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子連れ狼(第6作目)―地獄へ行くぞ!大五郎― [面白時代劇を見逃すな!]

子連れ狼―地獄へ行くぞ!大五郎―
(1974年制作、黒田義之監督、脚本:中村努、音楽:村井邦彦、撮影:牧浦地志、
 若山富三郎、大木実、富川昌宏、木村功、瞳順子、睦五郎、小林千枝、草野大悟、石橋蓮司、曽根晴美、西田良、潮健児)
   
シリーズ6作目にして最終作。(主演の若山富三郎は、もっと制作を続ける予定だったために、柳生烈堂との決着はつかないまま、終わってしまった)

蔵王の雪山でロケしたという合戦シーンは、今迄観たこともない画面となっているが、そりやスキーで滑りながらの斬り合いは、大変だったことだろう。
当初監督予定だった、三隅研次は、脚本の段階でこれでは西部劇ではないかと、演出を断っていて、特撮物で知られた黒田義之監督に演出を頼んだという裏話がある。

子連れ狼の乳母車が、そりとなって雪原を駆け巡るのは、荒唐無稽だが、今迄もありえない設定で制作されてきたシリーズということも考えると、これはこれで面白いアイデアだった。

柳生烈堂(大木実)も子供を殺され残るは、娘香織(瞳順子)一人となり、拝一刀へ挑んでゆくが返り討ちに会い正妻の子を全て失った烈堂は、妾腹の子で、土蜘蛛一味を率いる土蜘蛛兵衛(木村功)に最後の望みを託すが、柳生の為ではなく、土蜘蛛一族のために拝一刀を倒すためだと拝一刀へ挑んでいく。
設定が面白いし、土蜘蛛3人衆無我(宮口二郎)無門(石橋蓮司)無堂(草野大悟)が、無気味で凄かったのだが、意外とあっさり一刀の乳母車の薙刀兵器に殺されてしまうのは、ちょっと意表を突かれた感じでもう少し迫力あるシーンが見たかった。

「続・荒野の用心棒:Dijango」で、ジャンゴが棺桶からガトリング銃を出し、ジャクソン一味を撃ち殺すシーンの様な、荒唐無稽な物語を見せてくれるのだが、今回は蔵王の一面の雪の中に裏柳生黒鍬一味が、ズラッと並んでいる様は壮観で、(前作では砂丘での決闘シーンで似た様なシーンがある)スタントの人達も大変だったことだろう。

このシリーズは、アメリカでロジャー・コーマンの会社が配給、第1作と2作を編集し、「Shogun Assassin」として1980年に公開された。
オカルト的人気を誇る作品で、クエンティン・タランティーノ等映画人のファンも多い。アメリカンコミックの大御所、フランク・ミラーが「子連れ狼」を大絶賛したことから、アメリカでの人気も高い作品である。

今となっては、この手の作品は誰も制作しないが、ガキ向けの映画ばかり制作する時間と余裕があったら、大人向けの面白い時代劇を是非制作してほしい。
シリアスな原作本の映画化も悪くないが、コミック本の映画化も、面白いと思うのだが、、、。
子役、富川昌宏君のさまざまな驚きの表情や、可愛い仕草が大好きだった。

“毎日が映画日和” 80点




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