から80年以上続くベネツィア国際映画祭主演男優賞を受賞している。(日本人俳優受賞は、三船敏郎ただ一人で1965年「赤ひげ」でも二度目の受賞を果たしている。凄いことである。三船以外で2度受賞者は、ハビエル・バルデム(2000年、2004年)だけである。)

どことなくユーモア漂う凄腕の素浪人という、そのキャラクターは、三船敏郎の努力により生み出されたもので、殺陣の勉強のため香取神道流に学び逆手不意切を習得、あまりにも早い動きにフィルムではとらえきれずブレていたと、監督黒澤明は驚愕している。

劇中時折見せる、肩を揺する独特の仕草は、三船が自ら考案し、三十郎のトレードマークとして定着した。(続編「椿三十郎:1962年」では、ユーモア度が、より増している)

この映画が世界の映画界に与えた衝撃の大きさは、後に「荒野の用心棒:A Fistful of Dollars」(1964年)、「ラストマン・スタンディング:Last Man Standing」(1996年)などのリメイク作品やケヴィン・コスナー主演映画「ボディ・ガード:The Bodyguard」(1992年)の劇中、作品の一部が上映されているなど、多くの映画に影響を与えたことでも知られ、この作品に限らず黒澤作品は、多くの映画関係者に影響を与えた。
(「荒野の用心棒」は、盗作訴訟になり結局セルジオ・レオーネ側は、10万ドルを支払い、世界映画興行収益の15%を支払うことで決着したとのこと。)

出演する俳優達が抜群の個性を発揮、引き出す監督の手腕も見事で、しっかりとイメージされた画像に添って撮影されていたのだろう。(黒沢監督の絵コンテは有名)
山田五十鈴、加東大介、東野英治の演技は賞賛に値するし、藤田進の本間先生もほんの少しの出番だが、ホット一息つかせる演出で笑わせる、他の出演者達も素晴らしい個性を発揮する。

「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「羅生門」「悪い奴ほどよく眠る」「天国と地獄」「生きる」「赤ひげ」「影武者」「蜘蛛の巣城」「乱」等生涯の監督作品は、30本で、師とも仰いだ山本嘉次郎監督から、脚本が書ける、編集ができるこの2つは監督の絶対条件と教えられたことを助監督時代の想い出として後に語っている。

仲代達矢は、拳銃で立ち向かうヤクザの次男坊を演じ、いわば桑畑三十郎のライバルを演じるのだが、この頃〔俳優座所属〕から結構“臭い芝居”を既に感じさせる演技で、黒澤監督に好まれた俳優である。三船敏郎のような強烈な存在感と言うよりは、表情やセリフ回しで印象を残す俳優で、今や日本を代表する俳優の一人として、82歳の今も健在である。

この映画の魅力は、敵対する組織が一人の素浪人によって、壊滅してゆくその単純過ぎるほどのストーリーの面白さと、素浪人の豊かな人間性である。
日本映画における、娯楽時代劇作品としてのレベルの高さは、この映画を超える作品は未だ無いのではないかと言える様な出来映えで傑出している。

映画ファンとしては、黒澤明監督と三船敏郎は、1950年代~70年代日本文化を最も世界に発信してくれた文化功労者であるにも拘らず、黒澤明監督に国民栄誉賞が授与されたのは死後で、三船敏郎は未だ与えられていない、今更いらなよと墓の下で呟いているだろうが、結局は時の政府の人気取り的意味合いが強いためだろう。(晩年のイメージが悪いことが理由とのことだが、彼の映画出演による功績と全く関係がないこと:離婚問題やプロダクションのごたごた)純粋に功労に値すると判断したら、この2人に生前授与されなかったのは、政治的な思惑に左右される日本政府の大きな判断ミスだろう。三船敏郎出演映画の海外受賞歴や海外映画やテレビの出演本数は、当時傑出していた。

多くの日本人に“君は三船を観たか”と言いたいぐらい“素敵”な俳優で、世界の多くの国々の評価の方が、日本より高いという不思議な現象だが、この俳優の業績をもっともっと讃えたい。
“毎日が映画日和” 100点(文句なしの満点!!)

◎三船敏郎が出演した海外資本の映画
「レッド・サン:Red Sun」「価値ある男:Animas Trujano」「太平洋の地獄:Hell in the Pacific」「グランプリ:Grand Prix」「太陽に架ける橋:Paper Tiger」「ミッドウェー:Midway」「大統領の堕ちた日:Winter Kills」「1941:1941」「インチョン:Inchon」「将軍:Shogun」「武士道ブレード:The Bushido Blade」「最後のサムライ:The Challenge」「シャドウ・オブ・ウルフ:Shadow of the Wolf」「兜:Kabuto」「ピクチャー・ブライド:Picture Bride」
*他にも、「スター・ウォーズ」オビ・ワン・ケノービ役、ダースベイダーの役や「ベストキッド」のミヤギ役、スケジュールの都合がつかず断わっている。
毎年、段ボール一箱分ぐらいの映画への出演依頼が、海外から来ていたという。


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ネバダ・スミス「Nevada Smith」 [マックィーンンを楽しもう!]

☆ネバダ・スミス「Nevada Smith」
(1966年制作、ヘンリー・ハサウェイ監督、脚本:ジョン・マイケル・ヘイズ、撮影:ルシアン・バラード、音楽:アルフレッド・ニューマン
スティーブ・マックィーン、ブライアン・キース、カール・マルデン、アーサー・ケネディ、マーティン・ランドー、スザンヌ・プレシェット、ラフ・バローネ、パット・ヒンケル、ジャネット・マーゴリン)
   

36歳のマックィーンが、16歳の少年役から演じた異色のアドベンチャー・ウェスタンで、両親を殺された少年が、殺した3人に復讐を遂げる物語、少年がさまざまなことを学び、成長していく姿も描いている。

ラフ・バローネ、ブライアン・キースが、人生の指南役を演じ、カール・マルデン、アーサー・ケネディ、マーティン・ランドーが3人の悪党に扮している。
西部劇ではあるが、途中囚人キャンプにいるボードリー(アーサー・ケネディ)を追って自ら銀行強盗で捕まり囚人キャンプまで、追いかけ、復讐を遂げる場面などは「パピヨン:Papillon」を連想させる様な湿地帯の収容所生活を描き、見どころ満載である。

キャンプには、夜の慰め役の女性までいるという設定だが、ここでマックィーンの相手役となりマックィーンの脱出を助け、復讐のために犠牲になるのは、スザンヌ・プレシェットで、黒髪と大きな瞳で注目を浴びた女優である。
復讐のため、多くの人達の協力を得ながら、時には女性を騙し、自らの復讐のために人を傷つけたり、死に至らしめるなど復讐の無意味さに気付いていく。

インディアンに救われたり、悪人にリンチで殺されそうなところを神父に助けられ危うく一命を取りとめるが、神父ラフ・バローネから渡された聖書を初めて手にし、神父に諭され心変わりしてゆく“心の軌跡”を描く作品ともなっている。

マックス・サンド少年が、ネバダ・スミスと名前を変え、逞しく成長し復讐のチャンスを得て、2人を倒し3人目のカール・マルデン一味の仲間となり、追い詰めるが、復讐の無意味さと醜さに気付き自ら銃を捨てる場面で、エンドマークとなる。

1960年代ハリウッドのスーパースターだったスティーブ・マックィーンが、「シンシナティ・キッド」に続いて主演した出世作で、この年は「砲艦サンパプロ:The Sand Pebbles」にも主演、
2年後「華麗なる賭け:The Thomas CrownAffair」「ブリット:Bullitt」に主演するなど絶頂期を迎えていた。

監督は、ヘンリー・ハサウェイで、ダイナミックな作風が特色の監督で、西部劇や冒険活劇、戦争、サスペンス映画と幅広く活躍した名匠である。
ジョン・ウェン主演の「エルダー兄弟:The Sons of Katie Elder」「勇気ある追跡:True Grit」マリリン・モンロー主演「ナイアガラ:Niagara」他にも「ベンガルの槍騎兵:Lives of a Bengal Lancer」「悪の花園:Garden of Evil」「ロンメル軍団を叩け:Raid on Rommel」「砂漠の鬼将軍:The Desert Fox」等々大作、名作を沢山手懸けた名匠である。
今作品も、しっかりと構成されていて冒険活劇風の西部劇となっている。

“毎日が映画日和” 80点

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ブラック・レイン「Black Rain」 [高倉健の魅力!!]

☆ブラック・レイン「Black Rain」
(1989年制作、リドリー・スコット監督、脚本:クレイグ・ボロティン、ウォーレン・ルイス、音楽:ハンス・ジマー、撮影:ヤン・デ・ホン
マイケル・ダグラス、高倉健、松田優作、アンディ・ガルシア、若山富三郎、神山繁、ケイト・キャプショー、小野みゆき、内田裕也、ガッツ石松、安岡力也、ルイス・がズマン、國村隼、ジョン・スペンサー)
 
  
現代の巨匠リドリー・スコット監督が、大阪を舞台に描いた重厚でハードなアクション・サスペンス。
マイケル・ダグラス、アンディ・ガルシアのハリウッドスターと共演するのは、高倉健、松田優作、若山富三郎、神山繁他の日本俳優陣達。
大阪を中心としたロケとアメリカのスタジオやサンフランシスコの農園等で撮影したとのことだが、日本は、規制が厳しく思うような撮影が出来ず苦労したとインタビューで、リドリー・スコット監督が述べている。

ニューヨークのレストランで遭遇した、日本ヤクザとマフィアの同席の場に、突如現れた日本ヤクザ佐藤(松田優作)が、2人の日本ヤクザを殺したことから、居合わせたニューヨークの刑事ニック(マイケル・ダグラス)とチャーリー(アンディ・ガルシア)が、佐藤を逮捕し、日本へ護送することになる。

画面に、松田優作の登場する際のインパクトが凄い。完全に主役のマイケル・ダグラスを喰っている。狂気じみた役作りが、映画全編を覆い、この映画への思い入れを感じる演技を見せている。この時、松田優作は膀胱癌に犯され、公開後1ヶ月足らずで亡くなっている、念願のハリウッドでビューを果たし、これからだという時に、満40歳という若さで亡くなり、彼の遺作となった。

日本のヤクザの抗争(菅井と佐藤の勢力争い)と偽ドルの原版を巡る争いを描く中で、同僚のチャーリーを佐藤に殺されたニックの執念と協力する松本の活躍を描く。
文化や考え方の違う日本で、松本警部補(高倉健)との交流を通じて、人間としての生き方、考え方が変化していくニックの内面も描き、映画に深みを出している。

海外のスタッフが製作する日本は、とかく異次元なジャパンというへんてこな文化や風習が描かれるが、この作品では目立つような違和感はない。
スタジオでの日本のセットに多少違和感を感じる部分もあるが、そんなに気にはならない。ただ製鉄所の通勤風景で、自転車通勤の社員が沢山登場しているが、昭和30年代の日本を描いているようで、ここは映画としての意図があっての演出と思われる。

高倉健の流暢な英語に驚くが、大阪府警の警部補という渋い役どころが、マイケル・ダグラスの演技過剰とも思える役作りを抑えていて、随所に見応えあるシーンを見せる。どんな映画に出ても、高倉健はやっぱり健さんで、助演という立場だが、ほとんど出ずっぱりの活躍を見せていて、アンチェインド・メロディーを歌ったり、機関銃を射ちまくったりと、ハリウッド映画ならではの。シーンを見せている。

高倉健56歳、マイケル・ダグラス45歳、アンディ・ガルシア33歳での作品、それぞれの個性が上手く生かされている。

若山富三郎が、ヤクザの親分菅井を演じていて、貫禄十分、題名となる「ブラック・レイン」黒い雨について語る下りがある。空爆で防空壕から何日も出られず、出られたときには、黒い雨が降っていて、戦後アメリカの個人主義が、義理や人情を考えない佐藤の様な人間を生み出していると、語る場面に由来している。

お馴染みの内田裕也やガッツ石松、島木譲二、安岡力也などが顔を見せる。
佐藤の愛人役小野みゆきの日本人離れしたスタイルが目を引いた。
神山繁のメリハリの利いた演技と英語の上手さにびっくり。

リドリースコット監督最高傑作「エイリアン:Alien」から10年後の作品で、音響編集賞、録音賞でアカデミー賞にノミネートされた。リドリー・スコット監督独特の感性を感じる作品で、重厚な骨太の作品となっている。リドリー・スコットファンは必見の映画!!

“毎日が映画日和” 90点




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小さな巨人「Little Big Man」 [アーサー・ペン監督の強烈な反戦映画]

☆小さな巨人「Little Big Man」
(1970年制作、アーサー・ペン監督、脚本:カルダー・ウィリンガム、
撮影:ハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽:ジョン・ハモンド、
原作:トーマス・バーガー
ダスティン・ホフマン、フェイ・ダナウェイ、チーフ・ダン・ジョージ、マーティン・バルサム、リチャード・マリガン、ジェフ・コーリー、エイミー・エクルズ、キャロル・アンドロコフスキー、ルーベン・モレノ )
   
映画は、歴史家からインタビューを受ける121歳のジャック(ダスティン・ホフマン)の数奇な運命の回想から始まる。

インディアンに襲われ、幼くして(10歳)姉キャサリン(キャロル・アンドロコフスキー)と生き残ったジャック・クラブが、インディアン“見える影”(ルーベン・モレノ)に助けられ、部族の村へ連れて行かれ、インディアンとして育ち、長老オールド・ロッジ・スキン(チーフ・ダン・ジョージ)の養子となり、14歳の時、部族の仲間〝若い熊“を救い、身体は小さいが勇気があると「小さな巨人」と呼ばれるようになる。16歳の時、騎兵隊との戦いで危ないところを、初代大統領の名前(ジョージ・ワシントン)を叫び、白人であることを告げて救われ白人社会で再び暮らすこととなる。

神父の妻ベントレーク夫人(フェイ・ダナウェイ)の正体を知り(色情狂)、預けられた家を飛び出し、詐欺師(マーティン・バルサム)の仲間になったり、姉のキャサリンと再会し、ガンマンとなって、ワイルド・ビル・ヒコックと出会いガンマンの非情な世界を知り、雑貨商へ転身し結婚するものの、共同経営者に騙され無一文となってしまい、カスター将軍と出会い西部を目指せとの言葉に従うが、インディアンの襲撃に会い妻を浚われる。
さまざまなエピソードが積み重ねられ、ネイティブ・インディアンへの白人社会の迫害と虐殺の歴史を描きながら、ベトナムへ介入し戦争を行うアメリカそのものを痛烈に批判した映画となっている。

クライマックスは、カスター将軍率いる第七騎兵隊が全滅する“リトル・ビッグ・ホーンの戦い”の前後の状況を描き、カスター将軍は、野心的で独善的な変人として描かれている。
ジャックは、いわばアーサー・ペン監督の代弁者としての役割で、映画の狂言回しとしての役割を演じている。

アーサー・ペン監督は、ポール・ニューマン主演「左ききの拳銃:The Left handed Gun」でデビューし、「奇跡の人:The Miracle Woker」「俺たちに明日はない:Bonnie and Clyde」「アリスのレストラン:Alice’s Restaurant」という3作品で、アカデミー賞監督賞にノミネート、1960年代~80年代にかけて注目作品を発表した監督である。

この作品は、当時ベトナム戦争(1965年から本格的に軍事介入)が泥沼化していた時期で、国内でベトナム戦争反対運動が起こっていたことを、色濃く反映する作品となっていて、ネイティブ・インディアンの虐殺という題材を描きながらも、ネイティブ・インディアンをベトナム、騎兵隊をアメリカ軍と置き換えると解りやすい作品でもある。

ダスティン・ホフマン、チーフ・ダン・ジョージ(アカデミー賞助演男優賞ノミネート)が大熱演、歴史上の人物も登場させ、(カスター将軍、ワイルド・ビル・ヒコック、バッファロー・ビル等)時にはコミカルな味付けも加えながら、ネイティブ・インディアン虐殺での残虐な場面などのピリッとしたスパイスも絡めた大作である。
インディアンの可憐な妻(サンシャイン)役を演じたエイミー・エクルズが、キュートで可愛い女優さんで、目を引いた。

”毎日が映画日和“90点


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ホワイトハウス・ダウン「White House Down」 [手に汗握るサスペンス!!]

☆ホワイトハウス・ダウン「White House Down」
(2013年制作 ローランド・エメリッヒ監督、脚本:ジェームズ・ヴァンダービルト、音楽:ハラルド・クローサー、トーマス・ワンカー、撮影:アンナ・フォースター
チャニング・ティタナム、ジェイミー・フォックス、マギー・ジレンホール、ジェイソン・クラーク、ジェームズ・ウッズ、リチャード・ジェンキンスランス・レディック、ジョーイ・キング)
 

 
テロリストに襲われて占拠されたホワイト・ハウスで、たまたま娘と見学ツアーに参加していた下院議長警護の警察官ケイル(チャニング・テイタム)と大統領(ジェイミー・フォックス)そして、娘のエミリー(ジョーイ・キング)の3人が大活躍するパニックサスペンス。

この年、ホワイト・ハウスがテロリストに襲われる映画はもう1本「エンドオブ・ホワイトハウス:Olympus Has Fallen」が公開されている。

軍需産業と結託する下院議長ラファエルソン(リチャード・ジェンキンス)と陰謀を巡らせるのは、息子が戦争で亡くなったことで、二度と戦争を起こさない様に核戦争で相手の国を抹殺しようと企む大統領警護官のマーティン(ジェームズ・ウッズ)で、陰謀によるテロをハイウッドお得意の大艦巨砲主義的手法(これでもかこれでもかとエスカレートしていく手法)で、ダイナミックに描いている。

ホワイトハウスフリークで、大統領ファンのエミリーが、後半大活躍するあたりは、ハリウッドらしい演出で、観客の喜ばせ方を知っている。
エミリーが星条旗を振って軍の爆撃を思いとどまらせるシーンは、映画冒頭学校行事で旗を振るエミリーのシーンと連動させ、父親カエルが忘れて観に行かなかったことが伏線となっている。

背広姿から、上半身ベストを着て戦うカイルの方が、数段魅力がアップする、主演のチャニング・テイタムは、ボンボン風の容貌とは違い、逞しい身体で、軍人役や警察官役などが良く似合う俳優である。
35歳と若いことからこれからのハリウッドを背負うスターとなる逸材であろう。甘いマスクは勿論、女性好みだろうし恋愛ものも悪くないのだが、やはり、サスペンスやミステリーアクションの方が、良く合う俳優である。

敵役のジェームズ・ウッズは、ベテランで屈折した精神的に病んだ役ははまり役で、雰囲気を盛り上げてくれる、俺の出番とばかり名演技を披露する。
惜しむらくは、金で雇われる傭兵たちにもう少し個性の強い俳優達が欲しかった、凄味がないので、はらはら感が不足している。

ストーリーは、特筆すべき内容ではないが、細かなプロットやストーリーの組み立て方をどうするかの違い位で、退屈しないで観れる娯楽大作となっている。
多くの爆発や銃撃シーンはあるものの、残虐なシーンはなく、子供も一緒に見れるような内容となっているが、ハッピーエンドとなることで、めでたしめでたし、只、ハワイトハウスが、こうも簡単に攻略されるようでは、映画とはいえ、心もとないが、実際はそんなことはないと思うのだが、、、、、、。
マリリン・モンローとケネディ大統領が、秘密の通路を利用して会っていたというのは、本当なのだろうか。

“毎日が映画日和” 70点



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