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ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還~「The Lord of the Rings」 [特殊撮影映画の金字塔!!]

☆ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還~「The Lord of the Rings」
(2001年~2003年製作 ピーター・ジャクソン監督、脚本:フランク・ウォルシュ、フィジッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン 撮影:アンドリュー・レスニー、音楽:ハワード・シェア、原作:J・J・トールキン
イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リブ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、ショーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、ジョン・リズ・ディヴィス、バーナード・ヒル、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム、ヒューゴ・ウィーヴィング、ミランダ・オットー、デヴィット・ウェインハム、カール・アーバン、ジョン・ノーブル、イアン・ホルム、ショーン・ビーン)
     
最終作は、感動巨編となった。アカデミー賞受賞11部門は、あの「ベン・ハー」「タイタニック」と並ぶ快挙である。作品賞、監督賞、脚色賞、作曲賞、歌曲賞、衣装デザイン賞、美術賞、メイクアップ賞、視覚効果賞、音響賞、編集賞である。
勿論前2作と一緒に撮影されたもので、3部作で評価されたものとも思われる。

滅びの山へリング(指輪)を投げ入れるべく旅を続けてきたフロドとサムの旅が、終わりの時を迎える。
どのような結末となるのかゴラムの妨害は? 興味の尽きない作品となった。

最初に、女優陣について触れたいのだが、アラゴルンと恋仲にありながら父親の反対もあり、なかなか一緒になれないエルフの王の娘アルウエィン演ずるリブ・タイラーの美しさが素晴らしい(出演時は24歳)。
絶世の美女とは、彼女の為にあるような言葉であろう。

またアラルゴンにほのかな思いを寄せるローハンの王の姪エオウィン役のミランダ・オットーも女性兵士を演じ、凛とした美しさを見せてくれる。
出番は少ないものの、ケイト・ブランシェットは、後の「ホビット3部作」にも出演し全作品に出演する数少ない女優である。知的な美しさを兼ね備えたガラドリエルを演じ、演技派・実力派女優として貫録の演技を見せている。
後半大いに盛り上げてくれる巨大蜘蛛もばあさんということだから女性で、この映画は、女性の活躍を見逃せないのである。

戦を挑み続け、最後まで生き残る3人アラゴルン、レゴラス、ギムリも(王の血を引くアラゴルンの高潔さと勇気、エルフ族の超イケメンの身軽な弓の名人レゴラス、力自慢のドワーフ族のギムリ)最後まで、フロドを守り、重要な役柄を演じ、楽しませてくれるが、それぞれ特色あるキャラクターですっかりおなじみとなった。

映画では、ゴンドール王国での最後の決戦が最大のハイライトだが、巨大な象を戦車の様に利用したり、亡霊たちを味方に引き寄せたりそのアイデアと見せ方が凄い。エオウィンと(ピピンを心配する)メリーが一緒に戦地へ赴き、ゴスモグと対決するシーンは迫力満点で、心躍るシーンである。

最後の戦は、亡霊たちの援軍もありゴンドールとローハンの連合軍が勝利する。その上で、フロドの使命を支援するため、モルドールへと進軍する。
冥王サウロンの配下のオーク達は、圧倒的軍勢で連合軍を取り囲む。そのころ、フロドは、滅びの山でサムの助けを借りながら何とか火口までたどり着くのだが、ゴラムに指輪を奪われてしまう。
フロドとゴラムは争いながら火口へ落ちていくが、かろうじてサムの手を掴んだフロドは、指輪の魔力から解放されサムと逃げようとする、火口へ指輪が投げられたことによりサウロンの魔力が消え、連合軍を取り囲んでいたオーク達は、一瞬の内に消えてしまう。

大鷲とガンダルフによって助けられたサムとフロドは、無事ホビットの庄へ帰ることとなる。
そして、フロドは、エルフの民たちと一緒に、海を越え新たな旅へと出向くのである。

解説が長くなってしまったが、この映画は見ないとその凄さがわからない。映画の魅力が全て詰め込まれた娯楽大作で、映画とは正にこれ!!
CG効果(VFX等)が、これほどまでに見事に描かれた映画は、過去にないだろう。
(ピーター・ジャクソン監督の「キング・コング」も凄かったが、、、)
ピーター・ジャクソン監督は、「ホビット」3部作も監督、新作の公開が待たれる監督の一人である。

“毎日が映画日和”100点


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ロード・オブ・ザ・リング~二つの塔~「The Lord of the Rings」 [特殊撮影映画の金字塔!!]

☆ロード・オブ・ザ・リング~二つの塔~「The Lord of The Rings」
(2001~2003年製作 ピーター・ジャクソン監督、脚本:フランク・ウォルシュ、フィジッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン、撮影:アンドリュー・レスニー、音楽:ハワード・ショア 原作:J・J・トールキン
イライジャ・ウッド、イアン・マッケラン、リブ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、シェーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、ジョン・リズ・ディヴィス、バーナード・ヒル、クリストファー・リー、ビリー・ボイド、ドミニク・モナハン、オーランド・ブルーム、ミランダ・オットー、デヴィット・ウェンハム)179分

「旅の仲間」に続く第2作。オークに捉えられたピピンとメリーを救うべくアラゴルン、レゴラス、ギムリの3人はオークの後を追う。
しかしオーク達は、ローハン王国の騎士たちに全滅させられ、逃げ延びたピピンとメリーは森の主エントに助けられる。(エントが何ともユニーク)

第1作で死んだと思われたガンダルフは、白のガンダルフとして蘇りアラゴルン等と合流する。
蛇の舌グリマに操られていたローハンの王セオデンは、ガンダルフに助けられる。
今やサウロンの配下となったサルマン(クリストファー・リー)は支配するアイゼンガルドの塔から指令を出し、
人間の王国ローハンへの進撃を命ずる。その一方で、サルマンの寝返りを知ったエント達はアイゼンガルドの塔を責め落とす。

フロドとサムは、指輪のもともとの持ち主ゴラムが道案内をしてくれるということを条件にモルドールへ向かう。進撃してくるオークの軍隊ウルクハイの数は1万、一方迎え撃つローハンの軍勢は数百名足らず。
この2作目では、ゴラムに翻弄されるフロド、サムを中心に描かれるが指輪に執着するゴラムの執念が凄い。

多くのキャラクターが登場し、第1作同様楽しませてくれる。中つ国の国同士は不信感に陥っていて、助け合おうとしないが、この映画ではローハンの王セオドンがエルフ軍の救援を受ける。それにしても、CGとはいえ凄い映像の連続で、実写ではないとわかってもいても驚きの連続である。

このシリーズは、最後の「王の帰還」で最後となるが、俄然原作に興味が湧いてくる。フロドが、少しずつ指輪の重圧に苦しみ初め、見届けるサムとの友情を見応え十分にたっぷり描く。

戦いがダイナミックで、ホビット達がユーモラスで、ファンタジー要素も満載で、いうことのない娯楽大作。
絶対お薦めの映画である。

“毎日が映画日和” 100点 

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ロード・オブ・ザ・リング~旅の仲間~「The Lord of the Rings」 [特殊撮影映画の金字塔!!]

☆ロード・オブ・ザ・リング~旅の仲間~「The Lord of the Rings」
(2001~2003製作 ピーター・ジャクソン監督、脚本:フランク・ウォルシュ、フィジッパ・ボウエン、ピーター・ジャクソン、撮影:アンドリュー・レスニー、音楽:ハワード・ショア  原作:J・R・Rトールキン
イライジャ・ウッド イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、ヴィゴ・モーテンセン、シェーン・アスティン、ケイト・ブランシェット、ジョン・リズ・ディヴィス、オーランド・ブルーム、クリストファー・リー、ショーン・ビーン
イアン・ホルム、ドミニク・モナハン、ビリー・ボイド)178分
     
映画史に燦然と輝く「ロード・オブ・ザ・リング」3部作の、記念すべき第1作である。

製作費は2億85百万ドルで、監督ピーター・ジャクソンの母国ニュージーランドで撮影された。
原作は、J・R・Rトールキンの世界的ベストセラー「指輪物語」で、1954年から55年にかけて出版された。
トールキンの描いた時代背景は、想像の世界だがアトランティス大陸崩壊後の遠い昔とされている。

ホビット、エルフ、人間、ドワーフ、魔法使い、オークなどの多くの部族を巻き込んで展開していく壮大なファンタジードラマである。第1作のこの映画は、ホビットの庄から、ガンダルフの誘いで、4人の仲間が指輪の謎を紐解きながら、冥王サウロンを滅ぼすための冒険が描かれる。困難を乗り越え、“滅びの山”を目指し2作目へ繋がって行くというストーリー。

主人公フロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)(:ロード・オブ・ザ・リングの前の小説「ホビットの冒険」で、ゴラムとのなぞなぞで指輪を手に入れたフロドのおじさんビルボは、111歳の誕生日に新たな旅に出るため、指輪をフロドに託す)彼を主人と慕うサム(ショーン・アスティン)、フロドのいとこメリー(ドミニク・モナハン)とピピン(ビリー・ボイド)の4人を中心に、アラルゴン(ヴィゴ・モーテンセン)、ボロミア(ショーン・ビーン)、レゴラス(オーランド・ブルーム)、ギムリ(ジョン・リス・ディヴィス)とガンダルフ(イアン・マッケラン)の9人が旅の仲間として冒険の旅に出る。

アングマールの魔王に追われ、オークに襲われる。ブラック・ライダー達の不気味さ、オーク達の気味悪さがこの映画を大いに盛り上げてくれる。
また、エルフ族の住む裂け谷の綺麗な景色、そこで出会う女神の様なウルフ“ガラドリエル”(ケイト・ブランシェット)の不思議な魅力、姪のアルウィン(リブ・タイラー)とアラゴルンの結ばれない恋。

ゴンドールの執政の息子ボロミア(ショーン・ビーン)が指輪の魔力に取りつかれ命を落とすエピソード。
途中オークに浚われたピピンとメリーとは離れ離れになり、ガンダルフもモーリアの坑道での戦いで悪鬼と共に奈落の底に落ちてしまう中、フロドはサムと共にモルドールへ向かう。

ざっとそんな展開で1作目は終わるのだが、見どころ満載で、楽しいことこの上なし。老若男女が誰でも楽しめる作品となっており、満足度の高いファンタジー映画である。

“毎日が映画日和” 90点

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パピヨン「Papillon」 [マックィーンンを楽しもう!]

☆パピヨン「Papillon」
(1973年製作 フランクリン・J・シャフナー監督、脚本:ダルトン・トランボ、ロレンツォ・センブル・ジュニア、撮影:フレッド・J・コーネカンプ
音楽:ジェリー・ゴールド・スミス 製作:ロベール・ドルフマン、デヴイッ
ト・リッチモンド、  スティーブ・マックゥイーン、ダスティン・ホフマン
ウッドロー・バーフリー、ロバート・デマン)

アンリ・シャリエールが、自らの体験を元に発表した1969年の小説「パピヨン」をベースに、「パットン大戦車軍団」のフランクリン・J・シャフナーが監督した骨太の堂々たる大作である。2大スターを配し、実績のあるスタッフを集め大ヒットした映画。

小説と映画では、登場人物の描き方や事実とは違う脚色が為されている。
フランス領南米ギニアの刑務所を舞台に、過酷な強制労働や劣悪な環境の中で
何度も脱走を試みる不屈の精神を持つ主人公パピヨンが、親友ドガと育む友情や、不思議な縁で結ばれる刑務所の仲間たちとの交流、助けられた部族との不思議な出会いなどが重厚感ある迫力の映像の中で綴られる。
     
ロケも過酷なものだったと思うが、セットも見事。
作曲賞以外、アカデミー賞にはノミネートされていないのだが、作品賞や監督賞、主演男優賞など十分ノミネートされても可笑しくない映画である。

マックィーンが、映画人生の中でも多分これほど力を入れた映画はないのではないかと思うほどの熱演で、ドガ役ダスティン・ホフマンとの演技合戦も楽しい。最初見たとき(今回で5回目)冒頭、フランスの街中を船に乗り込むため行進する囚人たちの姿を見た瞬間、この映画は見応え十分の傑作に違いないと確信した。

重厚な色彩、カメラアングル、囚人達が歩いてくるその構図などが、これkらの展開に期待を抱かせ、わくわくさせる。老け役があまり似合わない(イメージが湧かない)マックイーンだが、ドガを救うため看守を倒し川に飛び込むシーンなどの躍動はさすがと唸らせる。この人は、動きのあるシーンで本領を発揮する。

若かりし頃(といっても50歳で亡くなった)の映画「大脱走」「荒野の七人」
も良いが、「ブリット」「華麗なる賭け」「砲艦サンパブロ」そして「パピヨン」が代表作だろう。その他にも名作は多々あるが(「ネバダ・スミス」「シンシナティ・キッド」「ゲッタ・ウェイ」「タワーリング・インフェルノ」「マンハッタン物語」「ハンター」「トム・ホーン」他)通常は、あまり大げさな演技はしない彼の俳優人生の中でも演技をしていることが肌で感じられるという映画ではないだろうか。

実写による、このようなスケール大きな作品は、最近は全く見られなくなったのが、残念。

“毎日が映画日和” 100点(マックィーンの熱演!シャフナー監督の演出に満点!)

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冬のライオン「The Lion in Winter」 [重厚な史劇サスペンス]

☆冬のライオン「The Lion in Winter」
(1968年製作 アンソニー・ハーベィ監督、脚本・原作:ジェームズ・ゴールドマン、撮影:ダグラス・スローカム、音楽:ジョン・バリー
ピーター・オトゥール、キャサリン・ヘップバーン、ジェーン・メロウ、ジョン・キャッスル、ティモシー・ダルトン、アンソニー・ホプキンス、ナイジェル・デリー、ナイジェル・ストック)
     
舞台劇の映画化で、クリスマス近い1183年、イギリス国王ヘンリー2世の居城(シノン城)に集まってきた幽閉されている王妃(キャサリン・ヘップバーン)、長男リチャード(アンソニー・ホプキンス)、次男ジェフリー(ジョン・キャッスル)、三男ジョン(ナイジェル・テリー)、フランス国王(ティモシー・ダルトン)とヘンリーの愛人であり、フィリップの姉でもあるアリース(ジェーン・メロウ)の愛憎と後継者をめぐる権謀術策が繰り広げられる物語。

何よりも驚くのは、王であるヘンリーに対して公然と反旗を翻す息子たちである。舞台劇だから、そこに至るまでのさまざまな出来事や葛藤は描かれていないが、史実に基づいているとのことで、事実ヘンリーはフランスと結託したリチャードやジョンとの戦いで敗れている。
映画は、出演者たちの圧倒的セリフの量と12世紀の(時代考証をしっかりとしたであろう)衣装や城の内装など見応え十分。

ヘンリーとエレノアの会話は、見ている方が疲れてしまい、結局何を言いたいのか結論を言ってくれといいたくなる、エレノアは“ヘンリー私の元へ戻ってきてよ”といいたいのだろうか。はたまた“私から奪った領地を返してよ”といいたいのだろうか。よくわからなかったが、単純に割り切れることでもないのだろう、人間の心の奥底は解らないものだから。結局3人の息子たちもそれぞれの領地へ戻り、エレノアも幽閉先へ戻っていくことでこの映画は終わりとなる。

最近の迫力あるCGを駆使したアクションシーン満載の史劇になれていると、ちょっと物足りない感じもするが、本物の持つ味わいが懐かしく感じて心地よい。
キャサリン・ヘップバーンがアカデミー賞主演女優賞を受賞したが、ピーター・オトュールにこそ相応しい。アカデミー賞主演男優賞に7度ノミネートされながら、受賞は1度もない孤高の実力派俳優が、渾身の演技で見るものを圧倒する。

“毎日が映画日和” 90点

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ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー「Thief」 [骨太の男臭い映画が堪らない]

ザ・クラッカー/真夜中のアウトロー「Thief」
(1981年製作 マイケル・マン監督、脚本:マイケル・マン、撮影:ドナルド・リーソン、音楽:タンジェリン・ドリーム
 ジェームズ・カーン、チューズディ・ウィルド、ウィリー・ネルソン、ジェームズ・ベルーシ、ロバート・プロスキー)
     
マイケル・マン監督の映画デビュー作。
「ラスト・オブ・モヒカン」「ヒート」「インサイダ―」等の作品で面白い、見応え十分の作品で、
我々を楽しませてくれる印象深い監督。
キレのある、重厚な感じの作風を持ち味としていて、見終わったあと心地よい
疲れが残る映画となっている。

ジェームズ・カーンが、中古車会社経営をしながら、凄腕の金庫破りを渋く演
じている。悪役レオとの駆け引きの場面が長すぎてちょっとだれるが、全体と
しては、よくまとまっていてフランク(ジェームズ・カーン)の思いとは別に、
どんどん深みに嵌って行く様子がよく描かれている。

最近は渋い脇役で、活躍しているが「ゴッド・ファーザー」の長男ソニー役が強烈過ぎたのも、
マイナスにもなった時期もあったのではないのだろうか。
今ではすっかり、正アック俳優として難攻どちらでも、縦横無尽にこなす
俳優として、すっかり大物の雰囲気が漂う。

警察の刑事たちが、フランクをゆするあたりが面白いし、
ジェシーを口説く場面も、なるほどと思わせるセリフや雰囲気が上手く演出されており、
納得させられてしまう。チューズディ・ウィルドは、この作品の出演時は38歳と少
し疲れている女性の役作りが上手いし、雰囲気が凄く良く出ている。

金庫破りの場面がユニークで、なかなかこのような金庫破りの場面は見れない
のだが、敢えてドリルで金庫を開けるという、マイケル・マン監督のこだわり
が見える。

ガンアクションも凝った演出で、ジェームズ・カーンがカッコ良い。
ストーリーは、金庫破りのプロを仲間に引き入れ、手に入れた金をショッピン
グセンターへ投資しろと脅迫するレオが、フランクたちに金を分配しないことに、
激怒した主人公が、復讐に立ち上がるというもので、よくあるパターンなのだが、
マイケル・マンのスタイリッシュな作風は、スパイスが利いていて、飽きさせることが無い。

マイケル・マンの映画は、おもわず手に汗握る力の入るものが多い。
綿密な調査と研究がなされ、丁寧な脚本作りと丁寧な演出がこのような映画作りのベー
スとなっているのだろう。

“毎日が映画日和” 85点


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戦争プロフッショナル「Dark of thesun」 [戦争娯楽活劇]

☆戦争プロフェッショナル「Dark of the sun」
(1968年製作 ジャック・カーディフ監督、脚色:クエンティン・ワーティ
エイドリアン・スパイズ、撮影:テッド・スケイフ、音楽:ジャック・ルーシ
ェ、原作:ウィルバー・A・スミス、   ロッド・テイラー、イヴェット・ミ
ミュー、ジム・ブラウン、ケネス・モア、ペーター・カルステン  )
     
意外な面白映画で、アフリカコンゴを舞台にした作品。(ロケ地はジャマイカ)

傭兵が、窮地に陥った村の住民を救出し5千万ドルのダイヤとともに帰ってく
る戦争アクション物。仲間を募り、さまざまな確執やいざこざを抱えながら手
に汗握る攻防が繰り広げられる、といいたいところだが、全てに関してもう1
歩というところか。

脚本は、結構面白いと思うのだが、演出にキレがない。ジャック・カーディフ
は、撮影監督として成功した人で、何本か監督も手懸けた中の1本がこの映画
である。記憶に残っているのは、「あの胸にもう一度」というアラン・ドロン、
マリアンヌ。フェースフィル共演の官能的な不思議なタッチの恋愛映画だが、
この映画はアクションシーン満載の戦争物である。

金のためとコンゴ独立の大義のため、最後はジム・ブラウンの死を巡る攻防で
ダイヤに目がくらむ欲望むき出しの主人公たちに、人間としての尊厳を問う展
開となるが、見終わったあと胸のつかえが取れたようにも感じた。

B級戦争映画としては、出来は良い方で思わぬ拾いものをしたような感じであ
る。ロッド・テイラーは、リノ・バンチュラを髣髴とさせるところがあり、彼
の出演映画を見ると、リノ・バンチュラの映画が見たくなる。

タフな傭兵役にはぴったりで、ジム・ブラウンもはまり役で、この主演コンビ
はなかなか面白かった。花を添えるイベット・ミミューは、懐かしい女優さん
で、あまり見かけないがB級映画で活躍した女優さんである。
時間を潰すにはちょうど良い作品だが、映画館でお金を払ってまで見るのかと
いえば難しい。

“毎日が映画日和” 65点
*主演のロッド・テイラーが、訃報のニュース(2015年1月8日)

タグ:拾い物映画
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大列車強盗団「EOBBERY」 [ピーター・イエ―ツを追っかけろ!]

☆大列車強盗団「ROBBERY」
(1967年製作 ピーター・イエ―ツ監督、脚本:エドワード・ボイド、ピ
ーター・イエ―ツ、ジョージ・マークスタン、撮影:ダグラス・スローカム
音楽:ジョニー・キーティング、原作:ジェラルド・ウィルソン
スタンリー・ベイカー、ジョアンナ・ベテット、ジェームズ・ブース、バリー・
フォスター、フランク・フィンレイ、ウィリアム・マーロー)
         
ピーター・イエ―ツ監督の出世作で、1963年にロンドン郊外で起きた列車
強盗事件を描く映画。

260万ポンド(今日だと4000万ポンドに相当)強奪にまんまと成功し、
潜伏をするのだが、15名の強盗団ともなるとほころびが出てしまうのは仕方
がないのか、一味の1名が空港で捕まってしまうことから、映画では次々と捕
まってしまう、実際は翌年逮捕されている。

首謀者のビッグスは30年の刑で服役するが、15か月後に脱獄し1970年
にブラジルへ逃れ、以来36年の逃亡生活を送りその後英国で8年間服役し、
その後釈放され2013年12月に死亡した。

宝石強盗で資金を稼ぎ、列車強盗の準備金に充てるあたり、また列車を襲うシ
ーンは緊張感が漂い、ピーター・イエ―ツの才能を感じるシーンとなっている。
ジェームズ・ブースが執念深い刑事役を好演している。スタンリー・ベイカー
は制作にも名を連ね、力のこもった演技を見せている。

全体の構成が良い。小品ながら脚本もしっかりしていて手を抜いていないのが
感じ取れる。
ピーター・イエ―ツ作品は、このところ意識して観ていたが、彼の
この作品が、「ブリット」以後に繋がっているのだということがよくわかる佳作
である。

ピリリと辛子が利いた映画で、食べ終わって上手かったなあ~“とい
う作品。以前も触れたが、イエ―ツ監督は、映画作りをよくわかっている
監督で、はずれの無い監督だが、マックィーンがこの映画を見て「ブリット」
に抜擢したというのは、あまり知られていないのではないだろうか。
彼の映画は、どれも一見の価値があります。

“毎日が映画日和” 85点

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デンジャラス・バディ「The Heat」 [大いなる失敗作?]

☆デンジャラス・バディ「The Heat」
(2013年公開 監督:ポール・フェイク、脚本:ケイティ・ディボルド
音楽:マイク・アンドリュース、撮影:ロバート・イェーマン
サンドラ・ブロック、メリッサ・マッカーシー、デミアン・ビチル、マーロン・
ウェイアンズ)
    
ライトコメディタッチで、サンドラ・ブロックがシリーズ化を狙って作ったと思われる映画。
特に際立って述べることもないような映画だが、アメリカでは受けたのだろう。製作費の4倍近い興行収入をあげている。

劇中描かれる、会話のやり取りやオーバーアクションにアメリカ人は笑うのだろうが、字幕の日本語では良く分らない。
この手の映画は、昔からハリウッドでは製作されており、サンドラ・ブロック
でいえば「デンジャラス・ビューティー」シリーズがそうである。シリアスド
ラマからコメディまで、最近ではSFパニック映画(宇宙遊泳までしてみせる)
と何でもこなせるアカデミー賞受賞の大女優となったサンドラだが、50歳を
迎えこれからどのような映画に出演するか楽しみである。

共演のメリッサ・マッカシーは、どこにでもいそうなアメリカの太ったおばさんで、性格俳優とし
て出番は多くなるだろうが、意外と身のこなしが軽いのが目立った程度。
ストーリーも、取り上げて記載するほどの脚本でもなく、ごくごく普通の映画で、出来も普通だった。

”毎日が映画日和“ 50点

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インサイダー「The Insider」 [ググッと胸に迫る大人のサスペンス!!]

☆インサイダー「The Insider」
(1999年製作 マイケル・マン監督、脚本:エリック・ロス、マイケル・マン、音楽:リサ・ジェラルド、ピーター・バーグ、撮影:ダンテ・スピノッティ、 アル・パチーノ、ラッセル・クロウ、クリストファー・プラマー、
フィリップ・ベイカー・ホール、ダイアン・ヴェノーラ、リンゼイ・クローズ)
      
実話を基に描いた力作、傑作。たばこ会社の副社長(ラッセル・クロウ)が内部告発する物語で、テレビで人気の番組プロデューサー(アル・パシーノ)が、さまざまな圧力を掛けられながらも人脈を駆使して、最終的には告発にこぎつける物語。

前半の守秘義務をめぐる駆け引きや、徐々に心が離れていく、妻との亀裂などスリリングにストーリーは展開していき、後半はプロデューサーとCBSの内部との抗争と圧力を描き、サスペンス仕立ての社会派ドラマとなっている。

脚本が良く出来ていて、練に練られている。プロデユーサーが、会社の上司から休暇を命じられながらも、情報提供者は必ず守るという信念のもと、奔走するあたりは、報道の自由と企業経営者側との確執も描かれ、非常に興味深い。

マイケル・マン監督は、(この映画の5年後アル・パシーノとは、再び「ヒート」でコンビを組む)
この作品他のスタッフも含め、アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞(ラッセル・クロウ)、脚色賞、撮影賞、録音賞、編集賞の7部門にノミネートされたが、惜しくも受賞を逃している。しかしながら、この年(第72回アカデミー賞)の候補作品の中で、作品賞と監督賞は、「インサイダー」が最も相応しいと思っている。それぐらい見応えがあったし、映画として面白い傑作となっている。

前半と後半で、アル・パシーノが、会社に対する思いが変化していく過程が、良く描かれていて、同士のはずだったキャスターマイクとの心のずれや、立場の違いも良く描かれていた。
クリストファー・プラマーが、キャスター役で重厚な演技をみせれば、多くの映画で脇役として出演するフィリップ・ベーカー・ホールが、会社を守るための上司役を味のある演技で楽しませてくれる。

それにしても、たばこ会社の企業の論理は、凄まじい。健康を害そうが死人が出ようが、それは煙草を吸う側の問題とでもいうような姿勢で、企業の利益を守るためさまざまな手段を講じる。似たような企業は沢山あるのだろうが、かつては煙草愛飲者だったので、この映画のテーマには、関心が高かった。

映画作りのうまい人たちが集まって、優秀なスタッフ、キャストが揃えばいい映画ができるという見本のような映画。
157分が、短く感じたほどで、面白かった。アル・パシーノ作品では、先日「エニイ・ギブ・サンディー」を見たが、これも素晴らしい映画だった。役作りの上手い俳優である。

“毎日が映画日和” 90点





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