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マッキントッシュの男(ポール・ニューマン)「The Mackintosh Man」 [クールなタッチが堪らない]

☆マッキントッシュの男「The Mackintosh Man」
(1973年制作、ジョン・ヒューストン監督、脚本:ウォルター・ヒル
音楽:モーリス・ジャール、撮影:オズワルド・モリス、原作:デズモンド・バグリィ、
ポール・ニューマン、ドミニク・サンダ、イアン・バネン、ジェームズ・メイソン、ハリー・アンドリュース、ナイジェル・パトリック、マイケル・ホーダーン)
   
巨匠ジョン・ヒューストンが、イギリスの冒険小説家デズモンド・バグリィの原作を映画化したスパイサスペンスである。
脚本は、1972年にデビューしたウォルター・ヒル監督で、その上、音楽はアカデミー賞8回ノミネート3回受賞のモーリス・ジャール、撮影はアカデミー賞受賞歴のあるオズワルド・モリスと一流のスタッフが集結、否が応でも期待が高まる。

モーリス・ジャールの旋律が全編にわたってミステリアスな雰囲気を醸し出し、マッキントッシュ(ハリー・アンドリュース)の指示を受け、宝石強盗を装い刑務所に入りソ連のスパイ、スレード(イアン・バネン)と一緒に、脱獄するまでは快調に展開する。

アイルランドでロケ(ジョン・ヒューストンの別宅があった)されており、荒涼とした風景、港町の風景が雰囲気があり興味深かった。
物語は、熱烈な愛国者として知られる議員ウィーラー(ジェームズ・メイソン)の二重スパイを暴くため、マッキントッシュ〔ハリー・アンドリュース〕が、リアデン(ポール・ニューマン)を組織に潜入させ、正体を暴くのだがちょっと解りづらく、映画では背景や立場が説明不足のように感じた。

刑務所からの脱獄のエピソードも、何故リアデン(ポール・ニューマン)に声が掛かるのかがもう一つ理解できなかったし、マッキントッシュの秘書のスミス夫人(ドミニク・サンダ)が、実の娘で、最後の教会での人質交換の場面でも、父親の復讐というのは理解するのだが、ソ連のスパイ2人を撃ち殺すのも説得力が乏しかった気がする。

淡々としたシリアスなタッチで、見応えはあるのだが渋い通好みの作品と言った方がいいのだろう。
派手な銃撃戦とか、爆破シーンとかはないが、ポール・ニューマンは魅力的だし、ドミニク・サンダが美しい。フランス出身の女優で、ベルナルド・ベルトリッチ監督作品で有名な女優である。

数多くの作品に出演をする英国の名優達、ジェームズ・メイソンの悪役振りは相変わらずで、ハリー・アンドリュースも好演、他には、イアン・バネンやナイジェル・パトリック等実力派俳優達が、脇をしっかり固めている。

カーチェイスや刑務所からの脱出、隠れ家からの逃走、海中シーンや豪華ヨットでのエピソード等盛りだくさんの脚本なのだが、全体的に地味だったことが、もう一つ話題にならなかった要因だろうが、シリアスなタッチが好みの映画ファンには、面白い作品に違いない。
ポール・ニューマンファンとしては、ちょっと物足りない作品となってしまった。

“毎日が映画日和” 70点


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